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【家庭菜園】使ってわかった透明マルチはメリット尽くめ

家庭菜園で野菜を育てる畝を、ポリフィルムなどで覆うことをマルチングといいます。
マルチングをする資材にはいろいろな種類がありますが、多くの方が使っているのは黒マルチではないでしょうか。

かくいう私もマルチングを覚えたての頃は、とにかく黒マルチを敷きまくったわけですが、昨年から路線変更で透明マルチを使っています。

透明マルチにしたら良いこと尽くめでした。

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黒マルチのメリット

黒マルチを本格的に使い始めたのは3年前から。
黒マルチは、地温を上げ、土の乾燥を防ぎ、さらには雑草を生えにくくするというメリットがあると聞き、さっそく畝に敷きまくりました。

▲やたら長い畝を作って黒マルチを敷く(2019年)

何を植えるかなんてことは何も考えずに、とにかくマルチ、マルチとバカみたいに敷いたわけです。
これで私も、家庭菜園初心者レベルからネクスト・ステージに突入だと思いました。

で。
実際に畑に黒マルチを使ってどうだったのかといいますと、たしかに雑草は生えにくくなりました。

▲トマトもジャガイモもキュウリもみーんな黒マルチ(2020年)

日光が遮断されるわけですから、黒マルチの下では光合成が行えず、雑草が成長しません。
ところが、なかにはツワモノの雑草もいて、ウネウネとマルチの下をホフク前進し、野菜の植え穴からド根性で顔を出す奴らもおりました。

また、保湿効果もある程度は期待できますが、毎日の水やりは欠かせませんから、これはマルチを敷いていても敷いてなくても、労力面では大差がなかったです。

地温を上げるという効果についても、特段に野菜の成長が著しかったとは実感できませんでした。

結論として、黒マルチを敷いている部分は草取り不要でしたから、雑草抑制効果が一番のメリットでした。

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黒マルチを辞めた理由

畑なんて、いわば雑草との闘いでもあります。
野菜はよく育ち、雑草は生えない・・・そんな夢のような地面は、まぁないでしょうね。

▲黒マルチを敷いた部分は草取り不要(2020年ズッキーニ)

だから、少なくとも畝の草取りは不要となる黒マルチは、まさに神です。
そんな神様に、ある日突然愛想を尽かす日がやってきます。

理由は以下をご覧ください↓

もう使わない!めくってびっくりの黒マルチのデメリット 
家庭菜園でもよく見られる黒マルチ。 黒いビニールで畝を覆うことで、地温を上げ野菜の成長を促したり、泥はねを防ぎ野菜を病気...

とにもかくにも、私は黒マルチに別れを告げ、昨年から透明マルチを使うようになりました。

透明マルチのメリット

透明マルチの最大のメリットは、地温を上げる効果が大きいということ。
黒マルチの比ではありません。

透明ポリフィルムなどは、太陽の光をダイレクトに透過し、その下はかなりの高温になります。
ビニールハウスなどがよい例ですよね。

▲透明マルチで育てる(2021年トマト)

昨年は、すべて透明マルチにいたしました。
透明マルチ・・・なんてカッコつけて言っていますが、実は透明ゴミ袋を切り開いたものです。

しかし、マルチを透明にしたことで、目に見える効果が現れました。

▲パプリカ定植(2021年5月)

パプリカの1番花が、例年よりも2週間も早く咲いたのです。
黒マルチを敷いていた時は、定植してから1番花が咲くまで1カ月以上は要したのに、透明マルチにしたら20日で咲きました。

パプリカは、花が咲いてから実が色づくまで2か月以上ははかかるので、5月初めに定植しても、収穫できるのは8月末か9月になってから。

ところが透明マルチにしたら、例年より1カ月も早い8月初めに収穫できたのです。

その年の天候や気温の違いもあるかもしれませんが、やはり透明マルチで地温が上がったおかげだと信じています。

透明マルチのデメリット

だがしかし。
光を透過する透明マルチは、その下で雑草もよく育ちます。

雑草魂なんて言葉もありますが、雑草はかなりの高温下でも枯れることなく成長します。
これが透明マルチのデメリットです。

▲透明マルチの下で雑草もスクスク成長中

でもこの雑草たちは、最初から畝の中に埋まっていた種から顔を出したものです。
だから、透明マルチをめくって、雑草を取り除くことを2~3度繰り返すと、その後は雑草が生えにくくなります。

外から飛んできて土の上に落ちる種は、透明マルチで防御できるからです。

冷涼地は透明マルチ

秋田は冷涼地に入る地域です。
家庭菜園ができる期間も、温暖な地域に比べるととても短いです。

だからこそ、透明マルチを使って地温を上げることは、野菜の成長を早め、収穫量にも差が出てくるのではないかなぁ。

それになにより、ナメクジが潜む場所を作りたくない!

これが、透明マルチを使う最大の理由かもしれません。

▲ジャガイモの畝に透明マルチ(2022年)

先日、ジャガイモを植える畝を作りました。
植えるのは4月になってからですが、それまでの間透明マルチをかけて地温を上げています。

これで土の消毒になればいいなぁ。
土の中に潜むネキリ一族をミナゴロシにできればいいなぁ。

なんていう願いも込めています。

とにかく、透明マルチは私にとってはいいこと尽くめだったので、今年もマルチは透明です。

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