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今が旬 ミョウガの生え方と自分の生き方

夏の香味野菜として欠かせないのがミョウガ。

先日、スーパーで一袋にミョウガ4~5個入って100円で売られているのを見てびっくり!
ミョウガってこんなに高いものだったの?

毎年畑の片隅に勝手にどんどん生えてくるミョウガは、ほったらかしでも収穫できる家庭菜園にはうってつけです。

でも私、ミョウガがどうやって生えているか、最近まで知らなかったのですよね。

 

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ミョウガの生え方

畑の片隅には、私が子どもの頃からミョウガが生えていました。

ミョウガは生姜科の多年草、地下茎で毎年同じところに生えてきます。

乾燥に弱いとされているので、日照りが続くと弱ってしまうそうですが、なんの、なんの。
いまだかつて、ミョウガに水をあげたことがありません。

気が付けば、夏には勝手にミョウガの葉がボーボーになっています。(いかに手入れしていないかということですが)

 

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畳一畳ほどのスペースに、ミョウガの葉っぱが満載です。

 

実は子どものころ、ミョウガの葉っぱに毛虫がくっついていたのを見て以来、ミョウガに近づけないでいました。

毎年夏になると、父が採ってきたミョウガをもらっていたのですが、2~3年前から父に代わって夫がミョウガを採るようになりました。

しかし、今年は誰もミョウガを採りにいけません。

父が5月に亡くなり、夫は休日も多忙な上に、わずかな空いた時間は畑の草刈りで精一杯。

 

だったら私が採ってこようではないか!

長袖長ズボンに長靴。
首にはタオルを巻き軍手をはめて完全防備で、ミョウガへ挑みました。

 

 

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ミョウガの葉っぱをかき分けると、地面から顔を出したミョウガに出会えます。

ミョウガの葉っぱがボーボーなので、その下はほとんど日があたらないため、他の雑草は生えにくいんですよね。

 

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ひょこっと顔を出したミョウガが、あまりにも可愛すぎて癒されます。

毎年、ほったらかしなのに、顔を出してくれるミョウガが切なすぎる・・・。

 

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ミョウガの下の部分は、意外と長い。

お店に売っているものは、この部分は見られないですもんね。

 

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ミョウガの葉っぱの根元には、必ずミョウガが顔を出しているので、収穫が本当に楽しいのです。

ほったらかしなのに、ここまで育ってくるミョウガがけなげで泣ける。

気づけば地面に這いつくばって、ミョウガを採ること1時間。

 

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今年もたくさんのミョウガが採れました。

ミョウガは地面の下からどんどん生えてくるので、1週間もすればまたわんさかミョウガが採れるはずです。

 

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えっ・・・?毛虫?

それが全然遭遇しませんでした。

ミョウガの葉っぱがまだ柔らかい春には、芋虫などが付いていることもあるようですが、次第に固くなるミョウガの葉っぱは、繊維が多すぎて固く、毛虫ですら食べるのをいやになるそうです。

もっとも50歳を過ぎれば、大概のことには動じなくなってきていますから、毛虫に遭遇したところで、一瞬背筋がぞわっとしますが、完全防備をしているので大丈夫。

完全防備じゃなければ、乙女のようにギャーッと叫ぶかもしれませんけどね・・・。

 

手をかけないほったらかしでいいミョウガの苗は、春先にホームセンターなどで売られています。

一度植えて根付くと、おそらく死ぬまで夏の味としてミョウガが楽しめるかと思います。

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おススメ ミョウガレシピ

そのままスライスして、そうめんや蕎麦の薬味として食べてもいいですが、ちょっとひと手間かけるとさらにおいしい。

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ミョウガときゅうりと大葉を細かく切って、ごま油大さじ1、だし醤油大さじ1、にんにくひとかけをすりおろして混ぜるだけ。

ご飯にのっけても良し、冷ややっこにのせても良し。
もちろんそうめんの薬味としても、グレードアップしたおいしさが味わえます。

 

 

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こちらは、ミョウガときゅうりとミニトマトをスライスし、ごま油大さじ1と塩小さじ1/2程度で混ぜたもの。

さっぱりと食べられるので、夏バテで食欲がないときにもおススメです。

 

 

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ミョウガを半分に切って、その上に梅味噌を塗ってグリルで焼いたもの。

焼くと辛さが抜け、ミョウガのほっこりした味が楽しめます。

 

他にも、ミョウガ丸ごと天ぷらにしてもいいし、味噌汁にはなしてもおいしい。

夏ならではの味わいですね。

 

ミョウガは生のまま冷凍保存もできます。

 

