夏の暑さもひと段落すると、青紫蘇の葉っぱが生き生きとし始めました。
そしてあっという間に、シソの花が咲き、実がつきました。
今年も、シソの実を収穫して、醤油漬けと塩漬けを作りました。
しその実の収穫時期
今年も種から育てた大葉。
例年にない猛暑が続き、生育はいまひとつだったのですが、9月末になると花が咲き始めました。
植物って、本当に気候に従順ですね。
シソの花は、穂先の下の方から咲き始めまますが、花が終わるとシソの実が出来ます。
実を収穫するタイミングは、花が穂先に2~3個ほど残っている時がベストです。
早すぎても実がまだぷっくり膨らんでいませんし、遅すぎると実が硬くなってしまうからです。
毎年、シソの実の収穫する時期には、ミツバチが忙しく飛び回っているのですが、今年はあまりみかけませんでした。
おかげで、しっかりとシソの実を収穫することができました。
しその実の採り方
昔は穂先をカットし、キッチンで茎から実をしごいて採っていました。
しかし、今はもっと合理的に実を収穫しています。
畑に生えたままの状態で、穂先に指をそえて下から上へ指をすーっとすべらせてシソの実を取っています。
シソの実がまだ若いうちは、穂先から簡単に取れません。
なので、実が簡単に取れるようになった時が、収穫のタイミングでもあります。
また、シソの実は素手で収穫すると、アクで手が黒ずんでしまうので、手袋をつけてやっています。
ぷっくりしたかわいいシソの実が、今年もたくさん採れました。
シソの実の下処理
さて、収穫したシソの実は、まずはアクを抜くための下処理をします。
水できれいに洗ったら、塩を少々ふってもみこみます。
そのあと、熱湯にさっとくぐらせます。
ザルにあげていったん水できれいに洗い、粗熱を取ったら、キッチンペーパーなどで水気をしっかりしぼります。
これで下処理は終了です。
しその実のにんにく醤油漬けの作り方
下処理をしたシソの実で、まずはにんにく醤油漬けを作ります。
すりおろしたにんにく適量とめんつゆをひたひたに注ぐだけ。
一晩経てば、味がしみておいしくなります。
熱々のご飯にのっけて食べても良し、おにぎりにしても良し、焼いたお肉にトッピングしても良し、ドレッシングに混ぜても良し、とにかくなんにでも合うしその実にんにく醤油漬けです。
しその実の良い香りとプチプチとした食感は、クセになりますよね。
シソの実の塩漬けの作り方
さらに、シソの実を塩漬けにして、冷凍保存します。
下処理をしたシソの実を、保存袋に入れて、塩を入れてよーく混ぜます。
シソの実に対して10%程度の塩加減が良いようです。
そして、袋をシャカシャカ振ってよく混ぜたら完成です。
あとは、袋ごと冷凍しますが、パラパラに冷凍できるので、使いたい時に使いたい分だけ使うことができます。
しその実の塩おにぎりやチャーハンに入れてもおいしい。
お豆腐のトッピングやドレッシングとしても活用できます。
凍ったままお弁当のご飯の上にのっけてもいいですよね。
長期保存もできるシソの実は、あると便利な保存食です。
自分で育てたものを、最後の最後まで存分に味わうと、達成感と満足感で満ち満ちます。
今年も、シソの実を収穫できたのは平和のおかげ!
置かれた環境の中で、自分が楽しめるものをどんどん見つけて、どんどんやっていきたいと思います。
*この記事は、2022年9月にアップしたものを加筆修正しました。
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