減築リノベーションのため、仮住まいのアパートに移ってから、気づけばもう2か月が過ぎました。
築30年ほどの建物です。
入居前は正直、「冬は相当寒いだろうな」と覚悟していました。
ところが実際に暮らしてみると――思ったほど寒くありません。
築30年アパートでも、意外と暖かい
窓からの冷気はほとんど感じられず、室内は意外なほど暖かい。
2階という条件もあるのでしょうが、「古いアパート=すきま風で寒い(←いつの話だ)」という昭和的な先入観は、いい意味で裏切られました。

意外と暖かいアパート
暖房は10畳ほどのLDKにエアコン1台だけ。
夫と私、それぞれの寝室には暖房器具を置いていません。
それでも特に不自由はなく、
「寝るだけの部屋なら、これで十分」と感じています。
唯一、寒さを感じるのは浴室
ただし、どうしても寒い場所があります。
それが浴室です。
洗面脱衣室には石油ファンヒーターを置き、入浴前にしっかり暖めてからお風呂に入っています。
以前の家でもそうでした。
それが長年の習慣でしたから、「脱衣室=暖房必須」そんな昭和の刷り込みが、体に染みついています。
▲以前の住まいでも脱衣室に石油ファンヒーターは必須だった
リノベーション計画と、思わぬひと言
今回のリノベーションで最も重視したのは「暖かい家」。
なので、高気密・高断熱仕様ですが、全館空調ではありません。
そこで私は、
「脱衣室には、今まで通り石油ファンヒーターを置こう」
と考え、コンセントの位置を確認しました。
すると担当者から、はっきりと言われたのです。
「石油ファンヒーターは、絶対に使わないでください」
え? そうなの?
石油ファンヒーターが使えない理由
理由を聞いて、すぐに納得しました。
高気密住宅では、
・空気が自然に入れ替わりにくい
・燃焼系暖房は酸欠や一酸化炭素のリスクが高まる
・湿気が増え、結露やカビの原因になる
つまり、家の性能が変われば、これまで当たり前に使っていた暖房器具でも「合わなくなる」。
昔の建築基準とは、もう前提が違うのだと気づかされました。
提案された脱衣室の暖め方
「でも、全館空調じゃないし、脱衣室は寒いのでは…」
そう思う私に、担当者が提案してくれたのが、次の方法でした。
・脱衣室はリビングに隣接している
・入浴時はドアを開け、リビングの暖かい空気を流す
・入浴の10〜15分前に浴室暖房を入れる
脱衣室を“常に”暖めるのではなく、“使うときだけ”空気の流れで暖める。
高気密高断熱の家では、部屋ごとに暖房器具を置くより、家全体の空気をどう動かすかが大事なのだそうです。
……いつまでも昭和の頭ではダメですね。
仮住まいの経験が、考え方を変えた
言われてみれば、今の仮住まいでも、
・LDKはエアコン1台
・寝室は無暖房
・それでも特に不自由はない
そんな暮らしが、すでに成り立っています。
暮らし方は、住んでみて、体で感じて、はじめて見えてくるもの。
これからリフォームや建て替えを考えている方ほど、「今の暮らしで、何が本当に困っているのか」
を一度立ち止まって見直してみると、暖房や設備選びのヒントが見えてくるかもしれません。
古い常識をひとつ手放したとき、
新しい暮らし方が、少しだけ見えてきました。
ということは――
新居になったら、石油ファンヒーターも処分しなければならないってことですよね。
ただし、災害時(停電時)用の反射式石油ストーブだけは「特別枠」。
使う日が来ないことを、願いつつ。


コメント
はじめまして。
すてきなお家、完成が楽しみですね!
我が家は築30年あまりの、断熱性に乏しい家です(涙)。
それでも、石油ストーブをつけるとCO2濃度がすぐに3000ppmになります。(今年、CO2センサーを買って知りました。1000ppm以下が推奨されているようです。)
生まれて初めて温度とともにCO2濃度を意識する毎日です(笑)。
シーサイドさんへ
はじめまして
CO2センサーなるものがあるのですか?
家庭でも測れるんですね!
とっても興味があります。
これは高気密の家でぜひ試してみたいー!
情報ありがとうございます。