先月のある日、文鳥のむぎちゃん(3歳)が、妙に静かになりました。
元気がない。餌を食べない。眠ってばかりいる。そして、鳴かない。
いつも忙しなく動き回って、おしゃべりなむぎちゃん。
その静けさに、私は思わず心の中で叫びました。
「これは……おかしい!」
「ちょっと変だな」は、大事なサイン
鳥は、具合が悪くてもそれを隠す生き物だと聞きます。
だからこそ、「いつもと違う」…。
この感覚を、なかったことにしてはいけない。
すぐにできることは、まず保温。 ケージの温度を上げて(25℃以上)、カバーをかけて暗くして安静にしました。
よく観察してみると、むぎちゃんは水は飲んでいるし、フンも普段通り。
口元に餌を持っていくと、少しだけ食べてくれます。
それでも安心できず、体重を量ってみると──
普段は29〜30gのむぎちゃんが、33g!
「え、こ、これは……もしや?」
ふと頭をよぎったのが、卵詰まりでした。
卵って、産む直前だけの話じゃない
文鳥の卵は、1個できあがるまでに約7〜10日かかるそうです。
つまり、 今日具合が悪そうに見えても、体の中ではすでに 数日前から卵づくりが始まっている可能性がある、ということ。
眠そうだったり、 静かだったり、 元気がなかったり。
はっきり「病気!」とは言えないけれど、 なんとなく気になる不調。
卵を作っている途中だと、 そんなふうになることもあるのだそうです。
動物病院へ
実は昨年の同じ時期にも、むぎちゃんは体調を崩しています。
そのときは、
「寒さの影響かもしれませんね。とにかく保温を」
と言われ、保温を徹底したら、ほどなく元気になりました。
今回も、やっぱり心配で病院へ。
先生が見ても、むぎちゃんの元気のなさは明らか。
ただ、「これが原因です」と言える決定打はなく、 卵詰まりかどうかもはっきりしません。
念のために、抗生剤とビタミン剤をもらって帰宅しました。
静かに、そっと見守る時間
丸2日間、ケージにはカバーをかけたまま。
薬は1日2回、水と餌に混ぜて与えました。
その間のむぎちゃんは、まるで別鳥。
落ち着きがないほど活発な子なので、「もしかして、このまま……」
と、よくない想像まで頭をよぎりました。
そして迎えた3日目。
チチッ。
久しぶりに聞いた、むぎちゃんの声。
カバーを少し開けて様子を見ていると、 少しずつ動き始め、餌も自分から食べ始めました。
よかった……! これで一安心。
お昼前には、すっかりいつものむぎちゃんに戻り、 あちこち忙しなく動き回っています。
薬が効いたのか、 それともタイミングだったのか。
理由はわからないけれど、 とにかく本当によかったです。
答え合わせ
さらに数日後。
むぎちゃんは相変わらず元気いっぱいで、 あんなに具合が悪そうだったのが嘘のよう。
……で。
むぎちゃんの具合が悪くなってから6日目の夕方。

むぎちゃんはこの日も元気!
私が帰宅すると、ケージの下に、あるものを発見しました。
卵、1個!!!

卵産んでるやないかいっ!
しっかり産み落とされている!
「ああ、やっぱりそうだったんだね」
今回の不調は、 卵ができている最中から、産卵前後の体調変化だったようです。 (あくまでも、飼い主の推測ですが)
※今回は、この1個だけで終わりました。

発情とのつきあい方
背中には触らないようにしているのですが、 最近は指に乗っただけで、尾尻を震わせて発情していたむぎちゃん。
……どんだけ?!
完全に防ぐのは、なかなか難しいですね。
ただ、文鳥の発情は 日々の環境で“起こりやすくも、起こりにくくもなる” と言われています。
私なりに、改めて気をつけようと思ったポイントはこちら。
- 日照時間を短めにする
1日8〜10時間程度を目安に。夜更かしは禁物。
2. 高栄養になりすぎない食事
シード中心でも、おやつや脂肪分は控えめに。
3. 巣っぽいものを置かない
紙・箱・暗くて狭い場所は発情スイッチになりがち。
ただ、ケージのなかのテントはむぎちゃんのお気に入りで、ここで眠るのでこのままです。
4. 過度なスキンシップを避ける
背中・お腹・尾の付け根は触らない。
5. 体重管理をする
急な増加(2〜3g以上)は要注意。

文鳥の女の子は飼い方が難しいね
それでも発情してしまうことはあります。
だからこそ、 「完全に止める」ではなく、 “続きすぎないようにする”
それが現実的なのかもしれません。
日照時間や食事、環境。
できることを、少しずつ見直していこうと思います。
おわりに
文鳥にとって、卵を産むことは 小さな体には、本当に大仕事。
元気がない理由が、 病気ではなく「卵」だった── そんなことも、あるのだと知りました。
「ちょっと変だな」
その小さな違和感に気づけたこと。 それが、むぎちゃんを守る一歩だったのかもしれません。
体重が減ってあわてたこともあった⬇️



コメント