ようやく涼しい気候となり、私自身のやる気スイッチもONになったので、梅の木を伐採することにしました。
実は、夏前に伐採しようと思っていたら、チェーンソーが壊れてしまったのです。
すぐに新しいチェーンソーを買ったのはいいのですが、その後やる気がまったく起きず、季節はすっかり秋へと移行していました。
さて!
中途半端に半分だけ切っていた梅の木を、根元から伐採します。
庭の木の伐採
この2年間で、庭の木を12本伐採しました。
柿の木4本(内1本はすでに枯れていたもの)
栗の木1本
梅の木2本
松の木5本
一気に全部伐採したわけではなく、2年間の間に何回かに分けてシルバー人材センターへ依頼して、伐採していただきました。
父が亡くなった翌年の春には、4本の木を伐採しました。
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そして、今年の春には7本の木を伐採。
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その後、造園業者さんに椿の大木を剪定してもらったついでに、柿の木も伐採してもらいました。
最後の梅の木の伐採
昨年の夏、梅の木を自分で半分くらいの背の高さに切りました。
屋根より大きくなった梅の木は、ろくに剪定もしていなかったので、チャドクガはいるわ、オビカレハはいるわで、毛虫たちの巣窟と化していました。
シルバー人材さんは、来年にならなければ来られないと言うし、この毛虫の楽園のまま1年間待つなんてもう嫌だ!と思ったので、自分でとりあえず半分まで切ることにしたのです。
死ぬほど大変でした。(死んでいませんが)
自分の背丈くらいの高さにしたら、今後は手入れもしやすいし、梅の花がちらほら咲くのも風情があっていいわぁ・・・と思ったのですが、結局梅の木の手入れなんぞ、するわけがありませんでした。
しかも、梅の木はとても勢力のある木です。
素人がどんなに切っても、恐ろしいくらいわき芽が出てきて、それらを切るのも一苦労でした。
1年経ってみて、梅の木を中途半端に残したところで、自分にとってメリットはあるかと問いかけてみたら、答えはノー。
そしてようやく根元から伐採する決断をしました。
庭木を自分で伐採するのに必要なもの
準備する道具は、なにがなくとも電動チェーンソー。
2年前、我が家にチェーンソーがあることを知らず、地道にのこぎりで枝を切ったことがありましたが、はっきり言って死にます。(死んでません)
直径3cm以上ある枝は、絶対チェーンソーを使った方がいいです。
というわけで、私の伐採グッズは、電動チェーンソーとチェーンオイル、延長コードと細い枝をカットするための剪定鋏。そして折り畳み椅子。
あと、めちゃくちゃおが屑が飛んでくるので、防護眼鏡もあったほうがいいです。
ちなみに折り畳み椅子は、伐採している最中に、上手くいかなくて心が折れそうになったら、座って休憩するためのものです。
チェーンソーは、リョービ。直径30cmの枝まで対応できる刃の長さです。
これくらいあれば十分です。
新品のチェーンソーはめちゃくちゃカッコいい!
ちなみに父が使っていたチェーンソーは、刃が50cmくらいあったので、いったい父はどんだけ太い枝を切ろうとしていたのやら・・・。
2年前にはこんな梅の木だったのを、昨年半分まで切りました。
そして現在がこんな状態。
この梅の木を、根元から伐採します。
ちなみに、木には精霊が宿ると言われているので、伐採する時にはひたすら「今までありがとう」と感謝の気持ちを込めながら行いました。
伐採方法
生木ってとても重いものです。
いきなり根元から切ると、その後の持ち運びが大変なので、上の枝から切っていきます。
まずは、切りやすい高さの枝から。
チェーンソーが新しいので切れ味抜群で、直径10cmほどの枝は5秒でスパッと切れた時には感激しました。
枝が落ちる場所を、最初に予想してから行うことも大事です。
自分の足に落ちたら、シャレになりませんもんね。
調子に乗って、どんどん切っていきます。
こちらも数秒で切り落とし完了。
さて、いよいよ木の根元を伐採します。
切れ味いいから、これは楽勝じゃないでしょうか。
と、思ったのは最初だけ。
この梅の木の根元は、直径40cmはあり、チェーンソーの刃が枝の太さに対して足りないため、悪戦苦闘。
反対側から刃を差し込んでも、今度は地面が邪魔をして、幹に刃が入っていかないの!
