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趣味もないし老後は何をしたらよいかわからないという心配は無用

老後を意識するようになったのは、長男が大学進学のために家を出た頃。
それまで3人の子育てでバタバタしていたのが、1人家を出たことで自分の時間が少しずつ持てるようになりました。
さらに次男も大学進学で家を出ると、これまでの生活がウソのように静かで穏やかになりました。

毎週のように息子たちのサッカー観戦の日々が、ぽっかりと無くなり、これから休みの日は何をして過ごしていったらよいのか考えるようになったのがこの頃。
なぜなら私には趣味と呼べるようなものがひとつもなかったからです。

さて、老後は何をして過ごそうか。
そんな不安も出てきたのです。

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50代という老後の入り口

50代は老後の入り口なのだということを、とある本で読んで少し焦りました。
気持は全然若いときのままだから、老後なんてまだまだ先だと思っていたのに。

考えてみると、立ち仕事をしているときに浮動性のめまいに襲われたり(1年くらいで治る)、夜道が見えにくくなり乱視用の眼鏡を買ったことや、白髪がポツポツ増えてきたこと、そして現在50肩真っ最中で、腕が全然上がらない!という更年期オンパレードの私。

こういう症状を目の当たりにすると、自分も確実に老いていっているのだということを思い知らされます。

子育てがひと段落し子どもが独立するのもこの頃。
教育費の捻出に頭を悩ませていたのが、今度は自分たちの老後資金について考えなくてはならないのが50代なんですよね。

一億総活躍社会と言われる昨今ですが、私もいつまで働けるかもわからないのですから、50代の今こそ、生活リズムやこれまでの価値観を切り替えて、自分にとって大切なものとそうでないもの、必要なものと不要なものをしっかりと意識していく時なのだと思います。

そうすることで本当に定年退職したあとは、すんなりと年金生活に移行できると信じています。

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趣味がない

今は仕事をしていますし、まだ3番目の娘は高校生。
大学に進学したら少なくともあと4年は教育費がかかります。
が、来年娘はこの家を出るわけですから、私の時間は今よりもさらに増えることになります。

さて、困った。
私には趣味と呼べるものが何もないのですよ。

身体を動かすこともあまり得意ではなく、かといって家の中でチクチク裁縫したり編み物したりするのも好きではない。
趣味は読書です!と言えるほど本を読んでいるわけでもないし、DVD鑑賞ですら途中で眠ってしまうことも多々あり。

仕事を辞めたら、何をしよう。
母の介護も今後どう展開していくかわかりませんし、本当に今後何を生きがいにしていったらいいのか悩んでしまいました。

劇団四季の出会いがきっかけで

私のブログ歴は10年になります。
最初は、楽天blogで日記的なブログを書いていました。
自分のことや家族のこと、思いつくままダラダラと。

この自虐的なブログをダラダラ続けて5年くらい経ったころ、長男が大学生となりました。
関東で暮らす長男のところへ遊びにいくついでに、1度くらいは劇団四季を観ておこうという軽い気持ちで初めて観たのが「美女と野獣」。

頭をハンマーで殴られ、氷水を頭上から浴びせられたような衝撃を受けました。

主役の方たちはもちろんなのですが、脇役(後にこの方たちをアンサンブルと呼ぶということを知る)も全力で全身全霊ひとつも手を抜くことなく演じる様をみて、一生懸命とはこういう姿を言うのだと知りました。

それに比べて私の日常はなに?なんなの?
適当でいいや、とか、そんな感じでま、いっかーとか、なんて時間を無駄に過ごしてきたんだろう。
与えられたことに全力で向き合って、使命を全うするということは、なんてすばらしいんだ!

もう一瞬にして劇団四季に感電してしまいましたね(笑)

そして5年間続けてきた楽天blogが書けなくなってしまいました。

ブログを続けてきたことでわかったこと

世の中には自分の知らないことがたくさんあるのだということに気付き、ブログも自分が一生懸命生きるための手段として始めたのが「がんばらない節約とシンプルな暮らし」というブログでした。

この頃は、長男が大学生でお金がジャンジャン飛んでいき、家計管理を見直すことに必死だったころです。
「節約」と「シンプルな暮らし」というテーマに絞り、今の自分にできることをひとつひとつ探していきました。

節約って、切り詰めた生活とか物を極力買わないで暮らすとか、どこか切なくて貧乏くさいイメージだったのですが、実はそうではなく、無駄を省いた暮らしができるようになるからこそ、逆に生活の質は豊かになるということが、私にとっては大きな発見でした。

次男も大学生となり、節約生活もすっかり定着してきた昨年、父が突然亡くなりました。
同時に母も一気に老けて、親の死と介護問題という現実が降りかかってきて、何度めげそうになったことか。

それでも自分の備忘録としてブログに書き記すことで、物事も順序立てて考えることができるようになったし、自分の気持ちも整理することができ、ブログは心にためたものを吐き出す精神安定剤のような役割になっていました。

