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ズッキーニの育て方 種蒔きから収穫までしてわかった成功のコツ

ズッキーニを収穫しました。
めちゃくちゃうれしい!
といっても、昨年もズッキーニは植えているのですから、収穫すること自体に大はしゃぎしているわけではありません。

なぜにこんなに喜んでいるかといいますと、昨年まではズッキーニの苗を買って畑に植えていたのですが、今年は種を直播きして育てたのですから、収穫の喜びもひとしおです。

種蒔きから収穫までを通して、ズッキーニの育て方についてまとめました。

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ズッキーニのプランター栽培は失敗だった

ズッキーニを種から育てる場合、プランターに種を蒔き、室内で発芽をさせようなどという甘い考えならば、素人はやめた方がいいです。

あ、素人などと大きくくくってしまいましたが、私のことです。

ズッキーニの発芽温度は25~30℃。
たしかに室内の暖かい窓辺にプランターを置いていたら、まだ日中の最高気温が20℃にも満たない4月の秋田でも、5日で発芽しました。

ズッキーニ発芽

しかし、喜んだのはこの時だけでした。

発芽したらすぐに外に出し、十分にお日様の光を浴びさせなければならなかったのに、このまま室内に置いていた結果、もやしのようにひょろひょろと徒長してしまいました。

 

ズッキーニ徒長

もっとも、外に出したところで気温が低すぎて、うまく育たなかったことでしょう。
プランターをすっぽり覆うビニールでもかぶせて外に出せばよかったのですが、この時はそんな発想これっぽちもありませんでした。

その後、このズッキーニたちは畑に植え替えたのですが、最初からヒョロヒョロで虚弱体質だったため、すぐに枯れてしまいました。

発芽後に、日光を十分浴びせることができず、また、温度も25℃以上を保つことができない場合は、プランターに安易に種を蒔いてはいけません。

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ズッキーニの種を畑に直播き

プランターに種を植えたところで、それを再度畑に移植する手間を考えたら、最初から種を畑に直播きすればいいのだ!ということに気が付きました。

畑に種を蒔けば、お日様の光は十分に浴びることができます。
そして温度を高温に保つために、ビニールトンネルで覆うことにしました。

 

黒マルチ

もちろん黒マルチで畝を覆って地温を上げた上で、種を蒔きます。

 

ビニールトンネル

そして種を蒔いて、ビニールトンネルで覆いました。

外気温が18℃の時、ビニールトンネル内は29℃。
お日様の力と黒マルチとビニールトンネルのおかげで、ズッキーニが育つための条件を整えることができました。

直接地面に種を蒔くことで、黒マルチの下は湿度が保たれるので頻回に水やりをする必要がありません。
地面が乾いていたら、朝水をまく程度。

日中は常にサンサンとお日様の光を浴びることができ、ビニールトンネル内の気温は十分すぎるほど暑い。

ズッキーニ発芽

こうして、畑に種を直接まいて5日めに、ズッキーニが発芽しました。

プランターの時とは大違い。
なんて肉厚の双葉なの?
なんて濃い緑色の双葉なの?

このまま畑で育てれば、移植する必要もないので、私にとっては畑に直播きする方法が一番よかったです。

ズッキーニの本葉が出たあと

ズッキーニは一か所に3粒の種を蒔きましたが、本葉が出てきたところで間引きして1本にしました。

 

そして種蒔きから2週間で、本葉もかなり大きくなりました。

 

種蒔きから4週間、本葉がビニールトンネルにつっかえるようになったので、ビニールトンネルを外しました。

 