ひぃぃぃぃ。楽勝だなんて言ってごめんなさい。
この時点ですでに20分が経過。
もはやあらゆるところからチェーンソーを差し込んでいるものだから、幹が無残な姿になってしまいました。
最後は、力で押し倒してようやく伐採完了。
30分はかかりました。
しかも、切り株の断面がこんなに斜めになってしまいました。
本当は、切り株に腰をかけられるくらい、平行にまっすぐに切りたかったのに・・・。
脳裏に、「退職したらシルバー人材でチェーンソー職人として働けるんじゃね?」と少しでも思い浮かんだことを、速攻取り消します。
こうして、我が家の最後の大きな梅の木の伐採が終了しました。
庭に密集した大木がなくなったことで、今年は本当に毛虫の姿をみることがほとんどありませんでした。
栗の実も、柿の実も、梅の実も、もう我が家では採れないけれど、1年間にわたる剪定作業や害虫との闘い、収穫の手間暇を考えると、もう実の成る木は要りません。
時間も労力も体力も気力も失われていく今後は、お店に売られているものを、必要な分だけ買ったほうがはるかにエコな生活です。
父が亡くなってから2年が過ぎ、いろんなことを考え、いろんな経験をし、いろんなことを学んだことは、決して無駄ではありませんでした。
コメント
いやいやお疲れ様でした!
うちには庭はありませんが、夫はチェーンソーで木を切ったことがあります。私はもっぱら枝の始末。しかし枝の始末だって楽じゃないすよ。木は意外と重いんですよね。ましてあんな太い木を切るなんて!
梅も柿も収穫したことあります。朝から1日仕事です。そんで採りっぱなしというわけにはいかない。梅はそのままでは食べられませんからね。柿も渋柿なので渋抜きやら、干し柿ならせっせと剥かなければなりません。
そういう作業は嫌いではありませんが、木の管理もするのは、時間と協力者がなければ大変ですよね。
しっぽさんへ♪
そうそう、切った枝の始末って大変なんですよね。
うちは、切った枝はまだそのままにしていますが、夫が軽トラ借りてきて、ごみ処分場に運ぶというので、今のうちに切れる枝を切っておかないと!と俄然やる気が出てきました(^-^;
梅や柿も収穫は楽しいですが、うちの木は老木で最後は実もあまりつかないのに、虫だけはわんさかいましたねー。
本当に、木の管理って大変です。
そらはなさん、こんにちは!
思い切りよく作業されましたね。
私は梅の木は梅干しも作れるし、梅ジュースにもなるのでちょっと勿体ないように思いましたが。 また柿が大好きなのでなかな柿は切る気になれません。
でも、私の家にあるのは甘柿だけですので、労力は掛かりませんね・・。
梅干しも娘婿さんのご実家からもらっていて、私は梅ジュースを作るだけだし、家から離れたところに木があり、虫の心配もないので、こんな呑気な事を言っているんでしょう。
さて庭の柿の木がお隣の畑に実が落ちて、迷惑を掛けています。
何とか枝を切らなくてはと思っています。私も電動のこぎりが欲しいですねぇ
取り合えず、シルバーさんを頼むつもりです。でもまだ枝は細いからのこぎりでも切れるかも、やってみます。やって上手くいかなかったらシルバーさんに頼んでみますね。 何だかやる気が出てきました。
このちなさんへ♪
私も梅は大好きです。
梅ジュースもおいしいですよねー。
でも晩年は梅の実がほとんどつかなくなっていたので、かなりの老木だったのでしょう。
柿の枝、手動のこぎりで切ってましたよー!
細いから大丈夫かなと思って始めたのですが、めちゃくちゃ時間がかかりました。
時間と体力があれば、やってできないことはありません。
でも、その後の枝の片づけも大変なんですよね~。
がんばってください!(^^)!
お疲れ様でしたね、そらはなさん。
うちも今年は虫がつくサザンカを根元からチェーンソーで切りました。夫にやってもらいました。
そらはなさんはご自分で、すごいなあと思います。
枯れた大王松を根本から切るのは植木屋さんに頼みました。枯れる前に頼めば一人でできたのに、枯れたらどう落ちるかわからないから2人でやる、だから料金高くなるよと言われました。何事も早く決断が大事ですね。夫がやってくれるのを待ってたけど、これは素人は怪我すると思って本職に頼んで正解でした。高い木なので枝一本が30kg位あり、ロープで支えたり、とても大掛かりでした。ずっと見てましたが、切るよりも枝や幹など切ったものが落ちないようにロープかけの方が時間かかっていました。50センチ以上ある根本、やはりまっすぐには切れてません。
そらはなさんも無理しないで下さいね。太い木は下手すると刃が抜けなくなるので、夫も仕事で使っていて大変だそうです。本職は切る前にいろいろ計算してやってるのでしょうね。本当に庭は手間もお金もいろいろかかりますね〜。
ちかちかさんへ♪
チェーンソーで切るのは、比較的楽勝なのですが、その後の枝の片づけが大変です(;’∀’)
大王松、とうとう伐採したのですね。
枯れたほうが、楽に伐採できそうにも思いますが、ちがうんですねー。
大木は、素人では絶対無理なので、プロに頼むしかないですよね。
植えるときは、誰もが夢と希望を持って植樹しますが、いずれ木は老木化しますもんね。
人間の手に負えなくなる前に、手を打たないとダメですねぇ・・・。
ホント、木の管理は手間もお金もかかります((+_+))