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生命保険の見直し 平成のお宝保険を払い済み保険に変更した結果

お宝保険という言葉を聞いたことがありますか?
一般に、平成ひとケタ年までに加入した保険をこう呼ぶそうですが、当時は予定利率が高くその分だけ保険料が割り引かれていたため、今よりもずっと安い保険料で加入することができました。

夫は、お宝保険に加入していましたが、私はこれを解約しようしました。
今から18年前のことです。

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平成のお宝保険

夫は社会人になって間もなく、会社に出入りしていた保険のセールスレディに言われるがまま加入した生命保険があります。
「定期付き終身保険」というもので、定期保険と終身保険がセットになった商品です。

60歳までに死亡したら4,000万円、それ以降に死亡したら300万円が受け取れるという内容だったと思います。入院特約もついていましたが、詳細は記憶が定かではないので覚えていません。

この保険料は、毎月の給料から約12,000円が天引きされ、さらにボーナス時に5万円×2回/年を支払っていたので、年間の保険料は約25万円。
夫が60歳になる頃には、配当金は1,000万円近くになるという設計書を見せてもらいましたが、その後バブルは崩壊し、配当金などほとんどつかない時代へと移っていきました。

私は生命保険に加入するお金があったら貯蓄するという考えだったので、夫の生命保険の話を聞いた時、なんだか夫がかわいそうだと思ったものです。
だって年間25万円も支払っていながら、そのお金は自分の楽しみに使うわけでもなく、自分が亡くなってから支払われるんだもの。

保険は家族を守るための保証でもあるので、結婚してから加入するのでも遅くはなかったと思うのですが、夫が社会人になってすぐに加入した定期付き終身保険は、後にお宝保険と呼ばれるようになりました。

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お宝保険を払い済み保険へ

そのお宝保険を解約しようと思ったのは、今から18年前のことですから、ちょうど3番目である娘が生まれた時。
バブルは崩壊し、夫の会社もボーナスがどんどん減ってきていたので、保険のボーナス払いを辞めるついでに、生命保険の見直しをしようと思っていた時でした。

その生命保険会社に対してもあまりいい印象がなく、いっそのことすべて解約してしまおうとさえ思っていました。
当然「解約したい」と申し出ても、保険会社も商売ですので簡単に引き下がるわけがありません。
当時、いろんな資料を読み漁り自分なりに生命保険の知識もある程度つけた状態で、担当の方と話し合いしました。

すると担当の彼女が提案してきたのが、ボーナス払いの部分を「払い済み」にするという方法。
年間10万円の保険料の支払いを辞め、解約返戻金で一括終身保険を買うというもの。
終身保険の部分は小さくなるということでしたが、その金額を聞くと約200万円だと言うではありませんか。

ボーナス払いがなくなっても、終身部分が300万円から200万円になるだけなので、十分だと思いました。夫のお葬式費用になりますもんね。(と、夫が先に亡くなる前提)
たぶんこれがお宝保険の底力なのだと思いました。

保険の担当の方と話し合いをするときには、こちら側もある程度知識を持って臨めば、どんどん良い提案をしてくれるものだとも思いました。

実はこの時、私が淡々と自分の考えを述べたところ、担当の彼女に「私と一緒に保険のセールスをやりませんか?」と勧誘されました(笑)。
保険のおばさん並みに私もまくしたてたのでしょうね、きっと・・・。

50代の保険の見直し

その後、夫が転職したのを機に、毎月給料から天引きされていた生命保険は、完全に解約することになりましたが、あの時払い済みにした終身保険の部分は今も残っています。
子どもたちも大きくなり、大学の学費分の貯金も貯まりましたので、今後は老後の生活に向けて保険も見直しするよい機会なのだと思います。

ところで最近知ったのですが、平成のお宝保険から払い済み保険にした夫の終身保険のこと。
「終身保険の解約返戻金」の利息は、銀行に預けておく利息よりもはるかに大きい福利で増えていくという情報を小耳にはさんだのですが、本当でしょうか。

