オカメインコは、袋の中や箱の中など、狭いところやすみっこが大好きです。
これは発情と関係していて、巣を探し求めているそうですが、我が家のオカメインコのハナをみていると、必ずしもそうではないような気がします。
そして、年齢とともにハナの好きな場所も変化してきています。
若いオカメインコの好きな場所
オカメインコのハナが、袋の中や狭い場所に潜り込むようになったのは、3才の頃。
狭い場所に潜り込むという行動は、発情期の行動変化によるもので、自分の巣を探索しているのだとか。
オカメインコの3歳というのは、人間でいえば25歳前後ですから、まさにハナは結婚適齢期だったのでしょう。
調べてみると、オカメインコというのはオスとメスが協力して卵を温めるというではありませんか。
日中はメスが抱卵し、その間オスはせっせと巣に餌を運び、夜になるとオスが抱卵するという、すばらしいイクメンぶり。
我が家のハナもオスですから、お年頃になったら本能的に巣を探すというのも、納得です。
しかし、ハナが気に入ってよく潜っていた場所は、明るいスケスケのプラスチックケースの中でした。
目がキラキラしていて、ご機嫌な様子がわかります。
ここは、パソコンデスクの上にあるプラスチックの引き出しの中です。
以前は、ごちゃごちゃとモノを詰め込んでいたのですが、断捨離して中身がなくなった引き出しの中は、ハナが大好きな場所。
引き出しの奥へ向かって、喜んで歌っているハナ。
そんなにうれしいのか?と、私がのぞくと、目が合います。
しばらくこの中で遊んで、気が済むとおずおずと出てきます。
どうやらハナは、巣を探し求めていたのではなく、完全に遊び場としてプラスチックの引き出しの中に入っていたように思います。
ただし。
生まれた時から、他のオカメインコ・・・特に異性の存在を知らずに育ったハナですから、巣作りとか抱卵とか、そういった経験がまったくないハナを見ていると、狭い場所に入り込む様子はなんだか見ていて切なくなったりもします。
中年オカメインコの好きな場所
そんなハナも今年で9歳となりました。
人間でいえば40代後半。
まさに中年です。
そして、中年ハナが好きな場所は、馬の上!
以前から、究極にくつろいでいる時は、ソファーの上などでお腹全体で座っているようなポーズをとっていたのですが、2年ほど前から馬のぬいぐるみの上がハナのリラックス場所となりました。
ちょうど馬の背中の上に、ハナがまたがるようにのっかっていて、毎度見るたびに笑ってしまいます。
そしてほどなくウトウトと眠りにつきます。
その姿が超かわいくて、萌える。
まるで馬と一体化したオブジェです。
目が覚めると、まずは背伸び。
そして、馬の上で羽繕いを始めます。
時に、馬のお尻の臭いを嗅いで確認。←何を?
そして、再び羽繕い。
中年なのに超かわいい!!!
以前は、部屋中を所せましと飛び回り、床の上をテケテケと散策し、何かに驚いたり怒ったりと忙しなく動いていたハナですが、さすがに中年となった今ではかなり落ち着いてきたように思います。
ハナがシニア世代になった時には、どんな場所を好むようになるのかなぁ?
*この記事は2019年2月にアップしたものを加筆修正しました。
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