岩国の白蛇神社を参拝し、錦帯橋を渡って宮島へ向かう──。
最初はそんな予定を立てていたのですが、偶然目にした雑誌の「下瀬美術館」。
場所を調べると、ちょうど通り道。
しかも「世界一美しい美術館」と呼ばれていると知り、むりやり予定を詰め込んで立ち寄ることにしました。
駆け込みで入館、それでも心に残った展示体験
錦帯橋では河原から写真を撮るだけにして、急いで車を走らせた私たち。
下瀬美術館に到着したのは閉館1時間前の16時。

下瀬美術館16時到着!よかった!間に合った
駆け足での鑑賞が始まりました。
ちょうど開催されていたのは「昆虫」をテーマにした企画展。
普段は家庭菜園で「敵」として見ている虫たちも、アートの世界に登場すると驚くほど繊細で美しく、時にユーモラス。
花瓶や家具にあしらわれた虫のモチーフに、思わず足を止めて見入ってしまいました。
ただし…あまりにもリアルで「これを家に置くのはちょっと」と思った作品も(笑)。
さらに別会場では「戦争を振り返る展示」が行われており、広島の原爆資料館を訪れる予定の私にとってタイムリーな出会いでした。
短い時間でも深く考えさせられる展示でした。
建築に圧倒される「ここにいること自体がアート体験」
下瀬美術館のもう一つの魅力は、建物そのもの。

圧巻のエントラスホール
坂茂氏による設計は独創的で、歩いているだけで「ここにいること自体がアートだ」と感じます。

これが紙パイプだなんて信じられない
紙パイプを使った内装や家具は温かみがあり、エントランスホールの柱はまるで彫刻のよう。
外に出れば、水盤に浮かぶ展示棟がカラフルなコンテナのように見えて、それ自体が作品のようでした。

水に浮かぶコンテナの中は区切られた観賞エリア
展示ケースも全面ガラスで、作品が宙に浮かんでいるように見えます。
むしろ作品よりも、建物や空間そのものに夢中になっていました。
曇り空でも美しい瀬戸内の景色と庭園
館内を進むと現れるのが「望洋テラス」。

望洋テラスからは明日行く宮島も見える
瀬戸内海と宮島を一望できる絶景スポットです。
この日はあいにくの曇り空でしたが、水盤と建物のコントラストが幻想的に映え、晴天とはまた違う趣を感じました。
そしてもう一つの見どころ「ガレの庭」。

エミール・ガレの庭がとっても素敵だった
アール・ヌーヴォーの巨匠・エミール・ガレにちなんだ庭園で、四季折々の草花が咲き誇ります。
「こんな庭がうちにもあったら…」と夢見ながら散策しました。
美術館に泊まれるという贅沢
驚いたのは、美術館に宿泊できること。

どこを切り取っても絵になる
「美術館に泊まる」という体験は、そうそうできるものではありません。
今回は日帰りでしたが、もし宿泊できたら時間を気にせずアートと自然を堪能できるのだと思うと、芸術好きにはたまらない贅沢だと感じました。
入館料とちょっとしたお得感
入館料は大人2,000円。
正直、少し高いなと思いましたが、実際に訪れると納得の金額です。

水辺、散策路、植物 どこを見ても美しいのよ
今回は友人がJAF会員で、200円割引に。
わずか200円でも「ちょっと得した」と思うと、満足度はぐんと上がるから不思議です。
偶然の出会いが旅の醍醐味
わずか1時間の滞在でしたが、展示・建築・景観すべてに圧倒されました。

下瀬美術館に来られて幸せ!
「広島にこんな美術館があったなんて!」と驚きと感動が残り、この寄り道こそが旅の醍醐味だと実感しました。
次に訪れることがあるなら、今度は半日かけて庭園やテラスでのんびり過ごしたい。

▲美術館のガラスに映った(はしゃぐ)姿を記念撮影
そんな余韻を残して、下瀬美術館を後にしました。
下瀬美術館 基本情報
▪所在地:広島県大竹市晴海2丁目10-50
▪開館時間:9:30〜17:00(最終入館16:30)
▪休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、展示替え期間、年末年始
▪入館料:
一般 2,000円(団体・大竹市民割引あり)
高校生・大学生 900円
中学生以下 無料
JAF会員割引あり
▪公式サイト:下瀬美術館公式HP
美術館好きはもちろん、建築や絶景を楽しみたい人にもおすすめ。
旅の途中、時間がなかったけれど心に残る体験になりました。
翌日は宮島弥山へ⬇️



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