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感動!抱返り渓谷アクアブルーの川面とちょっぴり怖い肝試し洞窟を抜けて回顧の滝へ

田沢湖から車で20分ほどのところに、抱返り渓谷があります。
今回初めて、奥の滝まで行ってみました。
美しい川面はアクアブルーで、山の緑によく映えてすばらしい。
さらに真っ暗な洞窟を抜けると、真っ白な水しぶきが溢れる滝。
行ってよかった!感動した!回顧の滝です。

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抱返り渓谷はミシュラン・グリーンガイド星ひとつ

抱返り渓谷は、秋田県仙北市にある県立自然公園。

ミシュラン・グリーンガイドで星ひとつを頂いた観光スポットです。
しかし、ミシュランでグリーンガイドなんてものもやっていたとは、初めて知りました。

紅葉のシーズンには多くの観光客が訪れる場所ですが、初夏である7月初めは人影もまばら。
私はこれまで2回訪れたことがあるのですが、いずれも夏。
しかも、いつも手前のつり橋を渡るだけ。

今回は、初めて奥の回顧の滝まで行ってみましたよ。
すごくよかった!感動しました!

なお、駐車場は無料でしたが、紅葉シーズンになると有料(300円)となるようです。

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抱返り神社

抱返り渓谷入り口には、抱返り神社があります。

1062年、源義家氏が盛岡に攻め入る際に、玉川の流れが静かになることを願って、持仏を祀って祈願し、無事に勝利を治めることができました。
義家は、持仏を懐に抱き戦に臨んだそうで、この持仏を祀ったのが抱返り神社の始まりとされています。

ほほぉ。
私はてっきり、川の流れや蛇行の様子が、何かを抱く姿に似ていることから抱返りという名がついたと勝手に思っていましたが、やはり戦にまつわる神社だったのですね。

 

まっすぐに空に向かって伸びる杉の木は、義家も見た景色だったかと思うと、なんだか感慨深い。
私、学生の頃日本史が大嫌いで(人の名前の漢字を覚えるのが苦手だった)、世界史を選択科目にしたのですが、もしも今なら絶対に日本史を勉強してるわ。

抱き返り渓谷 神の岩橋

抱返り神社の横には、渓谷へ続く遊歩道があります。

ここは舗装されているので歩きやすい。

 

ゆるやかな上り坂を歩いていくと、「マムシに注意」なんて看板もあり、ちょっとビビる。
でも、こんな山の中だもの。蛇の1匹や2匹や10匹くらいいるよね。
残念ながら遭遇はしませんでしたけど。

木々の間から見える川の色は水色。きれい。

 

抱返り神社から歩くこと5分。
「神の岩橋」に到着。

 

大正15年に造られた神の岩橋は、秋田県では最も古いつり橋です。
歩くと揺れるので、高所恐怖症に方にはちょっと怖いかも。

神の岩橋という名前の由来は、旧神代村と旧白岩村から一文字ずつとってつけられたそうですよ。
神々しい良い名前だなぁ。

橋の上からの眺め。こちらが下流。

 

こちらが上流。
めちゃくちゃきれいな川!

ガイドにはコバルトブルーの川の色と書かれているけれど、私にはアクアブルーに見えました。
どっちでもいいけど、とにかくきれい!

 

つり橋を渡ると、川岸に降りていける階段があります。

 

前日は雨が降っていたのですが、どうして川の水が濁らずこんなにきれいなんでしょう。
私の家の近くにある川は、雨が降ると泥色になるというのに。

 

下から橋を眺める景色もすばらしい。

ああ、きれいだなー。

 

美しいなー。

 

ずーっと川の流れをみていても飽きません。

 

癒されるわぁ。
きれいな水の様子が伝わったかなぁ。

回顧の滝(みかえりのたき)へ続く道

さて、ここから先は私は初めて行く場所です。

この先1.1kmと書かれているので楽勝!と思っていました。
だって都内ならどんどん歩ける距離だもの。

しかし、ここは山道、自然公園。
舐めてはいけません。舐めていたのは私ですが。

 

この先、砂利道となります。

 

しかも、道幅は次第に狭くなっていきます。

 

帝釈の岩屋(たいしゃくのいわや)と名のついたゴツゴツした岩は、抱返り大尺明神が生まれ育ったとも、帝釈坊(だいしゃくぼう)という鬼が住んでいたとも言われています。
この鬼は、村人の葬式になると現れて悪事を働いたそうで、とんでもない鬼なんです。

 

さらに道幅は狭くなり、蒸し暑さも増してきました。
ここまでで約15分。あと少しか?

 

見えてきたのは誓願橋。
道のないところに橋を作ったのだから、滝まであとわずか?

 

左側にはアクアブルーの美しい川も見えるけれど、滝、まだかなー。
しかし、サンダルで来なくて本当によかったと思いました。
砂利道である程度整備されているとはいえ、ところどころに水たまりもあり、サンダルならば確実に足は泥まみれとなっていたことでしょう。

 

回顧の滝まであと200m!
ひやーっ。まだ200mもあるのか!

 

そしてトンネル。
その先に見える真っ暗な洞窟。
うっそ!
ここくぐるの?灯りもなにもついてないけど?

 

トンネルは岩を手で掘ったようで、しかも入り口には灯りもなくめちゃくちゃ怖い。
足元もなにも見えないし、1人できたら絶対に入れないよ、ここ。
勇気を出して中に入ると、少し進んだところに小さな灯り。
怖くて写真がブレました。

 

トンネル出たー。
きれいなアクアブルーの川だー。
ほっとしたー。

回顧の滝(みかえりのたき)

そしてようやくたどり着いた回顧の滝。

マイナスイオンだー。

 

水しぶきだー。

滝の近くはひんやりとしていて涼しい!