庭の管理や畑仕事が大嫌いで、今までほとんど何もしてこなかった私ですが、父が亡くなったことで必然的にやらなければならない状況にもなりました。
が、とにかく自分に与えられたことに全力で向き合ってみようと、庭の片づけから初めてみたのですが、なんとこれにハマってしまい現在に至ります。

その時、自分が置かれた状況で、物事に全力で取り組むと、これまで見えなかった何かが見えてきて、必ずそこから何が打開策が見つかるものなんです。

趣味は日替わりでいい

趣味がなくて困った・・・と言っていた私ですが、数年前までの私の趣味は「節約」であり「生活の無駄を省くこと」でした。
そして今の趣味は「園芸」。
今やらなければならないことを、とにかく一生懸命やること。
しかも、それらをいちいちおもしろがってやっていると、いつのまにか楽しくなっていて、実はこれが私の趣味なんだと思うようになりました。

だから今後趣味がないなんてことは、これからもないと思います。
日替わりの趣味だっていいのです。
その時は、必要に迫られてやっていることでも、まずはその状況を楽しむこと。
趣味って自分が楽しくやることですもんね。

地域のためにボランティア活動に精を出すとか、英会話スクールで語学を身につけるとか、そんな立派な趣味じゃなくても、waonが貯まったー、配当金が出たー、花が咲いたー、料理がおいしくできたー、などなど自分が楽しくて満足してれいば、それが趣味であり生きがいとなっていくのかな・・・なんてことを、今思っています。

無駄だと思うことをどう自分に活かしていくか

とはいっても、社会の中で暮らしていたら、毎日が楽しいことばかりではないと思います。
社会の中で生きるということは、時にはやりたくない仕事もあるし、こんな無駄なことをして何になるんだ?と思うようなこともあります。

でも、文句ばかり言っていても、結局はやらなければならない。
ならば、無駄だと思えるような事でも、これが自分にどう活かせるのかな?と発想を転換したら、楽しくなってきませんか?

実はこれ、うちの父からの教え。

考え方しだいで、人生は楽しくもなるし、趣味もどんどん増えていきそうで、老後はゆっくりしている暇もありゃしないかも!

 

コメント

  1. いっぽ より:

    そらはなさん。
    はじめましてm(_ _)m
    10カ月前位に、家族との関係に悩んでいて
    そんな中、そらはなさんのブログに
    ご縁があり、
    毎回、楽しみに覗かせてもらっています。

    実は、そらはなさんとは、
    年齢も、家族構成も似ていて
    末の娘は、現在、高3です。
    私も、子供達が、精神的に自立し
    親を必要としてくれなくなった
    昨年辺りから
    趣味を探していましたが…
    コレ❗と、言うものがみつからず
    趣味探しが趣味?という状態でした。

    ブログの『お父様からの教え。』
    とても、心を動かされました。
    何をするのも億劫で
    ついつい、『めんどくさい』
    が口癖になってしまっていた私に。
    心の持ち方を 教えて頂きました。
    ありがとうございます。
    きっと、素敵なお父様だってのでしょうね。

    • そらはな より:

      いっぽさんへ♪
      はじめまして(#^^#)
      ああー、わかります。趣味探しが趣味って時が、私にもありました。
      年々物事が億劫になってきていて、ついめんどくさいと言ってしまいがちですが、どうせやらなければならないことは、楽しくやったほうがいいですもんね。
      私も日々、自分に気合を入れて動いています。
      左腕はますます挙がらなくなってきていますが、気持ちは常に前向きでいきたいと思います。

  2. とも より:

    こんばんは。趣味とまではいきませんが、心を動かすことを求めてますね。
    綺麗な景色、花。じーんとする歌。泣けるドラマや映画。きれいだなー。素敵だなー。と心がウキウキすることを求めてます。
    歌声が好きなK-POPグループのコンサートも、是非聞きたい!という衝動で、申し込んでしまいました。年甲斐もなく。ハハ。

    そらはなさんの書かれた自分が置かれた状況で、物事に全力で取り組む。とても大切なことですね。仏教好きの私は、最近聞いたお釈迦様の言葉を思い出しました。
    ちょっと長いので、全文はNEVERまとめに載ってます。
    出だしの言葉は、『過去を追うな。 未来を願うな。〜〜』です。ダラダラしそうな時に時々思い出して、今、できることをしようと思うのでした。

    • そらはな より:

      ともさんへ♪
      ああ、たしかに心を動かされる何かって大事ですね。
      最近では哀しくて泣くというよりも、感動して泣くほうが多くなってきました。
      で、K-POPにたどりつくともさんってすごい!!
      いいですね~!自分が好きなものはとことん貫くべきです。誰に迷惑をかけるでもなく、好きなものは好きでいいのですよねっ!
      私も、父が亡くなってから仏教にとても興味を持つようになりました。
      京都に行ってお寺巡りしたいなぁ。これが当面の夢かなぁ・・・。