「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言いますが、今年はまったく当てはまらず、彼岸に入ったのに雪景色。

朝 雪が積もっていた!びっくり!
例年なら、この時期には庭の手入れを進め、バラの元肥を施しているはずなのに、今年は天気が悪く、寒さも厳しくて、本格的な庭仕事はお預け状態です。
そんな冬の名残が色濃い外の景色とは対照的に、リビングではゼラニウムが満開です。

外の雪とは対照的!ピンク色のかわいい花!
鮮やかなピンク色の花が次々と咲き誇り、まるで春がひと足早く訪れたようです。
ゼラニウムが夏に咲かなかった理由
このゼラニウム、実は昨年の春に根切りと植え替えをしました。

植物にとって根切りは成長を促すために大切な作業ですが、一時的に負担がかかることもあります。
案の定、植え替え後のゼラニウムは、夏の間ほとんど成長せず、花もわずかしかつきませんでした。
日当たりの良い場所に置いていたものの、暑さのせいなのか、葉も少し黄ばみがちで、元気がない様子。
正直、ちょっとがっかりして「失敗だったかな?」と思ったこともありました。
冬のリビングで急成長!なぜ?
ところが、秋になり、気温が下がると少しずつ葉の色が濃くなり始めました。
そして冬、リビングへ取り込んでからは、驚くほど生育が良くなったんです。

3月 ゼラニウムの蕾がどんどん上がってくる
なぜかというと、ゼラニウムは本来、涼しい気候を好む植物。
真夏の暑さが苦手で、猛暑の時期は休眠状態になりやすいのですが、冬の室内は気温が安定しているため、成長に適した環境になったようです。

種から育てたゼラニウムなので愛着もひとしお
また、リビングに置いたことで、毎日こまめに様子をチェックできるようになったのも、元気に育った理由の一つかもしれません。
ゼラニウムは乾燥に強い植物ですが、冬場の暖房で空気が乾燥しがちなため、適度な水やりが功を奏したのかもしれません。
北国の春はまだ遠いけれど…
秋田に本格的な春が訪れるには、もう少し時間がかかりそう。
でも、ゼラニウムが満開になったリビングでは、ひと足早く春気分を味わえています。
外はまだ冬のような寒さですが、こうして身近な植物の変化を楽しめるのは、ガーデニングの醍醐味ですね。

ゼラニウムの鉢はこれ以上増やさないようにしたい
ゼラニウムの花を眺めながら、「今年は庭に何を植えようかな?」と考える時間も、また楽しいものです。
今年の春も、きっともうすぐやってくる。
そう思いながら、ゼラニウムの花を愛でる今日この頃です。
※このあと、午後にはすっかり雪もとけてしまいました。
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