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農家レストランの魅力 【清流の森】定食1,000円

農家レストランが好きです。
旬な野菜をふんだんに使った料理が食べられるし、一般的に流通しない野菜なんかもいただけるので、新たな発見があります。
自分では考えつかない料理のしかたも、とても参考になります。

というわけで、今回訪ねたのは秋田県五城目町の中心部よりもさらに奥地にある農家レストラン清流の森です。

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農家レストラン清流の森は学校だった

小中学校の冬季分校だった建物を改装して作ったのが清流の森レストラン。


レストランの横には大きな栗の木があり、近くには小川が流れています。

 

奥にある茅葺屋根の建物は盆城庵ぼんじょうあん
一日一組限定で宿泊することができます。

見渡す限り、視界に入るのはこの2つの建物だけで、周りは山。
びっくりするほどのどかな風景です。

 

開店5分前に到着したのに、すでにお店の前には5~6組の行列ができていました。

平日であれば予約もできますが、土日祝日は予約はできません。
なので早めに来たつもりでしたが、ちょっと遅かったようです。

私の前の方たちで店内は満席となったので、順番待ちの紙に名前を書いてネコバリ岩へ行ってきました。

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清流定食1,000円

レストランは古い分校だったとはいえ、冷暖房完備で店内もとてもきれいです。

窓の外には朝顔があり、学校っぽい雰囲気も残しつつ、清潔感もあります。

さて、注文したのは清流定食1,000円。

季節の野菜や山菜を楽しめるランチメニューです。
食後のコーヒーもついて、これで税込1,000円。

 

この日はイワナのフライに行者ニンニクのペーストがのっかっていました。
イワナって、私は家では料理しないので、こういうのが外食の醍醐味なんですよねぇ。
しかも、フライにはソースというのが自分の定番ですが、行者ニンニクという演出にますます興奮。

 

天ぷらは、かぼちゃ、ナス、シシトウ、パプリカ、トマト、ミズの葉、ヨモギ、大根のばっけ味噌入りと、盛沢山。
噛むと衣がパラパラと落ちるほどサックサク。

 

ニオサクの煮物。
私の周辺では「エニョ」と呼んでいます。

熊も大好物の山菜なので、山へ入るのも命がけ。だからとっても貴重な山菜なんです。
クセのない味で食べやすいけれど、下処理はかなりめんどう。
だから自分ではやらない。なのでありがたい山の恵みをこうして食べられることに幸せを感じます。

 

ミズのカレー粉炒め。
ミズは自宅でも食べるけれど、カレー粉を使うという斬新な発想はありませんでした。
これも農家レストランでの新発見。

 

ミズたたき。
ミズは茎をポキポキ折っていただくことがほとんどで、こうやってたたいたものは初めて食べます。
粘り気がクセになります。

 

夕顔の煮びたし(ばっけ味噌のせ)。
夕顔にほのかな苦みのあるばっけ味噌がよく合いますね。

 

山葵わさびの醬油漬け。
これだけでご飯一杯いけます。

 

きゅうりの辛子漬けとミズこぶの味噌漬け。
きゅうりのパリパリとミズこぶのねばりがおいしい。

味噌汁はモロヘイヤ入り。ご飯はおかわり自由。
そしてデザートは赤シソゼリー。

少しずついろんな味を味わえるのが、とっても贅沢な食べ方だと思います。

【農家レストラン 清流の森】
住所:〒018-1719 秋田県南秋田郡五城目町馬場目字蛇喰27番地
営業時間:11:00〜15:00 [LO14:30]
定休日:毎週木曜日
休館:冬期[12月1日〜4月下旬]
駐車場:約12台

 

お店の入り口では、採れたての野菜などの他、このご時世で手作りマスクまで売っていました。

このお店に来たのは実は2度め。
初めての来店は、10年くらい前に父母と3人で来たことを思い出したりして、さらにノスタルジックな気持ちになりました。

紅葉の時期に行くのも景色に癒されるだろうし、春の山菜の時期にはたくさんの種類の山菜料理が楽しめるでしょうね。

たどり着くまで不安になるような山道ですが、おすすめです。

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