ズッキーニを畑で育てるようになり、早5年。
ついに今年は、育てたズッキーニから種を採取しました。
これで来年は、ズッキーニの種を買わずに、自家採取した種から育てることができるようになります。
ところで、ズッキーニの種はどういう状態のものが良いのでしょう?
種取り用ズッキーニを育てる
11月。紅葉も見頃を迎え、畑の野菜はほぼなくなり、寂しいポタジェガーデンとなった今日この頃。
そんな中、今までがんばっていたのがズッキーニ。
干からびた蛇のような茎の先には、巨大化したズッキーニが黒光りしております。
長さ40cmほどのズッキーニは、まるで石のようにカッチカチになり、これで頭を殴られたら気絶するレベルの固さ。
ズッキーニってかぼちゃの仲間なのですが、ここまで大きくなると、かぼちゃのように皮が硬くなるんですね。
これは今年の新発見でした。
ズッキーニは、受粉してから1カ月くらいすると種ができると聞いたので、9月末に人工授粉したズッキーニをここまで見守り、時には声をかけ、歌を歌い待ちました。
そうしてトツキトウカ、いやいや1カ月と10日。
ついにズッキーニの種を採る日がやってきました。
ズッキーニの種の取り方
種取り用のズッキーニは、収穫したあとさらに1カ月くらい寝かせて追熟させると良いそうな。
そんな情報を得たのは、ズッキーニをパッカーンと割った後だったから、もう追熟もなにもありゃしない。
割ってみてびっくり!
だって、もっと中身が熟しているかと思いきや、意外と青々としているんだもの。
種は、ワタのようなものがついていて、こんな感じは、やっぱりかぼちゃに似ています。
その種をほじくりだしてみたならば、200個くらいはありました。
こんなにワンサカ種ができるということは、数うち当たると言うヤツですか?
つまり、発芽率は極めて悪いということですか?
もはや嫌な予感しかしないのですが、まぁ、いいや。
来年、発芽しなかったら種を買うのみ!
と、すぐに方向転換することも、家庭菜園には必要です。
とは言うものの、せっかく採れた種だもの。
水できれいに洗ってから、ザルにあげてよく乾燥するまで干します。
乾燥したら、紙袋に入れて冷暗所で保管し、来年の春を待つことにいたします。
ズッキーニの良い種と悪い種
で。
種を乾燥させている間に、今更ながらズッキーニの種の自家採取についてネットで情報を集めていたら、
な、な、なんと!
ズッキーニの種は水に浮くものが良い!
とな?
えーっ?ふつー、水に沈む種のほうが、中身が充実していていいんじゃないの?って思うよね?
なぜにズッキーニは浮くものが良いの?
と、あれこれ理由を探し回ったけれども、結局わからず終い。
だけども、聞いてしまったからには試してみようと、せっかく乾き始めた種を水にドボンと入れてみたら、あらまー!8割方沈んでしまいました。
うちのズッキーニは、不良種が大半だってこと!?!?
やっぱりズッキーニを収穫してから、さらに追熟させたらよかったのか?と思ったけれど、後の祭り。
しかし、どうみても明らかに小さすぎて浮いている種もあるわけで、これでは真偽のほどはわかりませぬ。
というわけで、水に浮いた種と沈んだ種を割ってみたけれど、違いがよくわからない。
ので、さらに種をバラしてみたのですが、沈んだ種のほうが中身が瑞々しく、浮いた種は中身が乾燥しているという印象を受けました。
つまり、種として十分熟したものは、乾燥して水に浮くってことでしょうか?
結局、よくわからないので、来年は水に沈んだ種と浮いた種のどちらも植えてみようと思います。
しかーし!
ここで嫌な予感がわいてきました。
あれ?このズッキーニを人工授粉したのって、ズッキーニ同士だったっけ?
まさか、かぼちゃの雄花で受粉させたやつではないよね?
もし、かぼちゃの雄花との交配種だったら、来年は得体の知れないモノが畑にできてしまう・・・。
むむむむむ。
どうしよう。
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