今回の旅の目的地は上高地。
前日に松本入りしたので「時間があれば松本城に行ってみる?」くらいの軽い気持ちで訪れました。
でも、実際に見た瞬間に……惚れてしまったのです。
国宝五城のひとつ「松本城」
松本城は、日本にわずか5つしかない「国宝天守」のひとつ。
姫路城・犬山城・彦根城・松江城と並び、歴史的価値と美しさを兼ね備えています。
黒漆の下見板張りが特徴的で、白亜の姫路城と対照的。
その漆黒の姿から「烏城(からすじょう)」とも呼ばれています。
お堀越しに見上げると、まさに“戦国時代の王者”といった風格です。
黒い天守閣に惚れた瞬間
お堀に囲まれた天守閣は、どの角度から見ても遮るものがなく、圧倒的な存在感。

この日は雲が多かったのですが、こんなにも心を奪われたのだから、青空に映える松本城はきっと何倍も美しいはず!

北アルプスの山々を背景にした姿は、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々に楽しめそう!
そんな想像をしながらワクワクしました。
まさかの100分待ち!電子チケットのすすめ
外観にこんなにも惚れてしまったのですから、天守閣の中にも入らねば!と思ったら、なんと待ち時間100分の表示。

まるでどこかのアトラクション並みではないですか!
調べてみたら、当日券は紙チケットで長蛇の列ですが、電子チケット(大人1,200円)なら前日予約で時間指定入場が可能。
というわけで、翌日の11:00〜11:30の枠を予約して、スムーズに天守閣へ入れました。
➡️ 松本城に行くなら、前日までの電子チケット予約は必須です!
天守閣内部は「戦う城」の緊張感
天守閣は、入口で靴を脱ぎ、ビニール袋に入れて持ち歩きます。

内部は柱や梁がむき出しで、400年以上前の戦国の空気が残っています。
急な階段は段差45cmもあるところもあり、まるでハシゴのよう。

小さな子どもはお父さんが抱っこして登らなければならないほど。
そんな私も息を切らしながら最上階へ向かいます。
随所には、鉄砲や矢を放つ狭間、石を落とす仕掛けがあり、「美しい城」であると同時に「戦うための城」であったことを実感します。

こんなかっこいいお城ですから、みんなが欲しくなるのもわかります。
最上階からの絶景
ようやく最上階につくと、風が吹き抜けて爽快感が広がります。

眼下に広がる松本の街並み、晴れた日には遠くにそびえる北アルプスも見えることでしょう。
いまでは絶景スポットですが、当時の武士たちにとっては常に敵を見張るための場所であったことも忘れてはなりません。

「同じ景色を見ても、心の持ちようで全然違うものなんだな」と、少し切なさを覚えました。
思わぬ展開、上高地には行けず…
え?
2日間も松本城へ行ったの?
上高地はどうした?
…と思われた鋭いあなた。
なんと、上高地周辺は24時間雨量が規定を超え、道路が通行止めになったんですよー!
つまり、上高地には行けなかったんてすよ〜!
えええー!
こんなことってあるー?

結果的に、2日連続で松本城へ行くことになったわけですが、そのおかげで天守閣に登れ、これはこれで大満足の旅になりました。

「上高地リベンジ」という新しい楽しみもできたので、結果オーライです。
旅は思い通りにいかなくても、思いがけない出会いが最高の思い出になる
――そう実感できた時間でした。



コメント