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卒業式あるある高校編 親目線と雑感

3度めの高校卒業式でした。
長男、次男とも同じ高校を卒業し、今年で娘が最後となりました。
9年間お弁当を作り、9年間送迎しました。
それも終わり!

さて、高校の卒業式を親として3回経験しての雑感です。

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卒業式母の服装と持ち物

1.卒業式に着ていく服

うちの地域は、卒業式ではほぼブラックフォーマル的な黒のスーツです。
私は、全身真っ黒というのは、どうもお葬式を連想してしまうので、インナーは白のブラウスを着るようにしています。
しかし、今回は黒のワンピースに黒のジャケットという出で立ちでしたので、せめてコサージュをつけて胸元を明るく演出しようと思っていました。

でも、結局コサージュはやめました。

なぜなら、式が行われる体育館でも、その後移動する教室でも、コートは脱がないからです。
北国あるある、雪国あるあるですが、体育館の寒いこと、寒いこと!
もちろん暖房も入っているし、大きなハロゲンヒーターらしきものも、広い体育館のあちこちに設置されているのですが、体育館全体は温まりませんものね。

その上今年の卒業式は、猛吹雪。
足元から冷気が入ってきて、コートなんて脱げるわけがありません。

3月上旬の北国の高校卒業式は、寒い。
よって、コートを脱ぐことはない。
つまり、コートの下に何を着ていようとも、さほど気にするほどではない。

娘が最後の高校卒業式だからと意気込んで、スーツなどを新調することもしませんでした。
が、久々に袖を通した黒のワンピースは、心なしかパッツンパッツンしていました。

痩せねば・・・。

2.卒業式に履く靴

長男の時も、次男の時も、黒のパンプスを履いていきました。
履きなれないパンプスは小指が痛いのですが、学校の駐車場から昇降口に移動するためのわずか数十メートルを我慢すればいいのです。

が、今年は猛吹雪の上に道路にも駐車場にも雪が積もっている状態。
先日買った黒のショートブーツが役に立ちました。

学校内に入ってしまえば、持参したスリッパに履き替えるので、外で履く靴もさほど重要ではありません。
でも、靴ってしまっておくと、めったに履いていなくても経年劣化で朽ち果てるので、たまには出して履き具合をチェックする必要があります。

3.卒業式用バッグ

以前はフォーマルの小さい黒いバッグを使っていたのですが、何も入らないのでただの飾りと化していました。

3年前、次男の卒業式の際に、A4サイズが入る黒のフォーマルバッグを買いました。
これが今年も大活躍。
大は小を兼ねるです。

http://nettosyuunyuu2012.blog.fc2.com/blog-entry-900.html
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3度めの高校卒業式で思ったこと

我が家の3人の子どもたちは、みんな同じ高校に通いましたので、私は9年間もこの高校に出入りしていたことになります。
今回、娘の卒業式での雑感です。

1.歌う唄

「君が代」と「蛍の光」と「校歌」の3曲。
小学校や中学校のように、在校生との呼びかけ合う歌はありません。
そんな歌の練習している暇はありませんものね。

若い頃はなんて地味な歌だと思っていた君が代も、この歳になって歌うと、なんだかいい曲、いい歌詞じゃないですか。
苔のむすまで永遠に続く国家に込めた願い。
すばらしいな、うん。

そして、蛍の光や窓の雪明りで勉強する・・・なんて状況、今の学生がわかるのか?
いいえ、私が子どもの頃だって、そんな状況ピンときませんでした。
まぁ、大人も子どもも誰もが歌える卒業式の歌ってことでの選択なんでしょうかね。

最後に校歌斉唱。
3人の子どもたちが通った高校で、入学式と卒業式で聞いてきた校歌でしたが、最後の最後まで斉唱できませんでした。ごめんなさい。

2.校長祝辞

校長祝辞って型にはめなければならないんでしょうか?
各部活動の成績を称え、学校行事の思い出を語り、卒業生へ贈る言葉。
この祝辞、来年の卒業式でも年度と成績を入れ替えれば、そのまま使えるよね?と思ってしまう、アマノジャクな私です。

どこかの校長先生は、卒業式で歌のパフォーマンスをしたらしいですが、それくらいインパクトで個性的な祝辞でもいいのにな。そのほうが、生徒の心に残る卒業式になるのにな・・・なんてことを考えながら、聴いていました。

案の定、式が終わってみると祝辞で何を話したか、まるで覚えておりません。ごめんなさい。

3.吹奏楽

しかし、どんなに退屈な卒業式でも(失礼)、音楽という手段をもってこられたら、私の涙腺決壊です。
しかもそれが、娘が小学校からやってきた吹奏楽部が奏でるものだから、練習大変だったよね、毎日何度も練習を重ねたんだよね、などなど演奏する側の気持ちもわかるだけに、知らず知らずに涙があふれてきます。

