ズッキーニは、実がなっても受粉しなければ大きくならないということがわかった今年の夏。しかし、受粉のタイミングって難しい。
なぜなら我が家のズッキーニは2株だけ。
雌花と雄花は、なかなか同時に咲かないし、花が開花している時間はわずか数時間。
そこで、かぼちゃの雄花とズッキーニの雌花で人工授粉させてみました。
ズッキーニも見た目きゅうりですが、実はかぼちゃの仲間なんですもんね。
ズッキーニの育て方
夫がズッキーニの苗を2株買ってきて、畑に植えたのが5月のこと。
日当たり良好のその場所で、ズッキーニはすくすくと大きくなりました。
花の下にはズッキーニの実がついていて、花が枯れたらこのまま実がどんどん大きくなるのだと思っていました。
が、我が家の最初のズッキーニはその後しぼんで枯れた・・・。
受粉しないズッキーニも食べられる
もしも雄花が同時に咲かず受粉しなかった場合は、「花ズッキーニ」として収穫して食べることもできます。
が、私はどうしても花だけを採って食べる気にならなかったので、小さいまま実を収穫しました。
上が受粉に成功したズッキーニ。
下が受粉しなかったズッキーニ。
その差10cm以上ありますが、味はどちらもかわりなく食べられます。
かぼちゃで受粉
かぼちゃの雄花です。
ズッキーニの雌花です。
どちらもそっくり!
それもそのはず。ズッキーニの実は見た目きゅうりっぽいのですが、実はかぼちゃの仲間なんですもんね。
ズッキーニの人工授粉が、かぼちゃの雄花でも代用できると聞き、さっそくやってみました。
夫があまり深く考えずに植えたかぼちゃが、自由奔放に伸び放題で、かぼちゃの花だけは毎日咲いていたのです。
ちなみに夫も野菜作りはド素人。土日も自分の趣味のサッカーで不在なことが多いので、植えたら植えっぱなし。だけど老後は「土を耕している自分」に憧れているので、サッカーが本格的活動に入る前の春先に、とりあえずいろんな苗を買ってきては畑に植えまくるのです。
「男ってまず買ってくるよね」とブロ友さんが話していたけれど、うちの夫はそれに加えて「まず植えるよね」と言いたい・・・。
そして収穫!
上がズッキーニ同士の受粉でできた純血ズッキーニ。
下がかぼちゃの雄花で受粉させた混血ズッキーニ。
どちらもまったく変りなく、見た目も味も同じでした。
なんだか私、植物の遺伝子をいじってる?ちがうか。
しかしここまでくると、園芸研究家のようになってきたではありませんか。
ズッキーニの雄花と雌花が同時に咲いて、自然に受粉するためには、少なくとも5株以上はズッキーニを植えたほうがいいとのこと。
2株じゃ足りなかったのね・・・。
おかげで、かぼちゃと交配させるということにまで発展したのですが。
作ってみたよズッキーニ
一番最初に作ってみたのがマリネ。
ズッキーニをおしゃれっぽく食べてみたかったもので・・・。
ズッキーニとトマトとじゃがいもと・・・夏野菜マリネは季節を感じさせてくれ、夏バテ気味の時にもサッパリと食べられます。
夫が一番好きだと言った「ズッキーニと塩昆布の浅漬け」。
ズッキーニを薄くスライスして塩をふってしばらく置き、水気を絞ったら塩昆布とごま油で和えるだけの超簡単レシピ。
受粉しなかった小さなズッキーニを使って作りました。
焼肉丼の向こう側に見える「ナスとズッキーニの煮びたし」
パプリカも入れて彩りよくしてみました。
ナスは、食べるとくにゃっとした食感ですが、ズッキーニはナスよりは歯応えがあるので、煮びたしはむしろズッキーニのほうが好き。
ズッキーニとツナをマヨネーズで和えたもの。
基本的にきゅうりで作るレシピは、ズッキーニでも代用できるのだな・・・ということがわかりました。
焼肉のときに、ただ焼いただけのズッキーニ。
水分が多いので、ナスを焼くよりもズッキーニのほうが、おいしく食べられました。
ズッキーニって次々に実が育ち、収穫の楽しさが味わえるので、素人園芸にはもってこいなんですね。
来年は5株以上植えてみて、自然受粉が成功するようにやってみる?
そうだ。夫に、まずは買ってこさせなくては。
【追記】
2年後、ズッキーニとカボチャの交雑種ができました。
コメント
こんにちは。
もうすっかり「園芸研究家のそらはなさん」ですね!
ズッキーニとかぼちゃの掛け合わせまで。
お料理も次々とどれも美味しそうだし参考になるわぁヽ(・∀・)ノ
来年は5株以上?
あんなにでっかくなるズッキーニをたくさん植えられるなんて
なんて広い菜園なんでしょ!
るり玉さんへ♪
ズッキーニってほんとに大きくなるんですね。葉っぱが予想以上に広がるので、株と株の間はある程度間隔をあけないとダメですね。
なんてことも学習しました。
最初からあきらめるよりも、まずはいろんなことをやってみるって大事だと思いました。
るり玉さんのように、無心にお花の手入れができるようになりたいです。