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最近の結婚式事情 仲人無し チャペル式 オープンキッチンのレストランでおもてなし

甥っ子の結婚式に出席してきました。
今どきの結婚式は、私の時代と比べ随分様変わりしたように思います。
そりゃそうですよね、なんたって27年近く前と比べたら、変わってて当然です。
そんな最近の結婚式事情です。

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最近の結婚式スタイル

結婚式のスタイルなんて、人それぞれです。
なので、最近の結婚式スタイルと言うよりも、私の結婚式の時と比べてどうだったかというお話です。
比較になる対象が自分しかいないので、お許しを。

1.仲人不在
結婚の総合情報誌によると、仲人を立てない結婚式が98%にもなるんだとか。
今回の甥っ子の結婚式も、もちろん仲人はいません。
そもそも仲人とは、縁談のお世話から結納、結婚式に至るまで両家の間を取り持ちお世話をしてくれる人のこと。
学生時代に出会い、縁あって結婚することになり、新郎新婦が主体で式の準備をするのですから、仲人が必要ないのは自然の流れとも言えます。

そう考えると、私も夫とは学生時代に出会い、自分たちで結婚することを決めたのですから、仲人なんて必要なかったんですよね。
とはいえ、当時は仲人を立てるのが当たり前の時代でした。

夫の職場の上司にお願いして、仲人になってもらいましたが、上司に縁を取り持ってもらったわけではないのですから、今思えば「変なの・・・」と思ってしまいます。
だけど当時は、時代に逆らって結婚式を挙げるような勇気もありませんでした。

2.挙式スタイル
チャペルで行うキリスト教式が多いそうですが、神前式や人前式も人気です。
要するに、人それぞれなんですよね。

甥っ子は、キリスト教式の挙式でしたが、親族以外にも多くの友人たちが参列しました。
チャペル式は、大勢を収容できる広さがありますから、そういった点で選ばれる理由も納得です。

ちなみに私の時代は、ほとんどが神前式でした。
白打掛に白無垢といったスタイルで挙式し、披露宴では色打掛にお色直しし、その後ウエディングドレスからのカラードレスといった流れで3~4回はお色直しをするのが普通に行われていました。
バブリーでもあり、地域性もあったと思います。

そんな時代の中、私はキリスト教式で挙式し、ウエディングドレスからお色直しは1回だけのカラードレスでした。
まさに今風じゃないですか。
先見の明があったわけではありません。
和装スタイルの、文金高島田のマゲのヘアスタイルが、どうしてもどーしても抵抗があったからなんです。

今風の和装は、ふんわりと結った髪に、生花やかわいらしい髪飾りでアレンジされているのを見かけますので、これなら私も和装スタイルでもよかったかな・・・と思います。
今頃、昔は~、昔は~・・・っていう話をしてもしかたがないのですが。

3.披露宴会場
最近の挙式会場の種類も実に多様化しています。
一軒家タイプの専用式場や、レストランを借り切っての挙式、またホテルなどで行われる場合もありますよね。

披露宴も、昔は花嫁花婿を、親戚や職場の方々に「披露」する場としての役目がありましたから、どちらかといえば親が主体となって取り仕切ることが多かったように思います。
だから、親の友人や親の職場の同僚、はたまた隣近所の人たちまでも招待していました。
なので披露宴会場も、大勢が収容できるホテルや冠婚葬祭を行う専用式場で行われることが多かったですね。

しかし今どきの披露宴という考え方は、新郎新婦が主体となり、自分たちがお世話になった人たちを招待して、ゲストとしておもてなしをする場へと変化しています。
昔のように、親の職場の同僚や友人などを招待し、新郎新婦にとっては「はじめまして」状態の人たちはいませんから、披露宴は本当にアットホームで温かいものになっていると思います。

今の結婚式スタイルのほうが、形式にとらわれず、新郎新婦側の招待する気持ちがとてもよく伝わってきますから、本当にステキですばらしい結婚式だと思うんですよね。
それを考えると、私の結婚式は、まるで親のために行われた式のようだったなぁ・・・と、今更ながら思います。

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センティール・ラ・セゾン千秋公園での挙式

結婚式場は、秋田駅からほど近いセンティール・ラ・セゾン千秋公園。
レストランが併設された一軒家の専用の結婚式場です。

チャペルの中に入ってまず驚いたのが、秋田杉の細工が美しい壁と天井。

樹齢200年以上の秋田杉を使ったチャペル

秋田の自然を活かしたつくりの教会は、秋田ならではですよね。
バージンロードというと、赤い絨毯を想像しますが、こちらのチャペルは秋田杉の良さを惹きたてるため、主張しずぎないシンプルなフロアになっていました。

チャペルは最大60名まで着席できます

チャペルの椅子を飾るお花も、グリーンをメインとしています。
まるで森の中にいるような感じ。

誓いの言葉

たどたどしい日本語の神父様もまた趣あり。
神父様が儀式のときに使用する、首からかけるストール(ストラ)も緑色なんですよ。

ストラには十字架の模様がついていたのですが、実は私、これを見た時に真っ先に思い浮かんだのが「ドラクエ」のゲームに出てくる教会の神父様だったんですよ。
すると、隣に座っていた次男が「ベホマラーとか唱えるにちがいない」とつぶやき、まさに次男と同じ思考回路の自分に笑ってしまいました。
すみません。マニアックなお話で・・・。

