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円通院紅葉ライトアップ 息をのむ美しさってこういうこと

11月上旬、仙台松島の円通院へ行ってきました。
もちろんお目当ては、紅葉ライトアップ。
まだ紅葉の見ごろには少し早かったけれど、円通院の夜間ライトアップは、本当にすばらしかったです。
そして私は、今まで生きてきて一番の、この世のものとは思えない美しい紅葉を目にしたのです。

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円通院夜間紅葉ライトアップ

11月の第一土曜日、宮城県仙台松島の観光名所円通院を訪れました。
円通院にきたのはこれで2回目。
今年の2月、真冬の円通院に初めて訪れたのですが、葉っぱは落葉し、芝生も冬枯れ、いわばシーズンオフの庭園だったのにもかかわらず、えらく感動してしまったのですよね。

いつか紅葉の、しかも夜間ライトアップが絶賛されている秋の円通院に必ず行きたい!と思っていたところ、想像よりも早く、その願いが叶う時がやってきたのです。

2018年11月初めの紅葉は、見ごろにはまだ少し早かったのですが、それでも私がこれまで生きてきた中で一番の絶景でした。

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松島公園第1駐車場

松島に到着したのが17時少し前。
国道45号線は、車は混雑していましたが、渋滞というほどでもなく流れはまぁまぁスムーズ。
駐車場が空いているか心配していたのですが、松島公園第1駐車場にとめることができました。

松島公園第1駐車場から円通院までは徒歩で7分ほど。

なお、紅葉ライトアップを存分に観て、駐車場に戻ってきたのが19時頃。
約2時間の駐車で、料金を精算したら400円でした。

付近には、民間の駐車場や県営駐車場などたくさんありますが、料金は最初の1時間が300円、以後30分おきに100円が平均的な相場のようです。
また、少し離れたところには、無料の町営駐車場もありますが、アップダウンがあるため、足腰弱い人には大変かもしれません。(私)

円通院夜景ライトアップ拝観チケット

それにしても、夜の松島がこんなにも大勢の人で活気あふれているとは驚きです。
おしゃれなカフェやバルのような居酒屋さんもあちこちにたくさんあるんですね。

円通院ライトアップの拝観券は、円通院すぐそばの洗心庵で売っていますが、行列ができています。
なので、円通院からやや離れたお店で拝観券を買っていくほうが賢明です。

【拝観券売り場】
②寿し処まぐろ茶屋
③はせくら茶屋
⑥洗心庵
⑩雪竹屋
⑪さんとり茶屋
⑬旬彩酒房海畑
私は、松島公園第一駐車場に車を停めたのですから、⑩雪竹屋で拝観券を買っていけばよかったのですが、気が付けば通り過ぎていて、結局行列している⑥洗心庵で買うことになってしまいました。
もっとも、行列といってもチケット売り場のお姉さんは、手慣れた客裁きで、5分ほど並べば買うことができます。
この後円通院へ入るために、まさかの長蛇の行列にくらべたら、たいしたことはございません。

円通院紅葉ライトアップ

辺りはすっかり真っ暗になった17時過ぎ、円通院の前にはすでに長蛇の列。

スタッフの案内に従って、行列の最後尾まで移動すること数分。
おそらく200m?いや300m?の行列ができていることに、びっくり!

ライトアップは17:30~とのことでしたが、まもなく行列が少しずつ進みだしたので、予定より早く開門してくれたようです。
それにしても円通院の中にこれだけの人数を入れるとなると、いったい何分待ち?
まるでディズニーランドのアトラクションのようではありませんか。

しかし、行列は少しずつ前に進み、足元や周囲の木々もライトアップされているので、待ち時間も苦痛ではありませんでした。
そして、円通院の中に入ることができたのが17時50分でしたから、入場まで40分待ちだったということになります。

スタッフの方は、何度も「土日は大変混雑いたしますので、平日の夜にお越し下さるとゆっくりごらんになることができます」と案内していましたが・・・。
そうよね、私だって平日の夜に来ることができたらどんなにいいかしら。

息をのむ美しさってこういうのをいうのね

円通院のライトアップは、直接自分の目でみるほうが、何十倍も何百倍もすばらしいです。
写真ではうまく伝えられないのが、なんとももどかしい。

ライトに照らされた葉っぱが、この上なく美しいのは周囲が暗闇だから。

 

