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後期高齢者医療制度 葬祭費として5万円程度の支給あり 

父の葬儀が終わってから2日後、市役所へ一連の手続きをしに出向きました。

その際、後期高齢者医療制度に加入していると、葬祭費が支給されるということを初めて知りました。

たぶん広報などには、そういう情報が載っているんでしょうけど、自分に関係ないことは素通りしてしまうものです。

葬祭費は、すぐには手元に支給されないのですが、それでもないよりはあったほうがずっと助かります。

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後期高齢者医療制度

75歳以上の方が加入する独立した医療制度。
それまで国民健康保険などに加入していた人は、75歳の誕生日当日から後期高齢者医療制度へ加入することになります。

医療費は通常1割負担。
市町村より支給される被保険者証は一人ひとりが持つことになるので、当然ながら自分の保険料は自分で納めることになります。

年金暮らしだから保険料を滞納する人もいるんじゃ・・・?ということは心配無用。
なぜなら年金からの自動天引きだからです。

平成20年から始まったこの制度。
今後、ますます高齢化社会になることが予想されるので、この制度もいずれ見直すことになるんでしょうね。

私の父がいくら保険料を支払っていたかは、わかりません。
しかし、私もいつかは必ず通る道。
あとで父の保険料を確認しておきたいと思います。

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葬祭費支給のための手続き

市役所で父の後期高齢者の保険者証を返却するさいに、はじめて葬祭費として5万円が支給されることを知りました。

この金額は自治体によって違うそうですが、だいたい5万円前後のことが多いようです。

手続きに必要なものは

  • 後期高齢者保険者証(返却)
  • 喪主名義の預金通帳(後で葬祭費が口座へ振り込まれるため)
  • 印鑑
  • マイナンバーカードまたはマイナンバー通知書

窓口で、所定の用紙に記入して提出しました。

もっとも、葬祭費の支給について知らなくても、保険者証を返却するさいに市役所の窓口の方がちゃんと教えてくれるので、受け取らなかったということはないと思いますが、後期高齢者医療制度にはこういったものがあるということを、頭の隅に入れておけばいいと思います。

なお、葬祭費の申請は葬儀の翌日から2年以内だそうです。

職場の互助会より埋葬料

父の職場には退職者の互助会があり、そこから埋葬料として3万円の支給があります。

この手続きに必要な書類は

  • 死亡診断書(コピー)
  • 除籍謄本(原本)
  • 市町村の発行する「死体火葬許可証交付申請書の写し」

以上のいずれか1通でOKですが、これは請求者が配偶者の場合。
母ではなく私が請求する場合は、父との続柄が分かる戸籍謄本(原本)が必要となります。

父が亡くなってから次々と届く手続き関係書類。

これらに目を通しているうちに、死亡診断書?除籍謄本?死体火葬許可証?などなど、今まで聞きなれない言葉が次々に出てきました。

父の死亡診断書を、葬儀社の方が事前に数枚コピーをとってくださった理由が、後になってわかりました。

多くの手続きをひとつひとつやっていく

毎日、テーブルの上に書類関係を広げてはみるものの、最後には必ず母と同じことを話します。
「人が一人死ぬって、並大抵のことじゃないんだね」

 

父の最期の言葉は「胸が苦しいなぁ・・・」でした。
あっという間に逝ってしまったのだから、そんなに長い時間苦しまなくても済んだはず。

それでもやっぱり、もっとこうしたらよかったとか、ああしたらよかったとか、いろんなことを考えてしまいます。

自宅の祭壇の周りを飾るきれいな花も2週間が経つころにはしおれてきて、花屋さんに撤収してもらいました。
まだ活き活きと咲いている菊と胡蝶蘭は、小さな花瓶に移し替えました。

こうして少しずつ私たち家族の日常が、現実に戻りつつあります。

人はいつか必ず亡くなるものだし、親をしっかりと見送るのも子の務めだと思っています。
いろんな手続きはわからないことだらけですが、それでも目の前のことをひとつひとつクリアしていくしかないのですよね。

父が亡くなって、いろんなことを学んだり経験したことを、備忘録としてブログに記していきたいと思っています。

 

莫大な教育費に恐れをなし、始めたブログですが、今はすっかり老後のことにシフトしつつあるブログ。
それだけ自分も歳をとったってことでしょうね。

コメント

  1. 水仙 より:

    少しだけ、日常に戻りつつある様子。疲れを起こしてはいませんか?そらはなさんにコメントをくださる多くの方が、同じ道のりを超えていらっしゃいますね。
    あっという間に一周忌、気がつけば三回忌と、時間が流れます。
    それまでの間、自分の心の整理と、残された両親の健康と(うちの父はいろいろ健康面で支障が出ました)元通りにはなりません、なかなか。
    でも、最近思うのは順番で良かったということ。
    親を追い越さずに順を踏んだのは、ある意味親孝行なのだなと思ってます。

    • そらはな より:

      水仙さんへ♪
      たくさんの手続きがあるのは、悲しみを忘れさせ、日常生活に早く戻るためなのかな・・・とも思っています(^-^;
      父が亡くなってからあっという間に時間だけがどんどん過ぎていっている感じがします。
      水仙さんのおっしゃる通り、本当に順番でよかったと思います。
      母より父が年上なので、これも順番通りでよかったと思います。
      そして、子どもの成長をしっかりと見届けるまでは、やっぱりまだまだ元気でいなくては・・・ですね(#^^#)

  2. しろみ より:

    そらはなさん こんにちは

    お父様がお亡くなりになってから
    大変な毎日を送られてるご様子

    私も義母が亡くなった時に 本当に大変だったことを思い出しました。
    義母には財産(ほぼ不動産ですが)もあったので 相続税関連が また本当に大変で
    夫婦で必死に過ごしました。
    義姉たちが 良い人で私達に一任してくれたので 揉め事もなく
    親戚からのクレームもなく
    この いい人ばかりの家に嫁いで良かったとしみじみ思いました。

    そうですね それで悲しみに明け暮れる暇はなく 日常へと導かれたのかも…

    そして今は私の実母が寝たきりで
    後期高齢者なので
    その時が来た時のために
    断捨離を含めて 参考にさせて頂きます^ ^

    • そらはな より:

      しろみさんへ♪
      不動産関係の相続は、本当に大変だと聞きますねぇ。
      うちは、まだ相続のことまで手が回らずにいるのですが、その前にやらなければならないことは、たくさんあるんですよね。
      しろみさんのお母様は、とてもおだやかに毎日を過ごされている感じが伝わってきます。
      しろみさんがおおらかな気持ちで接しているから、お母さまも安心して穏やかでいることができるんでしょうね。