スポンサーリンク

セキセイインコも認知症になるなんて切なくて愛しくて悲しい

専門的なことはよくわからないのですが、セキセイインコにも認知症ってあるのかな?と、最近思うことがあります。
11歳になるセキセイインコのソラが、たまに錯乱状態になって暴れるからです。

その症状は、1年くらい前からみられるようになりました。

スポンサーリンク

セキセイインコが突然暴れる

先日、ソラが突然狂ったように雄叫びを上げました。
「ギャギャギャギャギャギャギャッ!」

11歳のソラは人間でいえば80代後半の老鳥です。
2~3年前から飛ぶこともできなくなり、1年前から左足の指先がうまく開かなくなったので、歩くのも困難です。
なので、ゲージの扉を開放していても、その扉の上で羽繕いをしたり、うたた寝をして過ごします。

その日もソラは、私の背中越しに扉の上でのんびり過ごしていました。
のんびり過ごしていると思っていました。
なのに、突然の雄叫び。

見ると、羽を広げてバタバタさせながら、大声で叫んでいます。

 

両足で立っていられないようで、お腹がゲージの扉にくっついているよう。

 

そして、広げた羽もしまうのを忘れてしまったかのように、バサバサしています。

 

こうなると、ソラ自身も自分でどうしてよいのかわからない様子。
ひたすら「ギャギャギャギャギャッ!」と叫びながらジタバタしているんです。

そんなソラの異変に、よくもまぁ写真なんか撮っていられるな、とお思いでしょうが、実はソラがこうやって暴れるのは、今に始まったことではありません。
1年ほど前から、ソラは雄叫びを上げながらジタバタするようになりました。

最初は2~3か月に1度でしたが、最近は月に1~2度。
もしかしたら、私が不在時にもソラが暴れているかもしれないので、実際のところはよくわかりません。

スポンサーリンク

死期が迫っている?

初めてソラの雄叫びを聞いたのは、1年ほど前の真夜中でした。
真っ暗なリビングから、「ギャギャギャギャギャッ」とソラの声が聞こえてきたときには、何事かと思いました。

ソラの就寝時間は夜8時。
リビングはまだ明るいのですが、ゲージには布をかぶせて目隠しをします。
ゲージの中が薄暗くなると、ソラは途端に大人しくなって、寝る体制となります。
朝がきて布を取り外すまで、ソラは物音ひとつ立てることなく、じっとしているのです。

だから真夜中の真っ暗なリビングで、ソラの鳴き声が聞こえるってことは、一大事なのです。
しかも、さえずるような声ではなく明らかに怒って威嚇しているような険しい鳴き声。

1~2分くらい経つと、鳴き声は止んでソラは大人しくなります。
最初は、その鳴き方がたまたま何かの拍子でそうなったのかと思いましたが、2~3か月後にソラの同じような鳴き声を聞き、その間隔が少しずつ短くなってくると、これはソラが何かを知らせようとしている合図なのではないかと思うようになりました。

私には、ソラが老鳥であるがゆえの、死期を知らせる合図なのだと思いました。
朝、ゲージの布を外した時、ソラが落鳥しているのでは?と、いつも恐る恐る布を取り外す私。

ビクビクしながらソラのゲージをのぞき込んで、いつしか1年が経ちました。
老鳥のソラは、今でもいたって元気で、ゲージから出せとばかりに猛アピールをします。
餌もよく食べます。
飛べないくせに、果敢にも飛ぼうとしていつも失敗します。

だけど。
ギャギャギャギャギャッという雄叫びの頻度は、だんだん増えてきているように思います。

セキセイインコも認知症になるのか?

先日、ソラが暴れた時には、私の手のひらにのせて、両手でソラをすっぽり包み込むようにしました。
羽をバタつかせて、まるで羽のしまい方を忘れてしまったかのようなソラが、これ以上暴れると体力を消耗すると思ったからです。

両手の中に包まれたソラは、体をジタバタするのはやめましたが、雄叫びは収まらず。
3分ほどギャギャギャギャギャッと叫び続け、ようやく静かになりました。
が、そのあとは体全身をガクガクと震えさせ、それが落ち着くまでさらに数分かかりました。
あまりにも震えがひどかったので、けいれんでも起こしたのかと思ったくらいです。

しかし、その後はまるで何事もなかったかのように、いつも通りのソラ。
羽繕いをしたり、キュルキュルと何かをしゃべったり、本当にいつものソラなんです。

ふだんのソラ

この突然の雄叫びはなんだろう?
鳴き方からして、明らかに何かに怒っているような声だけど、ソラの行動はまるで不可解。

もしや、ソラって認知症?
鳥も認知症になるの?
実は前から、薄々とそんなことを思ったりもしていましたが、インコの認知症なんて聞いたこともないので、口には出していませんでした。

今回、ソラが暴れる様子を動画を撮って娘へ送ったところ・・・

やはり、娘も以前からソラは認知症なんでは?と思っていたようです。

人間の場合、認知症は脳の神経細胞が破壊・減少するために起こる症状だとされていますが、そう考えるとあらゆる動物も、認知症になっても不思議ではないのかもしれません。

ソラは歳をとっても食欲だけはあるなぁ・・・と思っていたけれど、もしかしたら食べたことを忘れてまた食べてるんじゃないだろうか?
もう飛べないのに、毎回果敢に飛び立とうとしてすぐに床に落ちるのは、飛べないという現実をすぐに忘れてしまうからではないだろうか?

なんだか切なくて愛しくて悲しい。
そして、これがペットを飼うという責任なんだと、心に刻みました。

 

3週間後、その日はやってきました。

セキセイインコのソラとお別れしました
雛の頃から育てたセキセイインコのソラ。 よくなついて、手乗りにもなって、おしゃべりもたくさん覚えたけれど、ソラが最期まで...

 

 

コメント

  1. Kuma kuma より:

    こんにちは 家の老犬は、メスの匂いがするのか?去年に続き、先月から、時計を持っているかのように、朝4時頃、散歩に行こうと騒ぎます。実行されるまで騒ぎ続けます。
    ペットを飼っているものの務めでしょうねぇ~ で も 元気でいてほしいです。

    • そらはな より:

      Kuma kumaさんへ♪
      ふふふっ(#^^#)
      女子の匂いにつられて騒ぐなんて、ワンちゃん、まだまだお若いですなぁ!
      だけど、朝4時は早すぎ!!
      朝早いのは、やっぱりお年寄りの特徴ですかね(^-^;
      いつまでも元気でいてほしいですね。