最近、実家の台所の外に、やたらスズメが飛び交っているのが気になりました。
あまりに頻繁に出入りするので、しばらく眺めていると──なんと、換気扇の外にあるダクトに、藁のようなものが見えるではありませんか。
「もしかして、巣…!?」
大量の藁が出てきた!
数日後、スズメたちの姿は見えなくなりました。
これはチャンスとばかりに、夫に頼んでダクトの中を確認してもらうと──!!!
なんとびっくり!
出てくる出てくる、信じられないほどの藁の山!

ダクトの中にこんなに藁が入っていた!
おそらく春の間にここで巣を作り、子育てをして、雛たちはすでに巣立っていったのでしょう。
あの小さな体で、こんなにたくさんの藁を運んできたのかと思うと、ちょっと感心してしまいました。(とか言っている場合か!?)
行き場をなくしたスズメたちの“新しいマイホーム”
そういえば、毎年スズメは、実家の車庫の軒下に巣を作っていたのを思い出しました。
でも、その車庫は昨年、老朽化のために解体。
おそらく、元の“住処”を失ったスズメたちが、代わりの場所として目をつけたのが、台所の換気扇ダクトだったのだと思います。

実家の換気扇ダクト
昨年12月に母が施設に入居して以来、実家の台所は使われず、換気扇も半年以上回していませんでした。
スズメにとっては、「静かで安全」「風も来ない」「人の気配もない」──まさに理想の子育て環境だったのでしょうね。(とか言っている場合か!?)
実家の外壁にも、もう一つの“スズメの入り口”が…
さらに家の外壁をぐるりと見回してみると、屋根の近くにぽっかりと丸い穴を見つけました。
おそらくなにかの名残で、以前はカバーがついていたのだと思われますが、それが取れてしまった模様。
スズメが出入りするのにちょうどよいサイズです。
夫がはしごをかけて中をのぞいてくれたのですが──
その穴の奥は屋根裏へはつながっておらず、円柱状の空間で、奥は閉じられていたとのこと。(いったいなんのための穴!?)
そこにもやはり藁があり、巣作りの真っ最中だったようです。
電線の上には2羽のスズメが、こちらの様子をじっと伺っていました。
穴の真下のコンクリートには、いくつもの鳥の糞。
すでに糞害の兆候も現れていました。
巣立つ前に、対策を──小さな穴をふさぐ決断
幸いにも雛の姿は見られず、卵も確認できませんでした。
これ以上被害が広がる前にと判断し、その穴は塞ぐことにしました。
夫が布をビニール袋に詰め、しっかりと穴をふさいでくれました。
これでしばらくは安心ですが、空き家ゆえの管理の甘さが、こうした“居候”を招いてしまうのだなと、身にしみて感じました。
空き家は、鳥獣たちにとっての“狙い目”だった
今回の一件で、私は空き家が抱えるもうひとつのリスクに気づかされました。
「空き家=老朽化」だけではなく、「野生動物の住処になる」という現実。
スズメならまだ可愛げがありますが、これがハクビシンやコウモリ、ネズミなどだったら──
衛生面でも健康面でも、重大な問題になりかねません。
我が家は二世帯住宅。
今は夫婦ふたりで暮らしており、母の不在とともに、実家側はほぼ空き家状態になっています。
ときどき窓を開けて換気はしていても、日常的な気配がない場所は、鳥や虫たちにとって格好の棲家になってしまうようです。
小さな命が教えてくれた、大きな気づき
今回のスズメの巣作り騒動は、「自然の営み」としてはほほえましいものでした。(とか言っている場合か?!)
でもその一方で、家という場所は、ほんの少し人の手が離れただけで、別の誰かの居場所になってしまうという現実にも向き合うことになりました。
家は、人が住まなくなった瞬間から、静かに、でも確実に朽ちていきます。
それを防ぐには、「ちょっと覗く」だけではなく、「きちんと守る」意識が必要なんですよね。

藁をホウキで掃いていたら、卵の殻が出てきた!
スズメたちが運び込んだ藁の山は、そんな気づきを運んでくれたように感じます。
さて。
どうしましょう…。


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