毎月確実にお金を貯める方法は、先取り貯蓄をすることだと言われています。
毎月余ったお金を貯蓄に回すのではなく、最初からなかったものとして貯蓄する。
こうすることで、お金は確実に貯まっていきます。
この先取り貯蓄を、数年前から投資信託積み立てにしています。
財形貯蓄で貯める
夫が以前勤めていた会社では、財形貯蓄をしていました。
毎月一定額が給料から天引きされるので、最初から手取りの額で予算を組むことになります。
そもそも財形貯蓄には、一般財形貯蓄、財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄とありますが、夫のそれは自由に解約ができたので、一般財形貯蓄だったと思われます。(当時はわかっていなかった)
自由度が高い分、金利はさほど高くないのですが、それでも銀行に預けるよりはまだマシで、強制的にお金を貯める仕組みを作ることができました。
我が家は、夫の財形貯蓄を車の購入資金に充てていました。
お金が貯まったら、車を一括購入するようにしていました。
なお、夫の転職に伴い、現在は財形貯蓄はやっていません。
目的別積み立てで貯める
そんな我が家の家計管理ですが、以前は目的別にすべてお金を振り分けて積み立てをしていました。
自動車税や自動車任意保険、各種保険代など年払いのものは、12か月で割って一定額を毎月口座に積み立てていました。
医療費や交際費、被服費など、その月によって変動するものも、1年間にかかるおおよその金額の見当をつけて、12か月で割って毎月積み立て。
さらに、食料品や日用品、携帯電話料金も毎月かかる額はだいたい決まっているので、これも一定額を口座へ入金。
手元で現金管理するものは、私のおこづかいと予備費のみとしていました。
こうした目的別積み立てをすることで、出費が多かった月も少なかった月も、精神的にはストレスなく支出することができました。
こういうのも、先取り貯蓄の一種なのだと思います。
投資信託積み立てで貯める
さて、そんな我が家も、長男が大学を卒業した後から投資信託積立を始めました。
それまでは、毎月お給料が出ると一定額を取り分けて貯蓄する先取り貯蓄をしていたのですが、これを投資信託積み立てへと変えました。
理由は、長男への仕送りや教育費が終わったこと。
少し肩の荷が下りたので、元本保証の銀行の定期預金よりも、投資信託積立でお金を運用していく決断をしたのです。
毎月数千円から積み立てて投資することのできる投資信託積み立ては、自動的に口座からお金が引かれるので、感覚としては積立貯金をしているのと一緒です。
ただし、評価額は1日ごとに変動するので、例えば100万円積み立てたお金が、今日は90万円になったり、翌日には110万円になったりします。(極端な例ですが)
それでも、銀行の金利は恐ろしく低い時代ですから、黙って銀行にお金を預けておくよりも、お金自身に働いてもらう投資信託積立のほうが、はるかに良いという判断をしました。
株や債券は世界の状況や経済情勢によって上がったり下がったりしますが、10年以上の長いスパンで積み立てると思えば、1日の変動に一喜一憂する必要はありません。
投資信託積立の実際の評価額
そんな投資信託積立の現在の評価額ですが・・・。
8年前に始めた投資信託積み立てのひとつは、外国の主要先進国の株式に投資するもの。
昨年4月の時点では、評価額397万円、評価損益 +166万円(端数切捨て)となっていました。
毎月3万円積立をすると、本来は231万円ですが、投資信託積立だと397万円にもなりました。
さらに1年半後の現在。
3万円を8年間積み立てると288万円ですが、投資信託積立では539万円となっています。
あらためて投資ってすごいなぁと思っています。
しかし、すべてがこのようにうまくいくわけではありません。
例えば、世界各国の自動運転関連企業の株式等に投資しているものは、いまだにマイナス評価となっています。
しかし、あまり気にしていません。
なぜなら、こちらは投資を開始して2年半。
投資信託積立というものは、10年以上の長い期間をかけてお金を育てるものだと思っているからです。
こんな形で、現在老後資金をコツコツ積立中です。
貯めたお金を使いたい
お金は使ってナンボだと思っています。
ひたすら貯めてもあの世には持っていけません。
貯めることが目的ではなく、なんのために貯めて何に使うかが重要です。
老後資金にいくらあればいいのかという数字は、政府が決めるものではなく、自分が決めること。
だけども自分が何歳まで生きるかなんてことは誰にもわからないから、なんとなく漠然とした不安が広がるのもしかたがないことです。
だからこそ、子育てが終了後は、自分の暮らし方を見直すよい機会なのです。
私が家計簿をつけているのはこのためです。
今後は、投資を徐々に減らして現金化するタイミングが大事かと思うのですが、これも自分で決めるしかありません。
限られた収入と、限られた時間を使って、目的を持ったお金の使い方をして、人生を着地させたいと願っていますが、成功するかどうかは自分が死ぬ間際にならないとわからないものですよね。
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