 

ここまで来るのに30分かかりました。
山の1.1kmは舐めてはいけません。舐めてたのは私だってば。

 

来てよかった回顧の滝。感動しました。
マイナスイオンを全身に浴びてから、再び来た道を帰りました。

なお、回顧の滝から神代ダムへ続く散策路は、現在崩落などのため通行止めとなっていました。

往復1時間のコースは、ちょっとしたハイキングにちょうど良い道のりです。
そして往復1時間の道のりを、ずーっとしゃべりながら歩くアラフィフ3人。
これじゃぁ、岩屋に住む鬼も山にいるクマも出てこないでしょうね。

 

紅葉シーズンは、さらにきれいだと思われますが、夏の抱返り渓谷もおススメです。
ただし、動きやすい服装と履物で。
そして、あの真っ暗な洞窟はちょっとした肝試しにもなりますよ~。

 

コメント

  1. MU より:

    はじめまして 千葉在住のおじさんです。
    6/15~6/17に妻と秋田に旅行した際、近くの温泉ゆぽぽに宿泊したので「回顧の滝」に行ってみました。
    ちょっと寒い夕刻であった為、もう人もおらず途中の山道も寂しい限りで、最後のトンネルには腰が引ける思いでした。
    ところが滝に到着すると外人のファミリーがキャーキャー言っており、彼らの物怖じしないバイタリティには驚きました。
    翌日は気候も良い中でラベンダーまつりの初日に行き、大学時代に住んでいた北海道を思い出させてもらいました。
    秋田市内のイオンを見た時、このブログの事をぼんやり思い出していました。

    秋田は良いところですね。
    食事もおいしいし自然が美しいし・・・
    「また、行きたいね」と帰りの飛行機で妻もつぶやいておりました。

    我が家も50代になり子供も独立し夫婦二人になってしまいました。
    いろいろと考えてしまう毎日です。

    これからもブログ楽しみしてます。

    • そらはな より:

      MUさんへ♪
      はじめまして(#^^#)
      秋田にいらしたんですね。
      回顧の滝、夕方に訪ねたんですかー!!
      ひゃーっ!無理、無理、無理。
      あんなトンネル、夕方になんてくぐれません。
      でも、それが後になってみると、楽しい旅の思い出になるんですよね。
      私も、学生時代富良野のラベンダー畑を訪れたことがあります。見事でしたね。
      でも、美郷町のラベンダー畑もがんばっているなと思いました。
      ふふふっ、秋田のイオンをみて、ブログを思い出してくださっただなんて・・・私、どんだけイオン、イオンって騒いでるかってことですよねー。ああ、恥ずかしい。
      私は、実家などのシガラミがなければ、住みたい街No1が、千葉市なんです。
      千葉市には5年住んだことがありますが、都心にも近くて便利だし、足をのばせば房総半島や九十九里、犬吠埼など、自然豊かで美しい場所。本当に大好きです。
      だからMUさんのコメントをみて、なんだかうれしくなってしまいました。

      • MU より:

        こんにちは、度々で申し訳ありません。
        千葉にお住まいになられたんですね。
        それも5年も!!うれしくて返信してしまいました。

        旅行の際、秋田市内でガラス工房を訪問したのですが、工房の弟さんも、今年から私の住んでいる市原市に引っ越したとの事で、世間は狭いなあと感じました。
        隣の街ではありますが、千葉市を気に入っていただいて嬉しく思います。
        都心に近いのですが神奈川みたいに洗練されていないし、かと言って極端に田舎でも無く、住むにはほどほど何でも揃って便利な所であります。
        都会に馴染めない田舎者の私には、何事もほどほどの千葉はしっくり馴染みます。
        千葉も幕張に大きなイオンが出来たり、千葉駅も駅ビルなど出来て一丁前の駅になってしまいました(反対に駅から遠いパルコや三越は無くなりました・・)。
        もし機会あれば、以前とは少し変わった千葉市を見に来てくださいね。

        我が妻も一昨年に父を無くし、要介護の義母が実家を引き払い市内の施設に引っ越して来ました。
        そらはなさんのお母さんとの似通ったやりとりを聞くたびに、男にはわからない女心の参考にさせていただいております。
        おかげさまで妻の気持ちがちょっとだけわかったような気になってます。
        妻に聞かれたら笑われそうですが・・・

        それではまたちょこちょこ訪問させていただきます。
        ありがとうございました。

        • そらはな より:

          MUさんへ♪
          やややっ!市原にお住まいですか。
          市原のゾウの国へ行って、ゾウへ乗ったことがあります。
          あれはまだ長男が2歳か3歳の頃だったなぁ・・・。
          その長男も、縁あって大学は千葉だったので、実は私も長男が大学生だった頃は、年に1~2回は千葉を訪れていたんですよ。もちろん幕張のイオンにも(#^^#)
          昔は、駅前がモノレール工事で雑然としていたのに、本当に一丁前の駅になっていて驚きました。
          ただ、大好きな房総半島にはもう20年以上行っていません。いつか行けるといいんだけどなぁ。
          市原のゾウの国は、今もあるのでしょうか。
          奥様も介護でいろいろご苦労なさっているのですね。
          そんな奥様の気持ちを理解しようとするMUさんは、なんてデキた旦那様でしょうか。
          子どもが大きくなって手がかからなくなると、今度は親の介護。そんな世代ですね、50代は。
          自分の身体もいたわりつつ、まだまだ人生楽しまなければ損とばかりに、いろんなことに目をむけていきたいです。