特別定額給付金の申請書類が届きました。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴う生活支援と、経済政策のための1人につき10万円の給付です。
我が家は郵送申請方式で申請しますが、申請書に必要事項を記入し、添付書類をコピーして貼り付ける作業は、10分ほどで完了しました。
しかし、この申請は高齢の親には絶対にできないと思いました。
高齢の親が一人暮らしをしている場合、みなさんどのように申請するのか気になりました。
特別定額給付金の申請書類の書き方
特別定額給付金申請書はA4の1枚の用紙です。
チェックする箇所は3か所。
①世帯主の氏名、住所、生年月日、電話番号を記入
②給付対象者は印字されているので名前や生年月日などに間違いがないか確認
*給付金の支給を希望しなければチェック欄に✖を記入
③給付金を受け取る金融機関の名前、口座番号、名義人を記入
これだけなので簡単です。
これに加えて必要な添付書類は
①申請者本人確認書類の写し
(運転免許証のコピー・マイナンバーカードのコピー・健康保険証のコピー・年金手帳のコピー等)
②振込先金融機関口座確認書類の写し
(通帳の口座番号が書かれた部分のコピー、またはキャッシュカードのコピー等)
となっています。
世帯主である夫の運転免許証のコピーと、夫名義の通帳をコピーして、申請書の裏面に貼り付けました。
あとは、同封されていた封筒に入れてポストへ投函です。
高齢の親には申請は無理だと思う理由
定額給付金の申請書類は、10分ほどで完成しましたが、この作業は高齢の親には無理だと思いました。
高齢の親とひとくくりにしてしまっては失礼ですが、少なくとも私の母には絶対にできません。
我が家は二世帯住宅で世帯分離をしているので、母宛てにも特別定額給付金の申請書類が届きました。
母の日常生活はほぼ自立していますが、認知症のため要介護1の認定を受けています。
昔からの習慣化されたことはなんとかできますが、記憶力や判断力は低下しているので、新たな出来事は受け入れることができません。
そんな母に、市から特別定額給付金の申請書類が届いても
1.細かい文字は見えないので書類を読むことは困難
2.例え読んだとしても、理解できないのでどうしてよいかわからない
3.申請用紙の記入箇所は小さすぎるので、自分の名前すらそこに書くのは難しい
4.本人確認書類などをコピーする術がない
5.ポストに投函することができない
要するに、母一人では何もできないということです。
もしも親と離れて暮らしていたら
幸い我が家は二世帯住宅ですので、母に届いた特別定額給付金の書類も、私が手続きをすることができます。
でも、もしも私が遠く離れて暮らしていたらどうしていたでしょう。
母の申請書を作成するために、帰省することになるでしょう。
母へは電話をして、市から届いた書類は紛失しないようしまっておくように話します。
しかし、新型コロナウィルスの感染拡大のための生活支援である給付金の手続きが、新型コロナウィルスのための自粛生活により帰省することも、今は難しい。
そのうえ、認知症の母に書類をしまっておいてと話したところで、どこかに紛失してしまうということは想像がついたりします。
申請期限は8月12日までだそうですから、それまでにはなんとか帰省して手続きをすませたい。
不要不急ではなく、重要急速な外出になります。
だけど、うちの母に限らず、高齢者にとってはこういった手続きは大変だと思います。
せめて年金受給者には、年金が振り込まれる口座に自動的に給付金を振り込んでくれたらいいのに・・・なんてことも思いました。
よく読まないと書類に不備があることになる
ところで、この特別定額給付金の申請。
私は10分で書類作成が終わったと言いましたが、よーく読まないと判断に迷うところもありました。
給付金の受け取り口座が、水道料金引き落とし口座、住民税引き落とし口座、児童手当の受給口座である場合は、添付書類として通帳やキャッシュカードのコピーを提出する必要がありません。
うちは、指定した夫名義の口座が、どれも当てはまらなかったため、通帳のコピーを添付しましたが、こういう細かいところもよく読まないと、不要なコピーをすることになってしまいます。
また、本人確認書類について、不親切だなぁと思ったところがありました。
本人確認書類は、顔写真付きのものならばそれ1点でいいのですが、顔写真なしの書類であれば2点必要です。
