高齢の親の代理手続き 定期預金を普通預金に移す方法

「高齢の母が施設に入所するため、定期預金を普通預金に移したい。でも、本人が銀行窓口に行けない……」。

こんな状況に直面し、どうしたらよいか悩みました。

銀行に相談したところ、「母と私のマイナンバーカード」を活用すれば代理手続きが可能とのことでしたので、さっそく銀行へ行ってきました。

代理手続きに必要なもの

代理手続きをするには、以下の書類や物が必要です。

母のマイナンバーカード
(本人確認書類として)

自分のマイナンバーカード
(代理人の身分証明として)

母の銀行通帳と印鑑
(定期預金口座の情報確認のため)

ただし、銀行によって対応が異なる場合があるので、事前に電話で確認しておくと安心です。

手続きの流れ

1. 事前相談

まずは銀行窓口に出向き、「本人が窓口に来られない場合の定期預金の解約や移動が可能か」を相談しました。

私が訪れた銀行では、委任状や診断書は不要とのことでしたが、手続き可能な条件や必要書類は銀行ごとに異なるため、窓口での確認は必須です。

2. 必要書類を揃えて窓口へ

後日、以下の書類を持参して手続きを行いました:

・母のマイナンバーカード

・自分のマイナンバーカード

・母の銀行通帳と印鑑

3. 本人確認と理由の説明

窓口では、母が窓口に来られない理由を具体的に説明しました。

・高齢で脚が悪く外出が難しいこと

・認知力が低下し、手続きを理解するのが困難であること

さらに、「電話での確認ができるか」と聞かれましたが、母は耳が遠く固定電話も解約済みのため難しいと伝えました。

このように、状況を丁寧に説明することが重要です。

4. 手続き完了

同住所(二世帯住宅)に住んでいることもあり、代理手続きが認められました。
定期預金解約用紙に私が代筆でサインし、母の通帳と印鑑を使って捺印。

その場で定期預金は普通預金口座に移されました。

注意点

1. 銀行による対応の違い

ある友人の話では、別の銀行で「委任状や認知症の診断書」が求められ、発行までに数日かかったそうです。

こうしたケースもあるため、事前確認は必須です。

2. 本人の状況を説明する準備

認知症の場合、診断書がなくても介護保険証や医師のメモなど、状況を証明する書類があるとスムーズに進むことがあります。

3. 家族間での合意形成

財産管理に関わる手続きでは、兄弟姉妹など家族間の合意を得ておくことが大切です。

私は、母の財産管理を姉から一任されているため、事後報告のみで済みましたが、事前に話し合いをしておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。

まとめ

今回の手続きは、母が施設に入所するため、生活費や介護費用を管理しやすくする目的で行いました。

母にとって必要なお金を管理することも、立派な親孝行だと感じています。

そして、私自身がこうして動ける状態で良かったとも思います。

親の財産を守りながら、これからも家族として支えていくことが私の役割なのだと改めて感じた出来事でした。

 

 

コメント

  1. 白雪さくら より:

    お疲れ様です。
    他人(家族だけど)のお金の管理って、気を遣いますよね。スムーズに行って何よりです。

    銀行によっては、認知症等で判断能力が低下した人は口座凍結というか取引制限(振込や引き落とし等は継続するけど、払い戻しや解約等はできない)になってしまう場合もあるようなので・・・
    ご自分で財産管理ができなくなった人の資産を守る、本人の意思によらない支出を防ぐ、つまり財産トラブルを防ぐことが目的だということなんですけど、本人の介護費用や医療費等が本人の財産で賄えないのは家族にとって大打撃ですよね・・・
    参考:https://www.smbc.co.jp/kojin/money-viva/money-jiten/0042/
    ↑これによると解決策は成年後見制度の利用しかない(3〜4ヶ月かかる)とのことで・・・
    一応、銀行協会として「本人の利益に適合することが明らかである場合(医療費の支払いとか)に限り、依頼(家族による引き出し等)に応じる」ことは考えられる、という方針を出してはいるけれど、運用は個々の銀行に任せられるみたいで、なかなか大変そうです・・・

    • そらはな より:

      白雪さくらさんへ
      父が亡くなって3年くらいは、母もお金にこだわっていて、毎日のように「通帳どこだ」「貴重してきてくれ」と、何度も言っていました。
      その当時は本当に困っていましたが、考えてみると、高齢者にとってはお金がすべてなんですよね。
      お金の管理を娘(私)に任せても、これまで通り暮らせるとわかってからは、特に言わなくなりました。(認知症が進んだというのもたりますが)
      銀行側へは、あまり認知症ということは強調せず、やんわりとお話したのもよかったかもしれません。