青空の下でみる紅葉も美しいけれど、暗闇とのコントラストが本当にきれいです。

 

円通院の中は、足元に置かれたライトが一方通行の道順を示してくれます。
入場前の行列から想像し、中はどんなにごった返しているかと思いきや、意外と流れがスムーズ。

 

「立ち止まらないでくださーい。まっすぐ前にお進みくださーい」
なんていうパンダの見物状態を想像していましたが、そんなことはありませんでした。

通行の邪魔にならないようにしながら、気に入った場所でゆっくり写真を撮ることができるんです。
要所要所に立つスタッフの方々の適切な誘導と、人の流れを考えた円通院の一方通行の道のつくり方に、ただただ感心するばかりなり。

 

しかも、ライトアップは場所によってカラーを変え、いちいち驚くんですよね。

 

冬に円通院を訪れた時も、この場所が好きで好きで、ゆっくりじっくり観たはずなのに、暗闇の中のライトアップでは、自分がどこにいるのかさえよくわからず、幻想的な空間をさまよい歩いている感じです。

 

ミニコンサートも行われており、ライトのカラーも七変化して移り変わっていきます。
ひとつとして同じものがない葉っぱの形に、次々に変わるグラデーションカラーは、ずーっとその場でみていてもまったく飽きないんですね。

 

一歩一歩進むごとに、いろんな表情をみせてくれる枝は、まるでアトラクションのよう。
こんなため息のでるような移り変わる景色が、500円で堪能できるなんて。

 

もう何十枚写真を撮りまくったかわからないくらい。
だって、ひとつとして同じ景色はないのですからね。

 

竹林も、かぐや姫が生まれたんじゃないかと思うくらい神秘的。

 

日中の円通院もステキだけど、わざわざ夜に出向いて本当によかったと思いました。

 

そしてクライマックスが「お池」。
この写真、逆さまにしているわけではありません。
「お池」に映る「逆さもみじ」です。

 

「お池に映る逆さもみじをどうぞご覧になってください」というスタッフの声が何度も聞こえてきて、内心”お池”だなんて・・・と思っていました。
普通に「池」って言えばいいじゃない。
「お池」だなんて、どんぐりころころの童謡でしか聞いたことないよ・・・なんて思ったのですが・・・。

 

「お池」をこの目でみたら、まさに「お池」でした。
鏡のような水面に映し出されたもみじは、実際目の前にあるもみじより恐ろしく美しい姿をしていたんです。
これを「池」だなんて呼んじゃいけない。
「お池」なんですよ。これ。

「お池」に映る夜空は、黒色ではなく漆黒というほうが正しい。
底なんてないだろうな、と思わせる、どこまでもどこまでも深い闇が広がっていて、怖いもの見たさで飛び込んでみたくなる感覚にすらなります。

 

人って、本当に美しいものを見たとき、この世のものとは思えないような美しさのものを見たとき、どういう反応を示すかわかりますか?
私は、「お池」を見た瞬間、「はっ・・・!!!!」と息をのみました。

息をのむような美しさって、こういうことなんだと実感しました。

来てよかった、円通院。
紅葉ライトアップに来て、本当によかった。

私、この景色を絶対に忘れません。

青空の下の円通院紅葉

次の日再び円通院に参上。
ブレスレットタイプの数珠を作るために2日連チャンで円通院通いです。

ゆうべの夜景とはまったくちがう表情の円通院です。

 

この日は、花嫁さんをみました。
円通院で結婚式を挙げられるんですね。

 

丸窓からの景色は、まだ紅葉には少し早いといったところ。

 

バラ園にはバラも咲いていました。

 

ゆうべの幻想的な竹林も、今日は元気に空へ向かって伸びる若々しい姿をしていました。

 

苔の上に落ちたもみじが、なんともいえずかわいらしい。

 

そして、ゆうべの漆黒の「お池」は、今日は輝く青空を映し出していました。

 

私、この景色を忘れません。

今まで生きてきた中で、最高の紅葉でした。

 【円通院紅葉ライトアップ2018】
◆期間/平成30年10月27日(土)~11月25日(日)
◆時間/17:30~21:00
◆料金/500円
なお、円通院の「お池」の水深は50cmほどしかないそうです。
水面の反射を考えた計算されたライトのあて方で、あんなにも芸術的な光と闇を作り出すことができるんですね。
本当にすばらしい!!
感動ものでした。

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