しかし、上記のような書き方では、健康保険証のコピーだけを添付する方もいるんじゃないでしょうか。
総務省のHPにはきちんと説明がされていますが、申請書類の用紙にも一言説明があっても良いのではかなぁ。
もしかしたら、市町村によって違いがあるのかもしれませんね。
私の住む市からの書類には、そういう説明はありませんでした。
このことが、さらに給付金の手続きを煩雑化させる原因にならないと良いのですが。
いずれにせよ2020年は、オリンピックyearになるはずが、コロナウィルスに翻弄される年になりました。
1日も早い収束を願うばかりです。
コメント
そらはなさん、こんにちわ。
まりもと申します。
いつも楽しく拝見させていただいてます。
前記事にマイナンバーカードの有用性について書かれていましたが、今回の給付金申請はもちろん、医療費控除や損益通算による確定申告のオンライン申請(確証書類の添付不要・要カードリーダー)、住民票・戸籍謄本などをコンビニで取れるなど、とても便利になってきています。
そらはなさんくらいパソコンを使える方なら、マイナンバーカードを使った方が便利なのでは?と思います。参考にしてください。
まりもさんへ♪
こんにちは(#^^#)
マイナンバー通知カードが廃止されると聞き、マイナンバーカードの申請も考えるようになりました。
今後はマイナンバーカードでできることも増えるでしょうし、時代はデジタルですもんね。
スマホでも簡単に申請できるようだし、やってみたい気持ちが出てきました。
情報、ありがとうございます(^^♪
そらはなさん、こんにちは。
いまねえと言います、いつも参考にさせていただいています。
私の住む静岡県の市では申請書の発送は5月下旬とのことなので
まだ書類の内容もしりませんでしたから大変参考になりました。
同時に千葉の実家の母のこと、マイナバーカードは持っていますが
自宅でのネット環境が整っていないので申請は郵送で、となるはず。
もうすぐ父の一周忌で帰省しますから
(静岡から千葉へ、県と都をまたいでの移動ですがこれは
「不要・不急」にはあたらないと思っています)
そのときに確認してみます。
父が亡くなった後の保険や銀行、各種名義変更を
自分一人で処理した母ですが(85歳)
マイナンバーカードのコピーなどフォローしてあげないといけないなと
実感いたしました。
いまねえさんへ♪
こんにちは(#^^#)
すごいです!お母さん、保険や銀行の手続き、すべて自分でやられたのですね。
すばらしいです。私も80歳を過ぎても、そうありたいですが、こればっかりは・・・どうなることやら・・・。
遠く離れて住んでいても、心配してくれる娘さんがいて、お母さんは幸せですね。
こんにちは。私の80半ばの両親も別の県に年寄りだけで離れて暮らしています。
もちろん手続きなんて本人たちには無理です。
平日は仕事をしている私は、何かあった時に少しでも手続きが楽になるように一年前に両親にマイナンバーカードを作らせました。
正確には私が手続きをしたのですが、写真を撮りに行くところからつきそい、書類提出はもちろん、マイナンバーカードを本人が取りに行く、パスワードを受け取りの際に設定するまで、などなど、私の有給を使ってちまちまと手続きにつきあいましたので半年かかりました。両親そして、名義のメイン口座の通帳の画像もスマホに保存し、マイナンバーとパスワード設定の紙も私が預かってました。
マイナンバーカード、作らせるのには本当に本当に大変でしたが、作っておいてよかったです!
よもやこんな使い方をするとは思って作ったわけではありませんでしたが、県外にいても、両親の給付金の手続きがスマホで10分で終わって感動ものでした。
いろいろ問題を言われますが、私は、マイナンバーカード、政府はもっと推奨していいと思います。
ほんと便利で助かりました。
ちなみに、今回のネットでの手続きですが、マイナンバーカードだけでなく、口座の通帳の画像も送らないとならないので参考までに。
ぷーちゃんさんへ♪
こんにちは(#^^#)
すばらしいです。
ご両親は、マイナンバーカードをきちんと使いこなしているんですね。
使いこなしているのは、ぷーちゃんさんですけどね。
マイナンバーカードがあれば、スマホで遠隔操作で手続きが完了するんですね。
また、マイナンバーカードの暗証番号や通帳の画像もすべて保存管理していたなんて、まさに先見の明ですね。
私も、親の通帳や公的書類は画像に保存して管理しようと思いました。
詳細な情報を教えていただきありがとうございます。