今年も家庭菜園のトマトの季節がやってきました。
目標はいつも同じ──「甘くて濃厚なトマトを育てたい!」
でも、家庭菜園で甘いトマトをつくるのって、ハードルが高いんですよね。
甘く育てるコツは「根域制限」?
いろいろ調べていくと、地植えのトマトを甘く育てるには「根域制限」が効果的という情報に行き当たりました。
これは、根の広がりを制限して水分や栄養の吸収をコントロールする方法です。
しっかり制限するには「防根透水シート」など専用資材を使うのが一般的。
でも、近所のホームセンターでは売っていないし、ネットで買うには大量すぎるしお値段も高い…。
そこで、塩ビパイプで代用してみた
代用品として目にとまったのが、ホームセンターにあった直径10cm・長さ20cmの塩ビパイプ。

使うのは塩ビパイプ!
これをちょっとした「根域制限グッズ」として使えないかと、こんなふうに試してみました。
畝を作り、塩ビパイプを半分(10cm)だけ地中に埋め込む

畝に半分埋めた塩ビパイプ
パイプの中にトマトの苗を植えて、土を入れて固定

塩ビパイプにトマトを植えてみた
トマトの根は、塩ビパイプの下まで伸びて、そこから横に広がるイメージなので、雨が降っても一気に水分を吸い上げられない…と思うのです。
もちろん、トマトの根はとても力強く、深くも横にも広がるので、たった10cm程度の深さでは劇的な効果は期待できないかもしれません。
でもこれはあくまで試験的な試み。
こういうちょっとした工夫に、なんとも言えないワクワク感があるんですよね。
水を制限しすぎると尻腐れ病のリスクも
水の吸収を抑えれば糖度アップが狙えるものの、やりすぎると「尻腐れ病」になりやすくなるそうです。
恐ろしや。
「尻が腐れる」ってなんちゅー病名!
本当にトマトは繊細です……。
でも、それも含めて自分で育てて味わう家庭菜園の醍醐味。
これにハマると、もうやめられません。
家庭菜園は年に一度の自由研究?
考えてみると、家庭菜園って年に1回しか栽培できません。
もし私が80歳まで家庭菜園を続けたとして(やる気満々)、あと20回しか実験できないではないですか!
そう思うと、毎年の「ちょっとした工夫」が本当に貴重で、愛おしい時間に感じられます。
たとえ成功しても、うまくいかなくても!
自分が楽しいと思うことをやるのが、家庭菜園のいちばんの魅力です。

塩ビパイプには、大玉た中玉トマトも育ててみるつもりです
今年の「塩ビパイプ作戦」、夏には尻が腐って泣いてるかもしれませんが、またご報告したいと思います。
コメント
キッチンの三角コーナー用穴あきポリ袋なんか良さそうですね。
ホームセンターにまま育てるトマトの土も売っています。
https://magazine.cainz.com/article/154358
日当たり水やりに気をつければ畑が無くても育てられます。
だほんさんへ
あ!そうですねー!
キッチンの穴あきポリ袋は、根を制限できそうですね!
なんだか、いろいろやってみたくなりました!