現在、保険料を支払っているわけではないので、年に1度送られてくる契約内容のお知らせだけが接点となっていて、それに合わせて電話連絡があります。
今までは内容についてつっこんで聞いたことがなかったのですが、今度は利息や配当金はどうなっているか、詳しく聞いてみようと思いました。

私も、払い済み契約した当時よりも格段に歳をとり、わからないことはなんでも質問できるようになりましたから。

あ。
これをおばさん化というのでしょうね。

いや。
セールスレディに勧誘された30代の時から、すでに私はおばさん化していたんでしょうね。

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コメント

  1. ピーチわんこ より:

    はじめまして。
    いつもこちらのブログでお勉強させていただいています。

    うちの主人は某M生命に入っています。最初に加入したのはもう30年くらい前なので、そのまま解約しなければ、解約払戻金の利率は5%でした。
    それを知らずに2010年保障を見直しましたら、利率は1.5%になってしまいました。
    それでも銀行に預けるより(0.003%)はるかに利率が良いので銀行に預けてあった1部をそちらに預け替えました。
    あの時もっと詳しかったらなぁ、と惜しい気持ちになります。

    • そらはな より:

      ピーチわんこさんへ♪
      はじめまして(#^^#)
      なんと!解約払戻金の利率5%!!
      昔は銀行の利率もそれくらいありましたもんね。
      それでも2010年でも利率1.5%ってすごいことだと思います。
      若い頃はなーんにも知らないでやっていたことってたくさんありましたよね。
      細かい文字を読むのも嫌でしたし。
      昔に戻って、2018年の今が超低金利時代となっていることを自分に教えてあげたいものです。

  2. T M ♪ より:

    私は予定利率が高い頃の個人年金を持ってます。なので解約はしませんが。
    実は夫の保険もお宝保険だったはずなのですが、レディーさんにしてやられ(笑)保証の見直し、しばらくして解約、となりました。
    終身部分だけ そのまま残していたら…と思うのは 前の方と同じく!の後悔です(笑)。

    終身保険なら30年40年と長くおいたものは、解約返戻金が払い込み金額をかなり上回っているはず…しかも払い済みなら旨味は大きいはずです。
    空花さんのご主人が新卒の頃加入の保険なら予定利率5.5%のかも?しかも終身保険、まさしくお宝保険でしょう。それなら解約返戻金も高いはず。
    よくご検討の上
    解約しちゃって生きているうちに使うのも
    一つのテですね〜〜。
    いつ解約したらいくらになると知っているだけでも、保険でなくアテになる貯金と見なせそうです。

    私もそんなお宝になるなら
    もっとたくさん掛けておけばよかった〜〜(><)と悔やみましたが 後の祭り。
    あの当時はソレで精一杯でした(笑)と自分を諌めていました。
    ところが今からでも増額できる場合もあるんだとか小耳にはさみ…♡♡♡
    ちゃんと約款を読めば載っているらしいけど、そんなものとってないわ(苦笑)
    空花さん仰る通り、保険会社と渡り合うのは勇気が要るけど…聞いてみようと思います。
    5%で運用できるかもしれないんだから!
    がんばります〜〜。
    すっごい手堅い保険会社なので、倒産はまずしないと思うのです。←自己責任の判断

    • そらはな より:

      TM♪さんへ♪
      終身保険というと、ずーっと死んだらおりる保険金だと思っていましたが、解約して使うという手もありなんですよね。
      この辺も、今度保険屋さんへ聞いてみようと思います。
      30年前は、まさかここまで低金利時代がやってくるなんて思っていなかったですもんね。
      そして同じく、もしも将来が予測できたとしても、掛けるお金がなかった・・・。
      銀行も倒産する時代ですから、どうなるかなんてわかりませんが、少なくとも規約だけはしっかり読もうと思っています。
      老眼にあの小さな文字はキツイですが・・・(^-^;

