長男から勧められて行くことにしたチームラボ豊洲。
「部屋の中に映像と音楽が流れるアレでしょ?」
という認識の私でしたが、チームラボのデジタルアートは、人の動きに合わせて映像が変化する想像を超えた不思議な空間でした。
チームラボプラネッツへ行こうと思ったわけ
10年くらい前、空間に映し出された映像に触れると変化する・・・という展示場に行ったことがあります。
例えば、キリンの映像に触れると、キリンの体重や身長や特徴などを説明した文字が空間に現れる・・・というやつです。
なので、「1度はチームラボに行ったほうがいいよ」と、長男に勧められた時も、「えぇーっ?部屋の中にプロジェクションマッピングみたいなのを投影してるやつだよね?」と、あまり乗り気ではありませんでした。
しかし、長男が言うことには、「水の中を歩いたり」「魚に触れると花が咲いたり」「そこに寝転がっていると没入できる」らしいのです。
▲豊洲にあるチームラボプラネッツ
ならば、せっかく東京へ行くのだし、まぁ1度は体験してみるのもいいか・・・と、豊洲にあるチームラボプラネッツに行くことにしました。
チームラボプラネッツ 体験談
いざ入場してみると、順路もよくわからないまま、次はどちらの方向へ進んだらよいのかもわからないまま、彷徨い歩くといった感じの空間でした。
■いきなりブラックホールへ放り込まれる
最初の空間はブラックホール。
歩こうとすると足が沈み込み、前へ進めない。
「あなたの身体は空間を変化させ、そして、その空間は他者の身体を変化させる」というけれど、そんなこと感じる暇もないほどキツイ、きつすぎる空間です。
50代の身体では足がもつれて全然前に進めないのよ。
私がヒィーヒィー言いながら這うようにして進む姿を、娘がゲラゲラ笑いながら動画を撮りやがっていましたが、脱出するのに必死でそれどころではありません。
■上り坂から水が流れてくる
命からがらブラックホールを脱出すると、ゆるい上り坂からザーザー水が流れてきています。
坂の上にある光の滝は、四国の山の中にある滝を原型としているらしいのですが、私は部屋の中にこんなに水をジャージャー流して、下のほうに水漏れしないのかと、それが不思議でなりません。
・・・なんて、そんなことを考えている私は、まだ全然没入していないのですよね。
■クリスタルな空間
水が流れる上り坂を歩いた先に広がるのが、クリスタルな空間。
わぁー!きれい!不思議!と、ようやくここでホッと一息。
音に合わせて光の色と動きが刻々と変化するので、UFOに連れ去られたらこんな感じかなぁと、思ったり。
足元は鏡張りなので、無限に広がる空間です。
上も下も右も左も、全部同じ景色。
順路が表示されてるわけでもないので迷路のようで、しばし、この中でウロウロしてしまいました。
■魚と一緒の空間
いよいよチームラボの真骨頂。
ひざ下まで水につかりながら、そこに映し出された映像は、ただただきれい。
自分の足元を泳ぐ魚に触れると、ぱぁぁぁとお花が咲いたりするんですよ。
次々に移り変わる映像は、まさにアートと言えます。
童心に返って、ザブザブと水の中をあっちへ行ったりこっちへ来たり。
超楽しい!
とか思いながらも、ここでカメラ落としたら一貫の終わりだなぁと、少し緊張もしていました。
■ボールの空間
次の空間は、ボールがいっぱい。
「自由に浮遊する光の球体」だそうで、このボールをかき分けたり叩いたりすると、色も変化します。
いったい何と連動して色を変化させているのか、本当に不思議。
人は丸いフワフワのモノには、ついつい触ってしまいたくなるという習性があることに気が付きました。
■宇宙に咲く花の空間
さてさて、私が最も没入感を得られたのが、宇宙に咲く花の空間です。
壁から天井まですべて映像で、床は鏡張り。
なので360℃上にも下にもきれいな花が咲き、まるで自分が宇宙空間にいるような感じがしてきます。
そこへヒーリング的な音楽が流れるものだから、いつまでもここに寝ていたい衝動に駆られます。
映像は一瞬たりとも同じものはなく、本当にデジタルアートなんだなぁと思いました。
その上、写真映えする、する。
何度も何度も写真を撮りましたが、そのうちそれも忘れるほどの癒しの空間でした。
1日中、ここに居られるかもしれない、私。
■苔庭な空間
中庭のようなところへ出ると、なんだかよくわからないけれど、銀の物体。
ナンダ、コレ?
とわからないまま後にしましたが、どうやらここは夜に見るとすごいらしいです。
■生花が動く空間
そして最後となりました。
CMでみた、生花が降ってくる空間です。
自然の光を取り入れながら、上に生花を吊るしていて、それが上下に動いているんです。
CMでは、白いワンピースを着た女の子が、ポーズを決めていました。
花の妖精みたいな写真が撮れる空間です。
しかしですねー。
チームラボ豊洲は、水の中をザブザブ歩く、そして床が鏡張り。
なので、服装はパンツスタイルで、しかも膝まで裾をまくった格好となります。
悲しいけれど、自分の年齢を棚に上げても、お花の妖精にはなれませんでした。
終わりに
デジタルアートという部門が、芸術として成り立つ時代なんだなぁと、つくづく思いました。
いったい何百台のコンピューターと、何百台のプロジェクターがあれば、あのアートな空間が作れるんでしょう。
今回、時間が限られた中でのチームラボプラネッツだったので、少し足早に空間を周りましたが、できることなら半日から1日かけて、ゆっくりじっくり没入体験をしたいものだと思いました。
全国いろいろな場所で開催されているチームラボは、その場所ごとにテーマがあり、豊洲の場合は「水に入るミュージアムと花と一体化する庭園 」です。
他の展示会場にも行ってみたくなりました。
ただし、豊洲の場合はハダシで歩き回るので、潔癖症な人はちょっと気になるんじゃないかなぁ?
もちろん私は、まーったく気になりませんでしたけど。
プロジェクションマッピングとか、夜景のライトアップなどお好きな方は、チームラボ、楽しめると思います。
【追記】
チームラボのチケットは、前もって予約して購入しましたが、イオンカード決済にすると5パーセントOFFになります。
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