お店に見たことのない野菜が売っていれば、とりあえず買ってみることにしています。
最近は、新たに開発された変わった野菜もたくさん市場に出回るようになったので、どんな味なのか食べてみたくなります。
今回の野菜は「プチヴェール」というなんともかわいらしい名前。
”プチ”は”小さな”、”ヴェール”はフランス語で”緑”という意味。
「小さな緑」という名前のついた野菜のお味は、果たしてどんなお味でしょう。
プチヴェールとは
芽キャベツとケールを交配して生まれたプチヴェールは、日本の増田採種場が開発したアブラナ科の野菜です。
12月頃から出荷が始まり3月までの期間限定野菜なので、まさに今が旬。
開発した増田採取場のHPでは、プチヴェール1袋90gで300円とありましたから、けっこういい値段です。
生協で注文したおまかせ野菜ボックスの中に、あさつきや小松菜と一緒にプチヴェールという見たことも聞いたこともない野菜が入っていましたが、昨年はテレビなどでも紹介され、ちょっとした話題になっていたようです。
全然知らなかった!
プチヴェールの栄養価
以前住んでいた社宅の庭に、ケールを植えて食べていた方がおりました。
「ケールってものすごい栄養で体にいいんだって」と、社宅仲間で噂にもなりましたが、なんせ当時の私は若くて、そんな野菜には興味も無し。
野菜なんて、じゃがいも、人参、玉ねぎ、キャベツがあれば、とりあえずいいよね、くらいに思っていたのですが、あれから20年。私も歳をとりました。
ケールと芽キャベツのハイブリット野菜であるプチヴェールの栄養価は、ビタミンC、カロテン、鉄分、カルシウムが豊富。
カルシウムは牛乳の4倍、カロテンはかぼちゃの6倍も含まれています。
カルシウムは、骨粗しょう症対策として、カロテンは、視力の維持や、がんの予防、免疫力の強化、アンチエイジングなど、健康を保つために重要な働きをする栄養素ですので、まさに私にぴったりの野菜。
見た目は、キャベツの葉っぱが開いたような形をしています。
プチヴェールは糖度がスゴイ
プチヴェールの糖度は11~13度にもなり、ミカンやイチゴに匹敵する糖度だといいます。
見た目キャベツで、ケールほどの栄養価があり、しかも甘い?
ますます気になる野菜ではありませんか。
どうやって食べようか悩みましたが、初めての野菜はシンプルに食べるのが一番です。
フライパンににんにくを入れて香りが出たところで、ベーコンと一緒にプチヴェールを炒めて、最後に塩コショーで味付けしました。(言うほどシンプルでもないが)
初のプチヴェール実食
油で炒めると、ぐっと緑が鮮やかになりきれいです。
ひと口食べてみると、繊維がスゴイ。
口の中でかなり強烈に繊維感が主張します。
プチヴェールの繊維は、さつまいもの3倍と言われていますから、なるほど納得。
果たして、ミカンやイチゴのような甘さはあるのか?と思ったのですが、ああ、勘違い。
味はミカンでもイチゴでもなく、糖度がミカンやイチゴに匹敵するってことなんですよね。
なので、味はやっぱりキャベツっぽい。
しかし、キャベツ特有のほんの少し感じる苦みがまったくありません。
そして、その豊富な繊維を口の中で何回も噛んでいると、たしかに甘味が増してくるんです。
ああ、糖度が高いってこういうことだったのね。
プチヴェールは噛めば噛むほど甘味が舌の上に感じられるキャベツなんです。
こういうシャキシャキとした食感の野菜は大好きなので、もっと他の調理方法でも食べてみたいと思いました。
増田採取場のHPでは、プチヴェールの胡麻和えやクリーム煮、トマト煮、中華炒めなど、様々なレシピを紹介しています。
プチヴェールは、繊維のクセはすごいけど、他のどんな食材にでも合う万能野菜ってことなのでしょう。
冬限定の野菜プチヴェールが、もっと市場に流通して、もう少し安く手に入れられたらいいなぁ。
コメント
こんにちは。
新しいこと、興味のあることにどんどん挑戦されるそらはなさん。
私は正反対だわー。
食べたことのないものに手を出すことがほとんどないの。
同じものを百々津巡りで食べてます(笑)
そらはなさんが先人を切って食リポしてくださるので、
その食べ物に出会ったら買ってみようかしら。
今はシーズンじゃないかもしれないけど、
ガメラみたいにゴツゴツした、ブロッコリーかカリフラワーの仲間みたいなのは気になってます。
そうそう、今日やっと料理用の温度計を買ったので、糀甘酒に挑戦しまーす。
るり玉さんへ♪
なんかね、野菜にハマってしまって(#^^#)
とりあえず口に入れたいという欲求が勝ってしまい、見ると
おいしいですよ。
あ、甘酒は、うるち米で作るよりももち米で作ったほうが甘味が出ます。
まだやっていないのですが、るり玉さんに触発されて、もち米で作ってみたくなりました(#^^#)