長男や次男の卒業式でも、吹奏楽の音楽をきいただけで涙腺決壊しました。

4.教室にて

卒業式が終わると、各教室で子どもたち一人ひとりの挨拶が始まります。

今回、娘のクラスでつくづく感じたことですが、担任の御人柄やクラスの雰囲気によって、卒業式後のクラスでの様子が全然ちがうということ。

長男の担任は若くてサバサバしたイケメン先生で、教室でもなごやかに、それでいて比較的あっさりと子どもたちの挨拶も終わりました。
だからサラッとした卒業式でした。

次男の担任は、ちょっと怖いベテランの男性教師で、男子生徒が泣きながら挨拶をするものだから、私の涙腺はダムが決壊したようになりました。
男子も女子も、高校生活が辛かったこと、大変だったことを語り、だからこそ卒業できたことを担任に感謝していました。
その時は、いいクラスだったんだなぁと思ったものでした。

http://nettosyuunyuu2012.blog.fc2.com/blog-entry-918.html

しかし、今回娘のクラスにて。
一人が前にでて挨拶すると、みんなが掛け声をかけてとてもスピーチしやすい雰囲気を作るんです。
笑顔で挨拶する子、おもしろおかしく挨拶する子、泣きながら挨拶する子、泣き過ぎてうまく言葉にならない子などなど、さまざまですが、それを聞いている子どもたちがとても温かいまなざしで見ているんです。
男子も女子もとても仲が良いクラスだというのがよく伝わってきました。

だからこそ、次男の時のクラスの様子はどこか殺伐とした雰囲気だったかも・・・と思うようになり、そういえば次男が「男女の仲が悪い」と言っていたのを思い出したりもしたのです。

卒業式は、子ども3人がいれば三者三様でまったくちがうものになります。
卒業証書をもらって、クラスで挨拶して終わり!なのではなく、それぞれがいろいろな想いをかかえての卒業式になるんですよね。
そして、それを見てきた親にとっても、万感の思いがあるのです。

 

「毎日車で送り迎えしてくれて、本当にありがとうございました」
教室の前に立って、こちらに向かって挨拶する娘をみていたら、なぜだかグランドの片隅で一人で遊んでいる小さな娘の姿が頭に浮かんできました。
いつも兄たちのサッカーにつきあって、どこへ行くにもくっついてきた娘。

これからは、自分の意志で歩いていき、自分の好きなことを叶えていってくださいね。
私も、自分の人生をめいっぱい楽しんで生きていきます。

 

コメント

  1. ルイコ より:

    おはようございます。
    お嬢さまのご卒業おめでとうございます。
    そして、高校生の母のお仕事?よく頑張りましたね、ご苦労さまでした。
    まだまだ雪の降る寒い秋田、あの広い体育館の中でじっとしていると、しんしんと冷えてきますね。そらはなさんのリアルな描写で、ブルッと寒さを感じたほどです。
    親の仕事が一つ終わるたび、ホッとする気持ちと寂しい気持ちが交錯する春の陽射し…なんて、不器用な私にはやれやれの安堵感の方が大きかったかも(^^;)
    4月から、親子ともにまた新しい生活が始まりますね。楽しんで行きましょう(^-^)

    • そらはな より:

      ルイコさんへ♪
      ありがとうございます(#^^#)
      3回目の卒業式でしたが、こんなに雪のある卒業式は初めてでした。
      親の役目を終えて寂しい気持ちになるのは、ほんの数日で、そのうち慣れるんですよね。
      そして体はどんどん楽なほうへと流される・・・。
      親も自分の生きる道を楽しんでいるほうが、子どもも安心すると思うんですよね。
      新しい生活、いろいろ模索しながら楽しみたいと思います。

  2. るり玉 より:

    ご卒業おめでとうございます。

    三度めで最後の高校の卒業式は感慨深いものですね。
    卒業と同時に親元から離れていく、
    いろんな気持ちが入り交じって涙になりますね。
    娘さんからの感謝の気持ちと言葉、頑張って報われた思いですね。
    お疲れさまでした。

    こちらでは卒業式にブラックフォーマルは少なくなりました。
    卒業式は紺やグレーのスーツ、入学式はパステルカラーの明るいスーツが主流です。
    そして卒業式の定番だった蛍の光も歌わなくなりました。
    時代の流れなのかな。

    これから感傷に浸っている間もなく忙しくなりますね。
    今年は引っ越し業者が不足していると例年になく報道されてますね。
    そらはな家のお引っ越しはいかに?

