かつてこの家は、親世帯と子世帯が暮らすための二世帯住宅でした。
築45年の実家は頑丈な造りでしたが、冬になるととにかく寒く、広さのわりに快適とは言えませんでした。
リノベーションを決意
やがて父が亡くなり、子どもたちも独立し、母も施設へ入居。
気づけば私は、広すぎる実家をひとりで管理しきれなくなっていた のです。
リノベーションを決意したきっかけは、換気扇ダクトに鳥の巣を見つけたこと。
「このままでは家が傷んでしまう」
そう思った瞬間、ようやく重い腰が上がりました。
減築という選択
リノベーションでは、これから年齢を重ねていく私たち夫婦が、無理なく、長く、心地よく暮らせる家 をテーマにしました。
そのために選んだのが、あえて“広さを減らす”という選択。
2階はすべて解体し、私たちの居住スペースも減築、実家側も一部を減築して、暖かく段差のないコンパクトな平屋を目指しました。
リノベーション Before & After
① リビング・ダイニング

奥:リビングダイニング 手前:寝室 冬はすきま風もあり寒かった

寝室とつなげて広いLDKに。光がふんわり広がる北欧ナチュラル空間へ
②キッチン

キッチンのシンクは50年くらい使っていたもの!

食器類はカップボードに収まるだけの量に
③ 和室→ 寝室

押入れはかび臭かった和室

寝るためだけの私の寝室となりました
④仏間→ゲストルーム

湿気の多かった仏間

光と風が通るゲストルームとなりました
⑤浴室

タイル張りで窓も大きく冬は特に寒かった浴室

窓なし、断熱性の高いユニットバスへ。木目の壁で温かみのある空間に。
⑥玄関

ガラス引き戸。外気温とほぼ同じだった玄関

断熱ドアとFIX窓 暖かく明るい玄関
Beforeの画像は、実家のあふれるモノをほとんど処分したあとなので、いくぶんスッキリしています。
でも、実際のところは——それはもう、すごかったのです。
長年の暮らしの積み重ねで、和室にも押し入れにも、
「いつか使うかもしれないもの」がたくさん残っていました。
父や母の思い出の品も多く、片づけは簡単ではありませんでした。それでも、減築リノベを決めたことで、“本当に必要なものだけを残す”という覚悟が生まれた のだと思います。
減築後の暮らしで感じた変化

北欧ナチュラル風なLDK
減築してから、家はただ新しくなっただけではありません。
暮らしそのものが軽やかに変わりました。
・掃除や管理がラクになった
・光が家の中心になった
・動線が短く、家事がスムーズ
・使う部屋だけを整えればよい安心感
・夫婦ふたりにちょうどいいサイズ感
広さを減らしたことで、本当に必要な心地よさだけが残った家になりました。
まとめ:広さよりも、心地よさを選ぶ
2階建ての二世帯住宅を平屋に減築するという選択は、一見大胆に見えるかもしれません。

たくさん悩んだから今の快適がある
でも、暮らしに必要な広さは人それぞれ。
「広い家」よりも「心地よく暮らせる家」 を選んだことで、毎日の暮らしがようやく整いました。
もちろん、とても快適です。
悩んで、選んで、決断して——ようやく完成した家だからこそ、この快適さを少しでも長く保てるよう、大切に使っていきたいと思います。
そして私たち夫婦自身も、この家で長く暮らせるように、体のメンテナンスも大事にしていきたい。
そんな気持ちで、今日も暮らしを楽しんでいます。
リノベーションを決断したきっかけ⬇️



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