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葬儀後2週間以内に行った手続き 今後もっと大変になる予感

父が亡くなりあっという間に2週間が過ぎました。

葬儀が終わり自宅に戻ってからは、父の遺影を見るたびに悲しくて涙がハラハラとこぼれたものですが、今はやらなければならない手続きに追われ、悲しむヒマもありません。

葬儀後に行った手続き関係のまとめです。

不謹慎ですが、近い将来母を見送らなければならない身として、覚えておこうと思います。

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銀行で行った手続き

葬儀代をおろす

父の葬儀が終わって2日後に、母を連れて銀行へ行きました。
父の口座は凍結されているので、母の通帳から葬儀代をおろしました。
葬儀代は1週間以内に支払うようにと言われておりましたので。

母は足が悪く、日常の外回り的なことはすべて父がやっていました。
銀行口座からお金をおろしてくるのも父だったので、母は自分の口座のキャッシュカードの暗証番号も知らないのです。

よって、母を連れて行き窓口でお金をおろしたのですが、銀行の窓口の方いわく、通帳と印鑑があれば、母でなくとも私がお金を引き出すことは可能とのことでした。

ただし葬儀代はある程度まとまった金額のため、私の本人確認(免許証など)と、母へ直接電話を入れて確認をとるとのこと。

世の中、オレオレ詐欺が多いですしね、これはしかたがないですよね。

公的料金引き落とし名義変更

父の口座から引き落としされていた公的料金(光熱費など)を、母の口座へ変更しました。
銀行に勤める友人から、これは早めにやったほうがいいとアドバイスされていたからです。

引き落とし口座の変更は、手続きをしてすぐに反映されるものではないので、日数がかかります。
引き落とし口座が父のままだと、凍結されているので引き落とし不可となり、後日請求書が届くそうですが、これを支払いにいったりする手間を省くためだそうです。

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市役所で行った手続き

マイナンバーカード返却

これはちょっと悲しかったです。
父が作りたがっていたマイナンバーカード。
ようやく手元に届いたマイナンバーカード。

それが1か月もしないうちに返却することになるなんてね・・・。

後期高齢者医療保険者証返却

簡単な手続き用紙に記入して、後期高齢者医療保険者証を返却して終わりです。
簡単なもんです。

介護保険者証返却

これがいくら探しても見つからないのです。
父は介護保険を受けていたわけではないので、普段は使うことなんてなかったはず。

きっとどこかに大事にしまわれているのでしょうけど、見つけることができませんでした。

後で出てきたら、破棄してくださいとのこと。
なので、これはいまだに返却していません。

年金の手続き

父が受け取っていた年金事務所に電話をしました。
後日、年金受給権者死亡届に必要な書類を郵送するとのこと。

また、母が受け取る遺族年金についてもすべて手続きをしてくださるとのことでした。

一人の人間が亡くなるということ

父は具合が悪いと訴えてから、亡くなるまでわずか2時間程度だったので、あまりにもあわただしく、そしてなにがなんだかわからないという状況でした。

何も考えられない私たちは、葬儀社の方にすべておまかするという形をとりましたが、これは肉体的にも精神的にも本当に楽でした。

「大変だったでしょう」とよく言われますが、葬儀が終わるまでは坦々と儀式をこなすという感じで、あまり頭を使うことがなかったので、実はさほど大変ではありませんでした。
もちろん、夜は線香を絶やさないように何度も起きてはいたので、あまり眠れなかったのですが、気が張っていたのか疲れは感じなかったのですよね。

しかし、本当に大変だと思うのは、実は2週間経った今。

自宅への弔問客も途絶える2週間目ころになって、父の名義変更や解約のための各種手続きが山のようにあるんです。

一緒に提出しなければならない書類もいくつかあり、これらを取り寄せるのも一苦労です。

父の戸籍謄本はもちろんですが、除籍謄本、改製原戸籍というものがあることも初めて知りました。
相続人全員の戸籍謄本や印鑑証明書なども必要になるようですが、すでにこの時点で私はお手上げ状態。