    • そらはな より:

      るり玉さんへ♪
      ありがとうございます(#^^#)
      娘とは仲が良かった分だけ、やはり親元を離れるとなると寂しい面もありますね。
      でも、ずっとそばにいてもらっても困るし、お互いのための親離れ子離れですね。
      卒業式は、田舎ほどブラックフォーマルが多いような気がします。
      結局、コート脱がないのだから何着ても一緒なんですけどね。
      そうそう、引っ越し業者不足してるんですってね。
      引越し云々考える前に、大学合格がどうなるかまだわかりませんので、すべては発表後に真剣に考えたいと思います。

  3. しっぽ より:

    秋田は卒業式はブラックフォーマルなのですか。服装に悩まなくていいですね。入学式はどうなのかしら。コートが脱げないというのも地域性ですねー。当方も東北ですが南部なのでコートは脱ぎます。服装もいろいろ。スーツじゃない人もいるし、昔に比べればかなりラフですね。私の親世代は黒羽織を皆来ていたのが懐かしいです(近畿地方)。

    • そらはな より:

      しっぽさんへ♪
      たしかに!ブラックフォーマルだと、服装に悩まなくても済みますねぇ(#^^#)
      入学式は、カラースーツが多いですが、ブラックフォーマルを着る方もいますねぇ。
      それでも昔に比べたらカラフルになりましたね。
      そうそう、私の親世代は着物が大半でしたね。
      そういう時代だったんですねー。

  4. レッサーポンタ より:

    ご卒業おめでとうございます。
    最後の子どもが高校卒業ともなると、そりゃあダム崩壊してしまいますよね。

    うちの長男が卒業した小学校の当時の校長は、しょっちゅう集会とかで歌っていたようですが
    さすがに卒業式では歌いませんでした。
    歌ったら勇気あるなと思ったのですが(苦笑)小学校だと保護者からの苦情も怖いですしね・・・
    ちなみに、私もなぜか吹奏楽を聞くと、泣きそうになります。
    そういう力があるんでしょうかね。自分も子どもも吹奏楽やってないんですけど。
    入学式で吹奏楽の演奏をバックに生徒が入場してきて
    それだけで泣きそうになり、
    入学式で泣いてたら完全に変な人だ、って思いましたが・・・(笑)

    そらはなさんも、今までお疲れさまでした。

    • そらはな より:

      レッサーポンタさんへ♪
      ふふふっ(#^^#)レッサーポンタ家も、これから怒涛の卒業式になりますね。
      吹奏楽はアカンですよね。あの奏でる音楽聞いたら、もうダメですねー。
      私も入学式で入場をみただけで涙が出た一人です。
      周りが泣いていないので、涙を隠すのに必死でした。

  5. 麦おばちゃん より:

    末っ子さんの高校卒業、大きなピリオドですね。おめでとうございます㊗️
    そらはなさんのブログ読んだだけで、涙腺から落涙する私も
    人生経験豊富ってとこでしょうか。
    この頃は、カラオケで歌うたってても涙が出てきて歌えないこともあって
    困ったもんですが苦笑
    お互い、日常に我が子がいない生活楽しみましょうね〜〜

    • そらはな より:

      麦おばちゃんさんへ♪
      あはははは(#^^#)
      カラオケで涙って・・・笑っちゃって失礼しました。
      麦おばちゃんさん、おもしろーい!
      私も麦おばちゃんさんのカラオケに同行したいわぁ。
      そうなんですよねー。春から子どもがいない生活。
      寂しいけれど、たぶん私の場合、すぐ慣れるんですよね。
      思いっきり楽しみます!

  6. きずつば より:

    ご卒業おめでとうございます。
    そらはなさん、9年間のお弁当作り、お疲れさまでした。

    私も3才違いの子供達3人、それぞれの卒業式を思い出していました~
    卒業式は、やはり吹奏楽やピアノ伴奏で歌う卒業生の歌に涙しますよね。
    特に吹奏楽団の演奏には、鳥肌まで立っちゃいます(^-^;
    長男は吹奏楽をやっていたので、尚更グッときましたね~!
    長女のときは、ピアノ伴奏をしたので、間違わないかとヒヤヒヤしました(≧▽≦)
    次男のときは、これで高校も最後なんだと、これまた感動でした。

    そらはなさん、あともうひと頑張りですね! 

    • そらはな より:

      きずつばさんへ♪
      長男が高校生になったとき、これから9年間お弁当作りどうしよう・・・と思ったものですが、過ぎてしまえばなんとかなりました。
      人生って、目の前にあることを一生懸命やっていれば、あっというまに過ぎるものなんですね。
      だからこそ、これからの人生も懸命に生きていきたいな・・・と思った次第です。