11月初めのお天気の良い日を選んで、秋田県紅葉スポットのひとつである抱き返り渓谷へ行ってきました。
例年に比べ暖かい日が続いているせいか、11月に入ってもまだまだ紅葉は見頃。
残念ながら遊歩道は途中通行止めとなっていて、回顧の滝までは行くことができませんでしたが、それでも紅葉は十分楽しめました。
そして今回は、超レアな御朱印もいただいてきました。
抱き返り紅葉祭
田沢湖抱き返り県立自然公園内にある抱き返り渓谷では、毎年紅葉祭が行われています。
2019年は、10月10日~11月10日までの1か月間。
各種イベントも盛りだくさん、1日乗り放題の周遊シャトルバスも運行され、さらにふだんは無料の駐車場も紅葉祭の時期は有料となるほど。
例年だと11月には紅葉の見ごろも終わりかけとなる時期ですが、今年は暖かい日が多かったせいか、抱き返り渓谷の紅葉もまだまだ楽しめました。
抱き返り渓谷紅葉散策
抱き返り渓谷売店前の駐車場は満車のため、その手前の臨時駐車場に案内されました。
夏に訪ねた時とはちがって、駐車場誘導スタッフがたくさんいますし、地元野菜やきのこなどが売られている屋台もあります。
そんな活気あふれる駐車場を後にして、いざ、抱き返り渓谷紅葉散策へ。
まずは、整えられた遊歩道。
山の空気は澄んでいてリンと引き締まる感じがしますが、日差しはポカポカと暖かい。
遊歩道の下に流れる玉川の色は、夏に見たアクアブルーとは違ってエメラルドグリーンといった感じでしょうか。
そして、太陽の光が反射してとってもきれい。
自然の中の散策って、一刻一秒と同じ景色は見られないのだから、まさに自分だけの記憶に残る風景となるから宝物となるんですよね。
遊歩道を歩くこと5分。
赤い大きなつり橋へ到着。
「神の岩橋」と呼ばれるつり橋は、とても神々しい名前で自然あふれる抱き返り渓谷にピッタリの名前ですが、名前の由来は「旧神代村」と「旧白岩村」から取ったもの。
少し揺れるつり橋を渡ると、そこから川のすぐそばまで下りられる階段があります。
川の水量が少ないせいか、あちこち岩が露出しています。
山全体の紅葉は、これから見頃となるのか、はたまた今年の暖かさのせいなのか、燃えるような紅葉とはいかないところが、ちょっと残念。
さらに奥へ進むと、回顧の滝まで約1.1kmの遊歩道が続きます。
ところが残念なことに、台風19号の影響による倒木で一部通行止めなのです。
懸命な復旧作業により、0.9km地点の頭首工までは開通しましたが、回顧の滝へはまだ行くことができません。
でも、行きます。
例え途中までの散策でも、ここっまで来たからには行ってやろうじゃないのさ。
川の流れを押しとめるような巨岩は、茣蓙の石と呼ばれます。
この石の上にゴザを数枚敷けるほど平らなのだとか。
奥に進むにつれて、山がきれいに紅葉しているのがわかり、やっぱり来てよかったと思いました。
写真で見るのと、自分の目でみるのとでは、美しさが全然ちがうんですよね。
やっぱりそこへ出かけてこの目で観るということは、感動の度合いが違います。
川の色はやはりエメラルドグリーン。
透明度が高いので、川底まで見えて怖いくらい。
回顧の滝まで行って、マイナスイオンを浴びることはできなかったけれど、やっぱり来てよかった抱き返り渓谷散策でした。
抱返神社のレアな御朱印
ところで、駐車場から抱き返り渓谷へ行く前のところには、抱返神社があります。
元々は抱返村があったとされるこの場所に、周りを取り囲む老杉に守られるように、抱返神社は佇んでいます。
とても小さな神社なので、社務所もありません。
そう。
夏に来た時は、社務所はないと思っていたんですよ。
いや、実際にはあったのですが、閉じられていたんです。
しかし、今回は社務所も開いているし、御朱印ももらえるではないですか。
というわけで、いただいた御朱印がこちら。
初穂料300円。
その場で書いていただきました。
この御朱印がとってもレアな理由は、社務所がふだんはほとんど閉じられているから!
紅葉祭の期間でさえ、毎日開いているわけでもなく、しかも私が訪ねたこの日も12時半には閉めるというではありませんか。
たまたま訪ねた時刻に御朱印がいただけて、本当にラッキーでした。
昨年の夏に訪ねた抱き返り渓谷の様子はこちら↓

川の色も違えば、水量もちがう!さらに回顧の滝にも行けた!
深緑シーズンもとっても美しい抱き返り渓谷です。
自然の姿ほど、美しく儚く貴重なものはないですね。
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