土地の名義変更はさらにめんどうになるようです。

人に言われて動くことは簡単ですが、自分で頭を使って動かなければならないことが、本当に大変なんですよね。

父が亡くなったから、名義はすべて母に変更してください・・・では済まない各種手続き。
人が何十年と生きてきた証は、簡単には変更したり消したりできないんですよね。

母はまったく何もできません。考えもしません。
「みんなまかせるよ」とは言うものの、母のマイナンバー通知書もどこにしまったかわからず、キャッシュカードの暗証番号も覚えていないという状態で、いったいこれから私はどうやって手続きを進めて行ったらいいのか、ほとほと困っています。

こういった手続きが、近い将来母が亡くなった時にまたやってくることを考えたら、これを機に名義はすべて私か夫にしてしまったほうがいいのかな・・・とも思うのですよね。

うーん。
まだまだ先は長そうです。

 

コメント

  1. えりあママ より:

    おはようございます。
    車内で眠ってしまったと書かれていましたが、運転中でなくて良かったです。
    お父さんが守ってくださったんだと思いました。
    諸手続き、大変ですよね。
    私もうろ覚えになってて申し訳ないのですが、役所で提出する相続人を母でなく私にしました。もろもろ税金等は母名義でなく私名義で届くようにしました。うちの母も持っていても何もできないので、私に届けばすぐに対処できますものね。
    光熱費も旦那の名義に変更して、旦那の口座からの引き落としにしました。
    火災保険は私でないとダメでした。直接の血族でないと無理です。
    一旦母にと思いましたが、また同じ手続きをするのが大変ですものね。
    お身体に気を付けてくださいませ。休める時に休む、手続きは逃げて行かないからゆっくり冷静な時にされた方が良いかもしれませんね。
    私なんて半年過ぎてもやってない事ありま~~~す!

    • そらはな より:

      えりあママさんへ♪
      たしかに~。運転中に爆睡しないでよかった(^-^;
      諸手続きは本当に想像以上に大変なのがわかりました。
      話は聞いていましたが、やはり自分で実際にやってみないとわからないものです。
      火災保険は、直接の血族じゃないとダメなんですかー。
      わぁー。じゃあ、我が家も私じゃないとダメなんですね。
      最初は母にすべて移そうと思っていましたが、だんだんやることがあまりにも多くて、やっぱり夫と私で分散するのがいいのかなーと思っています。
      取り寄せた戸籍謄本や印鑑証明は、3か月以内のものじゃないと効力がないのですよね。
      なので、がんばって夏が来る前までには、手続き関係をすべて終わらせて、秋からは断捨離街道へ進むぞー。

  2. みぃ より:

    二度目のコメントです。

    そう、人が1人亡くなることって本当に大変なことなんですよね(^_^;)
    うちも父が亡くなった時の手続きの多さにびっくりしました。しかも、実家の土地がまだ祖父の名義のままで、祖父も父もいないからその変更が大変そうでした(結局、司法書士に依頼したようです)。

    そう、次は母親の時がまた来るんですよね。不謹慎じゃなく、現実として。。私もちゃんと理解しておこうと思いました。

    どうかお体は大事にしてください。休める時は休んでくださいませ^ ^

    • そらはな より:

      みぃさんへ♪
      わぁー!おじいさんの名義のままだったんですか!
      大変でしたね。
      そういうのを聞くと、やっぱり我が子には迷惑がかからないよう、できることはきちんと済ませておかなくてはいけませんね。
      私も、母のためにも今やっていることをきちんと理解して覚えておこうと思いました。

  3. まいこ より:

    少しづつ拝読して日々の勉強にさせていただいております。
    日常の節約ややりくりは全く出来ないへっぽこ主婦ですが、司法書士の補助者として勤めておりますので相続登記については多少わかります。いつも為になる記事をよんでばかりでしたのでお礼になればと思い書き込みいたします。
    信頼できる司法書士に任せるのが一番ですが、法務局でも丁寧に手続きをおしえてくださいます。司法書士としては依頼してほしいですが(^^;)
    (あと登記が複雑な場合はやはりプロに任せた方が安心だと思います。まれに相続漏れが後々に分かり、その時には相続人が手におえないほど増えている…というケース非常に多いです。)
    登記自体は49日を終えて一息ついてからご依頼くださる方の方が多いです。しばらくはお体を大切になさってくださいませ。

