畑で家庭菜園をやっているだけでは飽き足らず、ついにプランターで野菜を育て始めました。
目の前に畑があるんだから、畑に植えろよ…と自分でもツッコんでみたのですが、プランターで育てるほうが簡単にできるし、防虫対策もしなくていいのでお手軽だと思ったからです。
しかし、これが大きな間違いでした。
私のベランダプランター菜園は惨敗でした。
プランター栽培のメリット
プランターで野菜を育てるメリットは、なんといってもお手軽にできるところでしょう。
必死に土を耕して、元肥を入れて畝を作り、害虫対策として薬を混ぜ込んだりしなくてもいいのです。
買ってきた「野菜の培養土」なんていう清潔な土を、プランターにザザーと入れればそれでいいのですから。
オシャレなエプロンなんかつけて、品のある帽子なんか被っちゃって、都会チックなベランダで、まるで絵になるようなプランター栽培。(私の勝手なイメージです)
対する私は、ジャージにロング長靴でネット付きの帽子を深々と被り、絶対に誰にも会いたくない格好で畑を耕しているのですから、プランター栽培に対する憧れというものがあります。
しかも、ベランダで野菜を育てると、畑とちがって害虫被害にも遭いにくそうです。
畑は周囲に木や雑草も生い茂っているので、そこら中に虫が隠れて隙あらば野菜に群がってきそうですが、ベランダならば簡単には来られないでしょう。
ベランダでのプランター栽培
そんな私の勝手な思い込みで、このたびベランダでプランター栽培を始めました。
種を蒔いたのは、水菜とラディッシュ、そしてガーデンレタスミックス。
1カ月もすれば収穫できる手軽さと、さほど大きくないプランターでも育てられると思ったからです。
それに畑だと防虫ネット必須ですが、プランターなら必要ないと思いました。
種はたくさん余っているので、本当は畑に蒔きたいけれど、今更トンネル掛けをするのもめんどうだな・・・というのが正直な気持ちでした。
今年は、花の種から育苗しているのもあって、ベランダもにぎやかです。
プランター栽培大失敗のわけ
しかし、種を蒔いて順調に発芽したところまでは大成功だと思っていたのですが、徐々に雲行きが怪しくなってきました。
まず、畑に種を蒔いたものと違って明らかに生育が遅いのです。
ベランダだと午後から日陰になるので、最初は日照時間の違いかな?と思いました。
▲ガーデンレタスミックスのプランター栽培
そこで、お日様の当たる場所へ移動したりもしましたが、やっぱり生育がいまひとつ。
次に考えたのは、これは肥料不足なのではないかということ。
市販の野菜の培養土には、最初から肥料が混ざっていると書かれているので、それを過信していましたが、野菜の成長に伴って追肥も必要なのかと思い、液肥を与えたりしました。
それでも、やっぱり成長が遅い。
▲畑で採れたラディッシュ
畑のラディッシュや水菜とは明らかに葉っぱの大きさがちがうのです。
そうこうしているうちに、葉っぱに虫食い跡が見られるようになりました。
▲水菜プランター栽培
まぁ、多少は虫にも食われるよね…と、思った次の日、水菜の葉っぱがほとんど食害されていることに気が付きました。
たった1日で葉っぱがなくなってしまったのです。
うっそ!!なんで??
と思った私の目に飛び込んできた衝撃映像!!
この真っ黒な姿は、カブラハバチじゃないですかっ!!!

2年前にも水菜を全滅に追い込んだ犯人です。
彼らはアブラナ科の野菜が大好き。
だから、ベランダだろうとどこだろうと、成虫がアブラナ科の野菜に卵を産み付け、孵化した幼虫は野菜の葉っぱをすべて食べ尽くすというわけです。
お隣のプランターラディッシュにも、カブラハバチの幼虫がいました。
虫たちは、野菜の放つ特有な匂いを嗅ぎつけてやってくるのでしょうね。
だからベランダだろうと畑だろうと関係ないわけで、プランター栽培でも防虫ネットは必要だったのです。
嗚呼、バカバカ、私のマヌケ。
タワマンの高層階のベランダならばいざ知らず、ここは目の前に畑が広がるベランダだっつーの!
悔しいけれど、水菜もラディッシュにもベニカスプレーを散布して、そのまますべて廃棄処分といたしました。
我が家のベランダでは、オシャレなプランター菜園は無理だったのでした。
幸いキク科のガーデンレタスミックスは、虫も寄り付かずスクスク成長中。
だけども今後は、地道に畑を耕そうと決意した次第。
それと、種から育てたお花はプランターでもきれいに咲かせることができたので、 私がタワマンごっこをするならば(←ちがう)お花の栽培が良いところでしょう。
今年も畑で戯れよう。
我が家のポタジェガーデンにお花が咲くのももうすぐです。
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