この時、株元にはすでに花のつぼみがついていましたので、ここで1回目の肥料を与えました。

ズッキーニの成長が一斉でなくて良かった

畑に直播きして育てたズッキーニは全部で4株。
ところが、同じ日に同じ条件下で種を蒔いたはずなのに、成長のしかたが全然ちがっていました。

自然環境下で育てると、いろんな条件が組合わさって成長のスピードがちがってくるので、素人が育てるとこうなるのよね・・・と、ちょっとがっかりもしました。

が、今となってはそれでよかったと思います。
なぜなら少しずつ成長のスピードが違うことで、長い期間にわたって収穫も楽しめるから。

そして気が付いたのです。
今まで、きゅうりやナスの苗を買う時も、一斉に買って一斉に畑に植えていたけれど、今度からは時期をずらして植えればいいのだ、ということに。

ズッキーニの支柱立て

ズッキーニがある程度大きくなってくると、今度は風にあおられた時に、太い茎が逆にアダとなって株元からポッキリと折れてしまうということがよくあります。

 

なので株元に支柱を立てて、紐でくくりました。

今年の春の気候は穏やかで、強い風が吹き荒れるような天気もなかったおかげで、ズッキーニは順調に育ちました。

ズッキーニの開花

種を蒔いてからちょうど1か月目、ズッキーニの第一花が開花しました。

うちのズッキーニは、雌花の成長がとても早く、対する雄花は全然ツボミのまま。

なので、最初の受粉はかぼちゃの雄花を拝借して行いました。
ところが、かぼちゃの雌花2つに受粉作業を終えた雄花だったので、花粉がほとんど残っていなかったのでしょう。

ズッキーニの第一雌花は、受粉に失敗し大きくなりませんでした。

その数日後、今度はかぼちゃの雄花ひとつを、ズッキーニの2番目に開花した雌花にしっかり受粉させました。

ズッキーニの収穫

ズッキーニの種を植えてから40日め。
ついに収穫する日がやってきました。

かぼちゃとのハーフですが、なんとなんと立派です。
記念すべき第一ズッキーニです。

 

次の日は、第二ズッキーニを収穫しました。
長さ22cm超。

 

直径は7cmくらいあります。

昨年のものと比較しても、長さは同じくらいですが、太さが全然ちがいます。
それは、肥料をやっているからなのでしょう。

昨年は肥料なんてやったことがなかったのですが、1回でも肥料を与えると太さがこんなにもちがうのですねぇ。

 

かぼちゃの雄花の力を借りて収穫していたズッキーニも、ようやく雄花が咲きました。
今度からは正真正銘のズッキーニが収穫できそうです。

 

もちろんかぼちゃのほうも、ちゃんと受粉成功してますよ。

 

種から育てたズッキーニは、食べる喜びも一段と大きい。

数年前までは、ズッキーニってどうやって料理するの?というレベルだった私ですが、今ではズッキーニ大好き人間になりました。

自分で育てるといろいろなことがわかって楽しくて、だから菜園ライフはやめられない!

 

コメント

  1. りとるるびー より:

    凄いです!
    短期間で随分上達されて、観察力が素晴らしい。
    私も以前はズッキーニにカボチャの雄花で受粉していましたョ。
    今は反則技のトマトトーン受粉。

    植物育ては教科書通りでは駄目なんですよね。
    その地方その方なりの最善の方法を見つけなければならないの。
    この方法は、失敗を繰り返しながら、あ~でもないこ~でもないと試行錯誤の後見つかるもの。
    2年目で結果を出しちゃったそらはなさんは天才かも。

    頑張って野菜育てましょうね。
    偉そうなことを書いている私は今年で8年目ですが、やっと少し野菜のことが分かってきたところです。

    北海道の友人は、黒マルチ+二重ビニールトンネルで地温(気温も)を上げるそうですよ。
    これでサツマイモを育てているのよ。凄いよね。

    • そらはな より:

      りとるるびーさんへ♪
      トマトトーンってなに?と思って調べてみて、びっくりしました。
      今はそういうものもあるんですね。勉強になりました。
      おっしゃる通り、野菜の育て方は教科書通りにはいきませんね。
      気候や土地などみんなちがうのですから、最終的には自分の経験が一番の教科書になるんでしょうね。
      あ~、私も早く自分の教科書の厚みをふやしたい~!
      家庭菜園8年目ならば、大ベテランですよ。
      私も継続していくことができるよう、がんばります(#^^#)