    • そらはな より:

      まいこさんへ♪
      はじめまして(#^^#)
      とてもとても助かります。
      やはり専門家におまかせするのが一番ですよね。
      自分一人ではどうしても抜けてたりすることもたくさんあるでしょうし、税金面でもどうしていいかわかりませんから。
      父の友人で会計事務所をやっている方がいるので、その方へ電話をして相談したい旨を伝えました。
      なんだかとてもほっとしました。
      ありがとうございます。

  4. みみっこ より:

    お父様のご冥福をお祈りいたしております。

    本当に突然だったのですね…
    子供の成長ばかりに気持ちが行っておりましたが、両親・義両親の事も思うようになってまいりました。
    いつまでもずっとこのままであって欲しいけれどもそうじゃないんですよね( 涙

    ところで、ここからは私の疑問( いや、かなりどうでも良いのですが汗 )
    印鑑と一緒に写ってるポールペン。
    もしかしたらフリクションボール?
    間違っていたらごめんなさい。
    フリクションボールは公文書や宛名には不可なので、フリクションポールならお気をつけくださいー♪

    • そらはな より:

      みみっこさんへ♪
      子どもから手がはなれつつあると、今度は親のこと・・・。
      年齢的にあたりまえのことなんですけど、準備ができてるかと言われればまったくわからず(^-^;
      こういうことって、自分が経験して初めていろんなことがわかっていくんだなぁ・・・って思います。
      で!
      フリクションボール?自体を知りませんでした!
      熱によって消えてしまうんですね。だから公文書などには適さないのですね。
      いやはや、勉強になりました。
      ちなみに写真は、ネットの無料写真からお借りしたものなので、ご安心を・・・(^-^;

  5. あけ より:

    お父様のご冥福をお祈りいたします。
    私も昨年父を亡くし、母はまだ60代なのに
    手続き関係何も出来ず、大変でした。
    マイナンバーカードは作ってなかったのですが、住基カードの暗証番号を忘れて市役所へ。
    家、土地相続は母ですが、その他は妹と遺産分割協議書作成を司法書士へ。
    父名義の不動産には抵当権の抹消忘れで銀行手続き。
    父の過払い金請求相続で簡易裁判中。
    細かい預金は放棄しました。(提出書類が多いので)
    一年過ぎても終わらない現状です。

    • そらはな より:

      あけさんへ♪
      お父様亡くなって、お母さまも大変でしたね。
      うちの母も手続き関係はまったくダメで・・・。
      結局動かなければならないのは私ですが、もし私が離れて暮らしていたら、もっと大変だったろうなぁ・・・と思います。
      相続って、簡単に「要らないからそっちにやって」というわけにはいかないのですね。
      一年経っても終わらないのですねぇ・・・。
      ああー。覚悟を決めて取り組みます。

  6. しろうさぎ より:

    はじめまして 今年に入りそらはなさんのブログを知り素晴らしい節約とシンプルな暮らしの実践に関心しています。

    お父様のご冥福をお祈りいたします。
    相続の手続きは大変ですが、自分でやると勉強になるので法定相続人関係が複雑でないのならできる限り自分でやると費用効果大きいですよ。
    11年前に父・8年前に義母・2年前に義父と母を亡くし、相続税を心配する資産もないので自分でできる事は自分でしました。
    ブログを読んでいるとそらはなさんならほとんどご自分でできると思います。

    不動産もご自宅をお母さまかそらはなさんが単独相続ならご自分で登記なされると数万円安くなります。
    最近は法務局も親切になって教えてくれます。
    「相続 本人申請」などのキーワードで検索するとやり方・必要書類のひな形などネットで見つかります。
    私ができたんだからそらはなさんなら楽勝です!!

