テレビを見なくなって気づいた、静けさのある暮らしの豊かさ

「老後の最大の娯楽はテレビ!」と思い、数年前大画面のテレビを買いました。

けれど今、そのテレビをつける時間は驚くほど減っています。

きっかけは、自宅リノベーション中の4ヶ月間のアパート暮らしでした。

朝の静けさが心地よい

以前の私は、朝起きるとすぐテレビをつけていました。

思えば、就職して一人暮らしを始めた頃からですから、40年近く!!

とにかく朝はニュースを見て、世の中の動きを知っておかなければ落ち着かない。
そんな習慣が、いつの間にか当たり前になっていたのです。

ところが、テレビのない仮住まいアパート暮らしをすること、4ヶ月。
最初は静かすぎて落ち着きませんでしたが、慣れてくると、その静けさが心地よく感じられるようになりました。

窓の外の風の気配。
遠くで聞こえる車の音。
そして、自分のコーヒーをすする音。

今まで気づかなかった小さな音が、心から安心できる音だということに気づきました。

テレビがうるさい

さて。

4ヶ月間のアパート暮らしを終え、新居に戻ったとき、「テレビ〜!会いたかったよぉ〜!ただいまーっ!」と、うれしくてスリスリする私。

さっそくテレビをつけたのですが、その瞬間、思いました。

「うるさいな……」

大勢のいろんな人の声が一気にあふれてきて、私は秒でテレビを消してしまいました。

テレビをうるさく感じるようになってしまった

“情報を浴び続ける時間”から離れてみて

夕方、仕事から帰ってニュース番組を見ても、同じ感覚でした。
知らないと困る気がしてテレビをつけるのに、内容はほとんど頭に入ってきません。

次々流れるニュース。
大きなテロップ。
慌ただしい会話。

気づかないうちに、私は“情報を浴び続けること”に疲れていたのかもしれません。

「テレビを見なくなったら、世の中についていけなくなるのでは」
以前は、そんなことも思っていました。

でも実際には、困ることはほとんど⋯いや、まったくありませんでした。

必要な情報は、今やスマホやネットで十分知ることができます。
しかも、自分に必要なものを、自分で選べます。

本当に大切なことは、自然と耳に入ってくるものなのだと思いました。

静かな時間が、暮らしを整えてくれる

テレビをつけない朝は、時間がゆっくり流れます。
コーヒーを飲みながら新聞をめくる。
聞こえてくるのは、飼っている小鳥たちの声。
その静けさが、なんとも心地いいのです。

テレビを見なくなった時間は、自然と“自分の暮らし”に意識を向ける時間にもなりました。
「畑にネギを植えるなら、いつがいいだろう」
「この花は、冬を越せるだろうか」
そんな小さなことを、本で調べたりネットで検索したりする。

休日は、テレビをつけないかわりに、YouTubeでBGMを流している

流れてくる情報ではなく、自分の暮らしに必要なことを、自分で選ぶ時間です。

そして、今では出勤の1時間前にはすべて身支度が終わり、なんとも優雅な朝の時間を過ごしています。

“なんとなく見るテレビ”は必要なくなった

テレビは観ないといっても、Netflixで映画やドラマはみています。
でも、それは“見たい時に、見たいものだけ”。

以前のように、“なんとなくテレビをつける”ことは、なくなりました。

静かな朝。
小鳥の声。
コーヒーの湯気。

小鳥と戯れる時間も心地よい

今日の暮らしを整えながら、明日の小さな予定を考える。
そんな時間が、今の私にはとても豊かに感じられます。

静けさは、ただ音がないことではなく、自分の暮らしを取り戻すための、大切な時間。

人生の時間は限られているのですから、今後も自分のために時間を使っていきたいです。

 

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