以前、我が家の家庭菜園では毎年黒マルチを使っていました。
黒マルチは土の温度を上げ、雑草を防ぐと言われていましたが、実際に使ってみるといくつか予期しない問題が浮き彫りになりました。
黒マルチを使って直面した課題
雨が多い季節になると、黒マルチの下で湿気がたまり、ナメクジが繁殖しやすくなるのが悩みの種でした。
この湿った環境が大根やナス、パプリカといった果実に被害を与え、食べられる部分が減少してしまうのです。
▲大根ナメクジ被害
特に、当時はナメクジ対策が分からず、毎朝畑を巡回しては踏んづけるという修行のような日々に、うんざりしていました。

透明マルチに切り替えて得られた成果
そこで、黒マルチから透明マルチへ切り替えてみることにしました。
すると、思いがけない良い結果が得られました。
まず、ナメクジの被害が劇的に減少し、さらに土の温度が早く上がるため、野菜の成長が早くなりました。
特にパプリカは、花が咲いてから実が成るまでの時間が例年よりも2週間短縮され、収穫が早まったのです。

また、透明マルチの効果で水やりの手間が減り、土の乾燥を防ぐことができました。
秋田のような冷涼地では、透明マルチの効果絶大かもしれません。
しかし、欠点としては、雑草がマルチの下で育ちやすいことが挙げられます。
▲紫外線が届くので透明マルチの下には雑草が生える
そのため、時折マルチをめくって雑草を取り除く必要がありますが、ナメクジ対策の苦労と比べれば遥かに楽だと感じています。
今後の対策と展望
透明マルチに切り替えたことでナメクジの問題は解決し、収穫も早くなった成果に満足しています。
次はさらに栽培環境を良くするために、土壌改良に挑戦してみようと思っています。
まだ雪が畑に残っているこの時期に、すでに新たな計画を立てている私って…(笑)。
でも、それだけ菜園ライフが楽しい証拠だと思います。
今年も新たな挑戦をしながら、より良い家庭菜園ライフを送ることを楽しみにしています。
コメント