畑の真ん中にあった柿の木を伐採したので、すぐそばに生えているタチアオイを移植することにしました。
毎年、ほとんど手入れをしなくとも、きれいな花を咲かせてくれるタチアオイ。
今度はもっと人目に付く場所に植え替えてあげましょう、と思っていたのですが、調べてみるとタチアオイは移植を嫌うというではありませんか。
だけどどうしても場所を変えなくてはならず、ダメ元でタチアオイを掘り起こしてみました。
タチアオイ
ハイビスカスの花にも似ているタチアオイは、夏になると次々と花を咲かせ、2か月くらいは可憐な姿を楽しむことができます。
タチアオイ 昨年7月撮影
タチアオイは一年草と多年草のタイプがあるそうですが、我が家のタチアオイは特に手入れをしていなくとも、毎年勝手に生えてきます。ということは多年草?
それとも、種がこぼれてそれが大きくなっているのでしょうか?
どちらにせよ、タチアオイは2年で株が弱ってくるそうなので、次第に消滅していくそうです。
しかし、我が家のタチアオイ。もう10数年間同じ場所に花を咲かせるので、これは種がこぼれて新しい芽が出ていると考えたほうが良いのかもしれません。
タチアオイを掘る
タチアオイを移植するにあたりネットで調べてみると、たいてい「タチアオイは移植を嫌う」と書かれています。
タチアオイの根は「直根性」と言われ、地面の下へ下へまっすぐに伸びていくんだそう。
そして、その根が傷つくと生育不良を起こしてしまうので、移植するのを嫌がるんですね。
しかし柿の木を伐採したことで、隣にあったタチアオイも移すことにしました。
うまく移植できたらこれ幸い、ダメならダメでしかたがない。
まだ葉っぱを出したばかりなら、株を掘り上げ、1株に3~5個芽がつくように株を切り分けて株分けする方法もあるそうなので、やってみることにしました。
シャベルで掘り起こしてみると、なるほど、直根性だというのがよーくわかりました。
まるでゴボウのような根が地面の下へ下へと伸びています。
しかもその周辺にも細い根が多数。
こりゃ、一筋縄ではいきませぬ。
たぶん、ゴボウのような長い根がメインで、これを全部掘り起こせばきっと大丈夫・・・と、手で慎重に土を掘っていきましたが、30cm掘ったところで粘土層にあたってしまいました。
画像ではわかりにくいですが、〇印の赤茶色の土がわかりますか?
固い粘土層になっていて、移植ベラでも掘ることが困難。
土と格闘すること50分。
腰は痛くなってくるし、イライラしてくるしで、だんだんめんどくさくなってきた。
というわけで、そこそこ頑張って掘り起こしたけれど、途中で根が切れてしまいました。
天空の城ラピュタの根っこみたい。
最後のほうには、掘り起こす作業に力尽きて、根っこ断絶。すまぬ。
タチアオイが移植を嫌うというのは、その根っこに理由があったからですが、こんなに掘り起こすのに苦労するなんて、こっちから願い下げだわ!と、もはや逆切れ。
それでも10数個のタチアオイを掘り起こしました。
タチアオイ移植
タチアオイは、松の木を伐採した跡地に移植することにしました。
ここなら、門を入って正面に見える場所なので、咲いたらきっときれいだろうなぁ。
移植完了。
さて、果たして根がつくでしょうか。
そして移植1週間後。
葉っぱは青々としているので、これは根付いたのかなぁ。
しかし、こちらのタチアオイはダメだったようです。
すでに枯れ始めました。
タチアオイを移植した方のブログをみると、移植後1か月は大丈夫だったようですが、2か月過ぎたころには自然に株が消滅していったと書かれていました。
うーん。
我が家のタチアオイもダメになっちゃうんだろうか。
それならそれで、今度はここに芝桜を植えたい!
今年も、すでに畑仕事と格闘する予感・・・。
コメント
タチアオイきれいですね。
私も夏の花が少ない時に良さそうと去年植えたのですが
花は咲かず、ハマキムシの大量発生で泣きました。
今年も青々と葉が増えてきていますが、虫のことを思うと
迷った挙句1株だけ残して捨ててしまいました。
やはり買うときはよーく調べて買わなければと反省しています。
そらはなさんのタチアオイは虫はつかなかったのでしょうか?
ふんわりさんへ♪
こんにちは(#^^#)
うちのタチアオイは、ハマキムシはつかなかったのですが。
そばにある柿の葉っぱにハマキムシがたくさんついていたんですよねー(^-^;
その時は、柿の木にもハマキムシがつくんだ・・・と思ったのですが、きっとタチアオイから移動したんでしょうかねぇ。
お花や木も、害虫との闘いですよね。
手入れ管理をするということは、本当に愛情を持って育てないとダメですね。
ローメンテナンスが一番なので、私もよーく考えてお花を植えたいと思います。