挙式が終わると、新郎新婦を花びらのライスシャワーで祝福です。

チャペルと披露宴会場は、この階段でつながっているのですが、出迎える人たちは階段の上段から新郎新婦が下りてくるので、とても見やすいと思います。

ただし、足腰おぼつかない年配の人や(私)、ふだん履き慣れないパンプスを履いている人(私)にとっては、急な階段でちょいと怖い。
この階段は、新郎新婦と親族の集合写真を撮る際にも、段差を利用して使われますので、とても合理的な造りだなぁ・・・と感心したりもしました。

披露宴での料理

披露宴は、最大150名が収容できるというホールで行われました。

オープンキッチンです

ホールの奥はオープンキッチンになっていて、シェフたちが忙しそうに動いています。
数年前に東京で結婚式に出席しましたが、その時もこういったスタイルでしたので、これが流行りなのかな。
料理人がみえると、安心感もあるし、料理にも期待がもてますよね。

天井のシャンデリアは、秋田杉をモチーフにしたデザインなんだとか。
シャレています。

料理はフレンチ料理のフルコース。

芳醇なズワイガニをたっぷりと使ったロワイヤル

ロワイヤルとは、卵とブイヨンを合わせて蒸し、固めたもの。
茶わん蒸しをさらにトロトロにしたような感じ。

レモンスカッシュ

ドリンクにレモンスカッシュを頼んだら、メイソンジャーに入って出てきました。
今どきのシャレオツですね。

キャビアを添えたオマール海老のソテー
翡翠鮑と北海帆立のタンバル
オレンジと柚子の2種のソース

タンバルとは、魚介類・鶏肉・野菜などをみじん切りにして型に詰めて焼いたグラタンのこと。
柚子ソースのほうが好みでした。

ノンアルコールシャンパン

レモンスカッシュの他に、食前にはシャンパンも出てきましたよ。

やさしい甘味が引き立つ雪の下人参のポタージュ
雪に見立てた特性クリームを浮かべて

きれいなオレンジ色のスープは、人参臭さがまったくないやさしい甘味のポタージュ。

かりっと焼き上げた尼鯛のポワレと祝い米のリゾット
貝の旨味が凝縮したコキアージュスープを注いで

ポワレとは、いわゆる蒸し焼きとかムニエルのこと。(厳密には違うようですが)
コキアージュとは、貝殻という意味。
たしかにスープのダシがとってもおいしくて、おこげのついた祝い米のリゾットがさらにおいしくいただけました。

緑茶のアイスティー

冷たいお茶ですが、とても香ばしくておいしいお茶でした。

国産牛フィレ肉の低温ロースト
北海道磐田農園の札幌黄にトリュフ塩を纏わせて

こんなに分厚い牛肉も、柔らかい仕上がりです。
ソースが濃いめの味で、お肉によく合いました。

デザートビュッフェ

デザートはビュッフェスタイルです。

お腹いっぱいで、食べられません。

ジェラートもありの、盛沢山ビュッフェです。

プチサイズなので、かわいらしいものをピックアップしてきましたが、これ以上無理でした。
若い方がうらやましい・・・。

センティール・ラ・セゾン千秋公園は、2014年1月にオープンしたので施設はとってもきれいで快適でした。
また、スタッフの方々も、常に笑顔で対応していて、好感が持てました。

会場の左右、後ろ側の壁はスクリーンになっていて、写真やビデオが映し出されますが、どの位置からも見えるようになっています。
すごくいいなぁと思ったのが、例えばウエディングケーキ入刀の際。
前の方に写真を撮る人たちが集まって、新郎新婦の表情やケーキがよく見えないものですが、上からその様子をビデオ撮影していて、その様子がリアルタイムにスクリーンに映されるんですよ。
まるで、コンサート会場のスクリーンのようではないですか。

新郎新婦が退場したあと、挙式から披露宴途中までの映像が、音楽とともに編集されて流されるのも、今どき結婚式ですね。
デジタルな時代って本当にすごい。

なにはともあれ、良い結婚式でした。
我が家の3人の子どもたちも、良い経験となったようです。

ふだん、フランス料理のフルコースなんて食べる機会なんぞありませんからねー。

コメント

  1. でぶねこ より:

    まあ~~♪ またタイムリー、私も1日に姪の結婚式に出席したばかり!!!
    でもオープンキッチンってすごいなあ、次はこういうのがいい(笑
    デザートのビュッフェ形式って、憧れ~~(^^♪
    (義母も連れて行ったので、私は運転手、飲めなかった~~~;;)
    3年前の姪の結婚式は京都嵐山で、新郎新婦の後ろがガラス張り(天気がいいので開いてました)で後ろが緑いっぱいのガーデン、ゆったりできて素敵でした。
    今時の結婚式は、昔と違っていいと思います。仲人も無しでいいと思うし、結納なんていらないなあと思う一人。昔は派手でしたよね^^;特に私の出身は名古屋、菓子まき(家からお菓子をまく風習)があったり。。。
    でも私はシンプルでした。桜が満開の名古屋城前のホテルで親族だけで行いました。
    そらはなさん、次は自分のお子さんかな? どんな式になるか、楽しみですね^^

    • そらはな より:

      でぶねこさんへ♪
      あら!でぶねこさんも結婚式でしたか。
      今どきの結婚式場も、本当に快適な空間で、招待された側も楽しいですよね。
      私も、仲人も結納も婚約指輪も要りません。それよりも、結婚後の生活にお金を使うようにしたいですよねぇ。
      名古屋の結婚式は、本当に派手だと聞きますが、今はだいぶ簡素化されたのでしょうか。
      満開の桜の名古屋城前での挙式、ステキー!
      一生の思い出に残りますね。
      我が家の子どもたちは、いつになるやら・・・。最近の子どもたちは、結婚しないパターンも多いですもんね(^-^;