一日を大事に生きるということ

ミョウガを収穫しても、しなくても、一日は過ぎていきます。

だけど、夏の暑い中ミョウガを採りながら、無性にそのミョウガの生命力に感動していました。

人であり動物であり植物であっても、何かを育てるということは、その命の強さ、はかなさを目の当たりにし、生きるということに感謝ぜずにはいられなくなります。

そして、自分が手をかけ愛情をかけたものだからこそ、大切に丁寧に扱うようになるんですよね。

それが我が子であっても、インコであっても、家庭菜園の野菜であっても、命あるものはみんな同じで、みんな大切。

一日を大事に生きるということは、すべての命を大切に大事にするということなのかなぁ・・・なんて、地面に這いつくばってミョウガを採りながら思ったわけです。

 

毎年父が採ってきてくれたミョウガを、今度は私がやっていこうと思います。

父が、一日一日を大事に生きていたように、私も生きていることに感謝してその日を暮らしたい。

 

ミョウガ、ありがとうっ!って感じですね。

 

あ・・・、ミョウガは手をかけなくとも、勝手に育つんですけどね・・・(汗)💦

 

コメント

  1. とかちか より:

    ご無沙汰してます。
    ぜーんぶ読んでは涙することが多々ありました。
    そして今回の記事もまたウルウルです。(ほんっと年とると涙腺がユルユルですw)
    みょうがのことなのにな~~~www
    私もみょうがの味噌のっけ焼き大好きです。ビールが進む進む!
    コメントは送らなくても毎回必ず読んでます。そらちゃん、はなちゃんも大好き!
    暑い夏を乗り切ってウエストサイドを楽しみましょうね♪

    • そらはな より:

      とかちかさんへ♪
      わぁー。お久しぶりです(#^^#)
      つい最近、とかちかさん、劇団四季観に行ったかなぁ・・・ということを考えていました。ほんとに。
      だからなんだかコメントいただいて、以心伝心のような気持になっています。
      ウエストサイド・・・実は行けないのですよ(T_T)
      秋田市と由利本荘で2日にわたってやりますけど、仕事なのと娘の行事の関係で、今回は断念いたしました。
      ただし、来月アラジンに行ってきます(#^^#)
      1年も前にチケット予約しましたが、なんだかあっという間でした。
      3度めとなるので、また違った角度から観てきたいと思っています。

  2. えりあママ より:

    ミョウガの逞しさに感動すら覚えますね。
    お父さんがいなくなってもちゃんと育って健気だわ~~。
    命を頂くってこういうことなんですよね。ミョウガの生命力でそらはなさん一家が夏を乗り越えられる・・・お父さんのミョウガ、目頭アツくなりました。

    • そらはな より:

      えりあママさんへ♪
      ほんとにね・・・。父がいなくてもミョウガは育つんですよねー。
      50歳を過ぎたせいなのか、父の死でいろいろ考えるようになったからなのか、生かされている命ということを、つくづく思うようになりました。
      自分の命も家族の命も周囲の方たちの命も、インコもミョウガもみんなみんな大切な命。
      命って深いですねぇ・・・。

  3. とも より:

    そらはなさん、こんばんは。
    茗荷ですか。夏ですね。
    私は、スーパーに売ってるのしか見たことがないので、あんな風に育つんだと驚きました。
    てっきり葉っぱの上になっていると思ってました。
    私の住んでる地域では、初夏から今頃にかけて
    『みょうがぼち』という和菓子があります。
    茗荷の葉っぱでくるまれた餅菓子です。餅のなかの餡は、そら豆餡です。餅といっても、小麦粉に上新粉の混ざった団子のような生地です。
    茗荷の葉もたぶん若い葉っぱだと思います。

    いのちって本当に不思議ですね。
    それぞれに与えられたいのちを全うする為に、限られた時間を生きてるんですね。
    若い時は、限りがあるなんて感じることもなかったですが、色んな経験をして、大切な人とね別れがあると、この後の生き方を大切にしたいなと思う今日この頃です。では、おやすみなさい。

    • そらはな より:

      ともさんへ♪
      私も以前は、ミョウガって葉っぱの先に花のようになるのかな?って思っていました(;^ω^)
      秋田は比較的ミョウガの生産が多いですが、そういえばミョウガのお菓子ってあまり見たことがないような・・・。
      ミョウガの葉っぱでくるまれているなら、香りが良さそうですね。
      若いころは、いつ死んでもいい・・・なんて思っていましたが、歳を重ねるごとに守りたいものも増えたし、やりたいことも増えました。
      生きていれば、まだまだ楽しいことがたくさんあるはず。
      そう信じて、毎日大事に暮らしたいものです。