    金融機関も10年ほど前は一旦預かって手続き終わりで戸籍等返却だったのですが最近はその場でコピーして返却してくれるので計画的に一気にやれば1部の戸籍で繰り回せます。
    「遺産分割協議書(ネットでひな形多数あり)」があればその金融機関を一人で相続する場合、相続する一人の署名捺印ですみます(総額を等分でなく○銀行Aさん △銀行Bさんのように分割する)
    一人で相続する場合、解約でなく名義書き換えを選択できるので、ゆうちょ銀行に今からみるとお宝高金利の6・7年前の定額貯金がある場合などメリット大きいと思います。

    お父様を亡くされて心労が多いと思いますが、あせらず頑張ってください。
    最近は本人確認がうるさいのでお母さまを一緒に連れていけるならご一緒に行った方が手続きは楽だと思います。
    ソファーに座ってもらって健康保険証等を出して「本人はあそこにいます。必要なら呼びます」というと大丈夫でした。内心それらしい年齢の人座れせれば不正も可能だわと思いましたわ(笑)

    参考になるブログ楽しみにしております。

    • そらはな より:

      しろうさぎさんへ♪
      はじめまして(#^^#)
      コメントありがとうございます。なんだか力がわいてきました。
      先日、市役所で父の戸籍謄本や改製腹戸籍、除籍謄本などを取り寄せたのですが、4,000円近い出費。
      これらが何度も取り寄せすることのないよう、計画的にやっていきたいと思います。
      銀行の預金は、総額を分割しなくてもいいのですね。
      銀行ごとの分割なら、簡単ですよね。
      銀行にそれらしい年齢の人を座らせておく・・・(笑)、いい方法だと思いました。
      ありがとうございます。

  7. しろうさぎ より:

    以前のコメント欄をチェックしないで差し出がましい事を申し上げてすいませんでした。
    2世帯住宅だったんですね。
    だったら登記は司法書士の先生にお任せした方が安心かもしれません。
    でも遺産分割協議書と相続関係説明図は金融機関で法定相続人の関係を説明するのに便利なのでチャレンジする価値はあると思います。
    父の家を母に名義変更するときに遺産分割協議書・相続関係説明図を自作して戸籍住民票印鑑証明(銀行から却ってきたもの)そろえて登記だけお願いして3万弱の領収書が見つかりました。田舎の小さな家なので大きな不動産ならもっと高いかもしれません。

    母屋をいずれ取り壊すつもりなら土地は名義変更しても建物は名義変更せずに取り壊して建物滅失登記する方法もあるらしいです。
    義父の家を古家つき土地で売った時に土地だけ名義変更して建物は名義変更せず買い主が取り壊して滅失登記する形にして建物分の登記費用を節約という条件で契約しました。
    将来お母さまが介護保険で母屋をリフォームする場合、お母さま以外の名義だと建物の持ち主のサインがいるようです。
    母が手すりをつけるのにツレアイの同意書に署名捺印がいりました。
    諸々色々パターンを想定して会計士の先生に相談なさるとよろしいと思います。
    乱文で差し出がましい事失礼いたしました。

    • そらはな より:

      しろうさぎさんへ♪
      いえいえ、とんでもございません。
      いろいろなパターンを教えていただき感謝です。
      自分で実際にやってみなければ、本当にわからないままですもんね。
      特に将来的に母の介護をすることになったとき・・・ということまで頭が回りませんでした。
      現在のことだけではなく、先のことまで考えて無駄のないような選択をしていきたいと思いました。
      ありがとうございます。

  8. 中野・杉並行政書士事務所 より:

    東京都杉並区で行政書士事務所を開業しております桝田と申します。ブログ記事、拝読させていただきました。
    実は、弊所でも、お客様から、「家族が亡くなった後、いつまでに何をやればいいのかわからない」というご相談をよくいただきます。
    そこで、弊所では、弊所HPのなかで、ご遺族にとって必要となる手続きを、時系列と必要となるケースに分けて整理した「遺族の手続き」というページを開設しております。
    【参照】http://nakasugi2.com/category7/
    もしもご迷惑でなければ、弊所HPの「遺族の手続き」を貴ブログにてご紹介(リンク設定など)いただけないでしょうか。
    ご検討いただけると幸いです。宜しくお願い致します。