夏から秋にかけて花壇の主役となり、長い間楽しませてくれたマリーゴールドとジニアプロフュージョン。
今年も華やかに庭を彩ってくれました。
花期が終わり、全体的に枯れてきたこの時期は、来年のガーデニングに向けて種を採取する絶好のタイミングです。
マリーゴールドの種採取方法
1. 花が枯れるのを待つ
マリーゴールドの花は、咲き終わると中心部分が黒っぽくなり、花びらが落ちて枯れます。この状態が種を採取するベストタイミングです。

▲まだ花が咲いているマリーゴールド
※湿った状態で採取するとカビが発生しやすいので、晴れた日に完全に乾燥したものを選びます。

▲これくらい枯れたものから種を採る
私は、雪が本格的に降る前の晴れた日に採取することが多いです。
2. 種を取り出して乾燥
枯れた花を手でほぐすと、細長い種が簡単に取れます。
黒く硬いものが成熟した種なので、それを選んで採取します。
▲マリーゴールドの種
採れた種は新聞紙の上に広げ、室内で乾燥させます。
一つの花から50個以上採れますが、発芽するのは成熟した一部の種だけです。
ジニアプロフュージョンの種採取方法
1. 種ができるのを確認
ジニアプロフュージョンの花も枯れると中心部分が茶色く乾燥します。これが種が熟したサインです。

▲すっかり枯れたジニアプロフュージョン
2. 花を摘み取る
乾燥した花びらを引っ張ると、種がくっついて取れます。
また、中心部を軽く揉むことで種をポロポロ取り出せます。
▲ジニアの種
ジニアの種はやや大きく平べったいので、扱いやすいのが特徴です。
その後、種を乾燥させて保管します。
種保存のポイント
1. 紙袋や封筒に保管
通気性の良い紙袋や封筒が最適です。ビニール袋は湿気がこもりやすいので避けるようにしています。
2. 涼しく暗い場所で保管
冷暗所が理想です。
私は冷蔵庫のドアポケットに保管していますが、この方法で翌春まで品質を保てています。
自家採取の魅力
最初は花の苗を購入していた私ですが、種を自家採取するようになりガーデニングの楽しみが広がりました。
自分で採った種を植え、発芽を見守る時間は格別です。
「今年はどれくらい発芽するかな?」とドキドキしながら種をまくのも楽しみのひとつです。

さらに、自家採取はガーデニングのコスト削減にもつながります。
苗や種を買わずに済む分、他の植物や肥料に予算を回せるのも嬉しいポイントです。
発芽率アップへの挑戦
自家採取した種で「どれだけ発芽するか」を試してみるのも面白いです。
選別方法や保存方法を改善することで、発芽率が少しずつ向上していくのを感じると、自分自身の成績が評価されたようでうれしくなります。
▲2024年12月1日 ポタジェガーデン
さて、我が家のポタジェガーデンも冬の準備に入りつつありますが、この時期特有のアースカラーの景色もまた味わい深いです。
春の訪れを想像しながら、冬の間に次のガーデンプランを練る時間も楽しみのひとつです。
まだ冬は始まったばかりなんですけどね~。
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