え？飛行機って本当に引き返すことがあるんですね

これまで何度か「条件付で出発する」便には搭乗したことがあります。

不安を覚えつつも、「出発した空港に引き返す」なんて、そんなこと本当にあるの？と思っていたら、本当に経験してしまいました。

到着地が悪天候だった

台風や爆弾低気圧でもあるまいし、梅雨前線の影響で大雨なんだから、大丈夫でしょ。

風速も10m以上はなさそうだし、雨雲はどんどん流れていってるし。

航空会社から「天候調査中」だの「条件付で出発する可能性があります」だの、お知らせは来ていたけれど、きっと大丈夫という根拠のない自信は、いつもあるんですよね。

前の便も遅延して出発し、無事に到着したようなので、夜には家に帰れると思っていたら、、、

帰れませんでした。

着陸を試みるも

搭乗した飛行機は、20分遅れで出発。

フライト中も、特に揺れたりすることもなく快適だったのですが、機内の揺れを予想して「飲み物のサービス」はありませんでした。

「これから飛行機は着陸態勢に入ります」というアナウンスが流れた時には、やれやれという安堵感。

機体は徐々に高度を下げ、まもなく着陸か？と思った矢先、エンジン音が急に大きくなり、身体が後ろへ引っ張られる感覚を覚えました。

「あぁ、着陸できなかったんだ」というのがすぐにわかりましたが、まだこの時点では、到着するのを信じています。

上空で旋回したのち、30分後再び「着陸態勢に入ります」というアナウンスがあったときには、少しホッとしたのですが、やはり1回目と同じく着陸できず。

そして、「羽田空港へ引き返します」という機長のアナウンスが流れた時には、こういうのって本当にあるんだー、という小さな感動？と、さて、どうしましょという困惑。

いやはや、貴重な体験をしました。

振替便の手続きは到着後

飛行機内ではWi-Fiが使えたので、情報収集と連絡に努めましたが、結局翌朝の振替便が取れたのは、飛行機が着陸してから。

メールで振替案内がきて、アプリでサクッと翌朝の便を取ることができました。（振替便なので手数料はかかりません）

よくニュースなどで見る「空港のカウンターに長蛇の列」という光景をイメージしていましたが、今はなんでもアプリで完結しちゃうんですね。

いや、そんなことより、羽田空港の第1、第2ターミナルは24時で閉まっちゃうんですね。

警備員さんに「第3空港（国際空港）は24時間開いてます」と教えてもらい、無料シャトルバスで移動した次第。

時刻は0時を過ぎていました。

国際空港でひと晩過ごす

国際線なので、深夜0時を過ぎても到着する便はあるわけで、到着口から笑顔で出てくる外国人の方たち。

これから楽しい日本観光が待ってるんだろうな。

帰りの便を待っているのか、ロビーで雑魚寝をしている外国人の方も多数。

そして、ロビーの椅子で朝がくるのを待つ私たち。

国際空港は、携帯の充電ブースが思っていた以上に少なくて、ちょっと不便を感じました。

また、少し空調が肌寒かったけれど、蒸し暑いよりはマジかもしれません。

まさか自分が、国際空港のロビーの椅子で夜を明かす日がくるなんてね。

3時を過ぎる頃にはさすがに眠気が襲ってきてウトウトしたものの、5時前には第3ターミナルから無料シャトルバスに乗って、第2ターミナルへ移動しました。

無事帰宅

国内線の第1、第2ターミナルは朝5時に開きます。

空港内は早朝でも活気に溢れていて、大勢の方たちが行き来しています。

みんなキラキラ眩しい笑顔。

対する私たちは、疲労がにじみ出るひどい顔をマスクでひた隠し。

6時に開店したお店で朝食のお弁当を買い、搭乗手続きを済ませました。

あとはお弁当を食べながら、今回の旅行のあれやこれやを振り返り。

私の友人たちは、みんなポジティブ思考。

どんな状況になっても笑いに変えてくれるというすばらしい仲間たち。

だからこそ一緒に旅行できるのよね。

早朝便は定刻通り飛び、無事に着陸することができました。

今回は、秋田空港の地面が遠かったーーー！