あじさい寺と言えば、あまりにも有名な鎌倉の長谷寺と明月院。
その紫陽花見たさに、昨年は鎌倉へ足を運びました。
ところが、実は地元秋田にもあじさい寺と呼ばれる名所があります。
実は、私が秋田のあじさい寺のことを知ったのは昨年のこと。
今年は、夜間ライトアップ特別拝観が行われているというので、さっそく出かけてきました。
秋田県男鹿市 雲昌寺
秋田のあじさい寺は、男鹿半島北部の北浦にあります。
ここがあじさい寺として有名になったのは、数年前から。
地元に住んでいる私ですら、その存在を知らなかったのは、雲昌寺(うんしょうじ)の住職が1株の紫陽花から挿し木を繰り返し、少しずつ紫陽花を増やしていったから。
その歳月15年!
長い年月をかけて大切に育てた紫陽花は、いまやお寺の周辺を埋め尽くすほど一面に咲き誇るようになりました。
しかも、お寺の麓に広がる男鹿の青い海と青い空にリンクするように、紫陽花も青色にこだわったといいますから、その風景はここでしか見ることのできない絶景です。
夕暮れが迫る北浦の町と紫陽花の景色もまた、格別です。
雲昌寺あじさい夜間ライトアップ特別拝観
雲昌寺の紫陽花は、ここ数年で知名度がぐんと上がり、2019年の今年は夜間ライトアップ特別拝観が行われています。
日没とともに、ライトに照らされる紫陽花のブルーは、本当に幻想的。
紫陽花の背丈は2Mを越しますから、遊歩道を歩いていると、まるで紫陽花の海の中に埋もれているような感覚です。
日中の紫陽花ブルーが健康的な美しさなのに対して、夜のライトに照らされた紫陽花ブルーは神秘的です。
鎌倉の明月院や長谷寺と比べ、男鹿の雲昌寺の境内はコンパクトですが、それだけ濃縮した紫陽花を見ることができます。
また、足元には小さくてかわいらしいお地蔵様もひっそりとたたずんでいて、それらを見つけるのもまた楽しい。
さらに通路には、7つのハート型の石がかくれていますよ。
全部見つけることができたら、願い事が叶うとされていますが、私はすべて見つけることができました。
あ・・・。
願い事を言うのを忘れてました。
鎌倉でも、ライトアップされた紫陽花は見ることができなかったのに、まさか地元秋田で鑑賞できるなんてね。
竹林の小径もあります。
カフェもあります。
私が訪ねたのは2019年7月6日で、境内の紫陽花はピークをやや過ぎたかな?といった具合でした。
ただし、高い位置にあるお堂周辺の紫陽花は、まさに今が満開で見ごたえ充分でしたよ。
あじさい寺雲昌寺御朱印
雲昌寺の御朱印は、3種類ありますが、いただいた御朱印はあじさいのスタンプが押されたもの(500円)。
1度めはあじさい、2度めは寺紋の周りのあじさい、3度めは手水鉢にあじさいのスタンプを渡しているそうですが、紫陽花の時期は混雑するため、あらかじめ紙に書かれたものをいただくという形でした。
しかも、3種類の御朱印の中から自由に選ぶことができました。
でも、やっぱり最初はきれいな青い紫陽花のスタンプに心が惹かれるのよね。
あじさい寺雲昌寺へのアクセスと駐車場
秋田は車社会なので、鎌倉のように電車を降りて徒歩数分という位置にはありません。
男鹿駅からは、なまはげシャトルバルも運行されていますが、夜間ライトアップの時間帯には運行していません。
秋田の観光は車必須なので、レンタカーを借りたほうが利便性は高いでしょうね。
車で行く場合は、紫陽花の期間中は雲昌寺の駐車場は利用することができませんので、周辺の臨時駐車場(無料)に停めることになります。
臨時駐車場から雲昌寺までは、約700M。歩いて10分程度でしょうか。
途中には、夫婦松と呼ばれる根が露出した松が見られます。
さらにタヌキも見ることができます。
・・・って、秋田はいつでもその辺にタヌキがいるわけではありませんよ。
私だって、めずらしくてびっくりしましたからね。
それくらい自然豊かな環境に位置している雲昌寺というわけです。
雲昌寺夜間ライトアップ特別拝観は、2019年7月15日まで。
お近くの方は、ぜひ足を運ばれてはいかがでしょう。
①あじさい期間拝観料(9:00~17:00 ※最終入場16:30) 500円
②夜間ライトアップ特別拝観料(18:30~21:30 ※最終入場21:00) 700円
③昼夜共通拝観料 1100円(当日限り有効)
※①②は入れ替え制
※中学生以下無料・通常拝観料200円
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