60歳になって、初めて“未来が長すぎるかもしれない”と思いました。
若い頃には一度も浮かばなかった種類の不安です。
あの頃、心にあったのは「もし自分に何かあったら」という恐れだけ。
だから生命保険に入りました。
残された家族が困らないように。
自分がいなくなった後も、生活が続いていくように。
なのに。
今の私は、その逆を心配しているのです。
人生って、本当に皮肉なものですね。
若い頃は「早く死ぬリスク」が怖かった
子ども3人が食べ盛りで、夫も私も働き盛りだった頃。
自分が倒れることのほうが、ずっと現実味がありました。
教育費、生活費。
収入が止まることは、そのまま家族の不安につながる。
だから備えました。未来は短いかもしれない、という前提で。
あの頃は、「死ぬかもしれない未来」が怖かったのです。
長生きは遠い話ではない
父は88歳で亡くなりました。
母は93歳になった今も、ゆっくりと日々を重ねています。
その姿を見るたびに思うのです。
ああ、人生はまだまだ続くのだ、と。
自分も90歳くらいまでは生きるのかもしれない。
そう考えるのが自然になってきました。
もちろん、ありがたいこと。
でも、長い未来を思い浮かべると、 真っ先に浮かぶのは「お金」という現実です。
一人になったら、いくらあれば足りるのか
もし一人になったら(夫が先に亡くなる前提)。
月10万円で足りるのではないか。
静かに暮らせば、それで十分かもしれない。
けれど、施設に入ることになったら。
医療費がかさんだら。
体が思うように動かなくなったら。
そのときは月15万円。
いや、20万円あれば安心なのかもしれない。
まだ起きてもいない未来なのに、妙に具体的に数字を並べてしまう自分がいます。
年金の受給年齢で揺れる気持ち
年金を65歳から受け取るか。
それとも繰り下げるか。
繰り下げれば増える。
でも、心は数字ほど単純ではありません。
「長生きはすばらしい」と言いながら、 心のどこかで「ほどほどでいい」と思ってしまう瞬間があります。
その複雑さに、自分でも笑っちゃいます。
自分の寿命がわかったら、どんなにいいか…なんてことも思ってしまいます。
それでも、私は長く生きる前提で考える
若い頃は、死を恐れて備えました。
今は、生き続けることを思って備えています。
“長生きリスク”。
嫌な言葉ですが、それはつまり「生きる時間が長い」というだけのこと。
だったら私は、長く生きる前提で、きちんと考えようと思うのです。
不安を見ないふりをせず、数字とも向き合い、それでも日々は楽しむ。
長生きが怖いと言いながら、 本当は、最後まで自分の足で立っていたい。
その願いが、私を前に進ませてくれます。
不安はあるけれど、未来を諦めてはいない。むしろ希望も持っている。
そんな自分に、少しだけ救われています。

揺れる気持ちを受け止めてくれるシクラメンたち。夏越しして2年目の開花です。
年金はいつ受け取ったらよいか悩む⬇️


コメント
私も60歳になった今、同じようにこれから先の人生、とりわけお金について考えるようになりました。我が家も義父の遺族年金のおかげで、専業主婦だった義母にもしっかりと年金が支給されていてありがたい限りです。
1番年金をもらえている世代なんだろうなぁと思います。前日、63歳の夫の年金請求について年金事務所に2人で行きました。その時、妻である私の年金についてもいろいろ教えて頂きました。64歳まで働いた時の年金額など印刷してもらい、夫婦でもらえる額がわかり、いつまで働こうか、いつから受給しようかと具体的な数字をみて考える事ができました。
マイナンバーカードがあればすぐ対応してもらえたので、年金事務所に行くのもの良いかと思います。(平日対応なので年休など活用されると良いかなと思います。)
はるままさんへ
具体的な数字を見ると、これからの暮らし方がシミュレーションできてよいですね。
夫婦で年金事務所に行くのも、良いなと思いました。
2人で築き上げた暮らしですもんね。
参考にさせていただきます。ありがとうございます。
ごめんなさい。同じようなコメントが重複されて投稿されました。削除できたらお願いします(>人<;)
はるままさんへ
削除いたしましたー!(・∀・)