夫婦2人暮らしになると、買った食材を全部使い切るのが大変になってきます。
せっかく安く買った食材や、いただいたものでも、それらを使い切れずに捨ててしまっては、逆に高い買い物になってしまいます。
そこで、保存の仕方を考えたり、料理の仕方を変えたりと、あれこれ工夫するようになりますが、最後まで使い切った時の達成感は、とても大きい。
今回は、真鱈1匹を4日間かけて食べつくしたメニューをご紹介します。
真鱈1匹を食べつくしたメニュー
真鱈を捌くのは大変です。
50cmを超えるサイズの魚は、家庭用のまな板には収まり切れないし、家庭用の包丁で硬いアタマや顎の部分を切るのは大変でした。
それでも、インターネットという便利なツールがありますので、素人でもやってやれないことはありません。
そして、せっかく自分で捌いた真鱈ですから、残すところなく全部いただきたいではありませんか。
というわけで、1日めのメニューは鍋。
真鱈のアラや肝など傷みやすい部分を使い、冷蔵庫内にある残り野菜をすべて入れて鍋にしました。
真鱈のアラ鍋です。
魚のアラは、骨からもよくダシが出ますし、肝も新鮮だからこそおいしくいただけます。
また、野菜も同時にたくさん摂れるので、健康的な食事です。
2日めは、チルド室に保存していた真鱈の身すべてを揚げ焼きにしました。
薄く小麦粉をまぶして揚げています。
別鍋で、玉ねぎとパプリカといんげんとシイタケを炒め、あんかけを作りました。
それを揚げ焼きにした真鱈の上にかけて、真鱈の野菜あんかけの完成です。
パプリカは畑で採れたものを冷凍保存していたもの。
いんげんは、お店で買った冷凍品。
冷凍品を上手に使うことも、食費の節約につながります。
3日目は、前日揚げ焼きにした真鱈を使って、アクアパッツア風にしてみました。
にんにくを炒めて真鱈を入れ、冷凍アサリのむき身とトマトを白ワインで煮込んだものです。
真鱈とアサリからよいダシが出ます。
仕上げにイタリアンパセリをふって完成です。
このイタリアンパセリも、畑で採れたパセリを乾燥保存していたものです。
前日のあんかけとは打って変わって、一気にイタリアンな香りです。
4日め。
前日のアクアパッツアが少し残っていたので、そこへキムチの素を少し入れて煮詰め、パスタを投入して真鱈のアラビアータ風にしてみました。
トマトにキムチの素を少し入れるだけで、アラビアータ風になるから不思議です。
こうして、大きな真鱈1匹を完食いたしました。
食べきることができた達成感は、とても大きい。
そして、これをゲーム感覚で楽しんでいます。
夫婦2人の食費節約術
私が節約に目覚めたのは、長男が大学進学してから。
教育費にお金がかかるというのはわかっていたので、子どもが生まれたら学資保険などで教育費は貯めてきたつもりです。
それでも、大学入学金、授業料、一人暮らしの生活必需品、仕送りなどで、まとまったお金がどんどん飛んでいき、あらためて節約について考えるようになりました。
中でも食費の節約は、買い物の仕方や食材の保存の方法を工夫するだけで、食費を減らすことができるということがわかったので、ゲーム感覚で楽しむようになりました。
当時やっていた1週間に1度のまとめ買いや、プライベートブランドの活用は、今はもうやっていません。
夫婦2人暮らしになったので、食べきれる程度の食材と、食べたいものを好きな時に買うのですが、節約意識が身についてしまい、散財することも無駄買いすることもありません。
夫婦2人暮らしの節約術は、ズバリ食材を食べきること。
これに尽きます。
家庭菜園で採れた野菜は上手に保存することで、冬になっても活用中ですし、自分で買ったものはもちろんのこと、いただきものは絶対に無駄にしないよう保存方法や食べ方を工夫しています。
フードロスをなくすための家庭でのSDGsなんですよね。
食料品の値上げラッシュは続いていますが、我が家の場合は適材・適量が一番の食費節約になっています。
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