  3. う~りぃ より:

    こんにちは。
    お宝保険なんてあるんですね。初めて知りました。
    私も昨年、保険の見直しをしました。

    またこの続きを楽しみにしております。
    (勉強させて下さい)

    • そらはな より:

      う~りぃさんへ♪
      保険って本当にわかりにくいですよね。
      いくら説明されても、結局は自分で勉強してから質問するのが一番理解する方法かなと思っています。
      私も、毎日が勉強です(-_-;)

  4. とも より:

    こんにちは。
    そーです。そーです。私達世代が働き出した頃の保険は、お宝保険ですよね。銀行金利もびっくりするほど高かった。通帳を見ては嘘〜っとにやけておりました。

    昨年、私も保険の見直しをしました。
    父に言われるまま加入した定期保険付き終身保険。結婚や更新時に見直して、今は主契約の終身保険のみにしました。
    保険も生き物なので、時代やニーズに合わせて変化しますね。付いていた医療保険は、古いタイプなので、5日の免責でした。
    今どき日帰りの入院が多くなっているのに、掛けていても役に立たないので、部分的に解約しました。
    結婚時、夫は入院特約付きの養老保険だけだったので、55才で保険がなくなります。
    そこで、保険を下取りして今後の病気に備えるようにしました。
    終身医療保険は、払い込みも終身タイプが多いのですが、今回は10年支払い保障は終身のものに切り替えました。
    あと10年ならなんとか支払えるかな。
    私は持病もあるので、新たに保険に加入することは難しいので、今ある保険を活用しながら、生活を圧迫しない程度の支払いにしたいと思います。

    • そらはな より:

      ともさんへ♪
      就職した当時は、金利5%だと聞いてもまーったくピンときませんでした。
      保険ほど複雑なしくみはないと思っています。
      自分が加入する保険なのに、わかっていないことが多すぎです。
      自分に合った保険を見つけるのって、本当に大変かもしれませんね。
      保険に入り過ぎて、生活を圧迫したら本末転倒ですしね。
      私もよーく勉強しなくては・・・。

      • とも より:

        三井生命の商品は、組み合わせが自由でその時の家計状況でも残したい保障は残して、いらない保障は解約できるようです。
        払い込み期間も設定でき、保障は終身というところも魅力的でした。息子が加入する時、もっと精査してみたいと思います。高い買い物ですからねー。

  5. このちな より:

    そらはなさんこんにちは 私も今度白内障の手術を受けたら 今入っている民間の生命保険を解約するつもりです というのもなんと80歳までしか保証がついていないからです こんなものに入っていても 仕方がないと思いました でもこのことにせめて五十歳ぐらいの時に気がついていたら払込は10年 保証は一生というタイプに入れたと思います その時の掛け金は 今 入っているものに比べて 割高にはなりますが10年で終わるので大変お得です 当時の私は生命保険の 死亡した時の保証と これは一生保証されるのですがそれは67歳までの かける期間で終わるんです そして入院の保証は80歳で終わってしまいますこの二つの保険を分けることができるとは知らなかったのです このため死亡保険がなくなってしまうことを恐れて 入院部分を見直すことができませんでした本当にバカみたいです 本当に知識って大切ですね でもまあ今からできるだけ自分の希望に沿ったものに入りたいと思っています いつもありがとうございます では失礼いたします

    • そらはな より:

      このちなさんへ♪
      白内障の手術受けられるのですね。
      うちの母も受けましたが、術後は視界が広がってとてもよかったと話してましたよ。
      保険は、歳を重ねるごとにいろいろ制限もついてきますしね。
      どのタイミングでどんな補償のものに入るかは、本当に難しい問題です。
      自分の生活にかかるお金も必要ですし、万が一、万が一って考えての保険は、万が一が一生やってこないかもしれないし。
      私も家族の生活様式が変わるたびに、見直していきたいと思います。