2026年4月から、固定電話の基本料金が、月1,870円から2,090円へ値上げされるそうです。
「数百円のこと」と感じる人もいるかもしれません。
けれど、この小さな値上げをきっかけに、「固定電話、本当に必要だろうか」と考え始める家庭は、これから増えていく気がします。
わが家が固定電話を解約したのは、今から3年前。
当時は少し迷いもありましたが、
結果として「困ることは何ひとつありませんでした」。
二世帯住宅だったわが家は困らなかったけれど
わが家は二世帯住宅だったため、
親との連絡手段に困ることはありませんでした。
けれど周りを見渡すと、離れて暮らす親との連絡が「固定電話だけ」というご家庭は、今も決して少なくないように感じます。
・スマホを持っていない
・持っていても操作が不安
・「電話は家にあるもの」という感覚が根強い
そうした背景を思うと、「固定電話をやめればいい」と簡単には言えない事情があることも、よくわかります。
実際、わが家でも母はすでに電話のかけ方がわからなくなっていました。
それでもなんとなく、解約を先延ばしにしていたのです。
解約を決断した、ひとつの出来事
固定電話を解約しようと決めた大きな理由は、唯一、母と電話で連絡を取っていた母の姉夫婦が亡くなったことでした。
それ以降、母に電話をかけてくる人はいなくなり、固定電話は「鳴らない家電」になっていました。
思い残すことがなくなったことで、ようやく解約に踏み切ることができました。

固定電話をやめる前に考えたこと
ただ、固定電話をなくすとなると、それまで私が外出中にできていた母の安否確認の手段がひとつ減ることになります。
そこで、固定電話を解約する前に、母の部屋へ見守りカメラを設置しました。
・ちゃんと起きているか
・転倒していないか
・いつもと様子が違わないか
電話をかけるよりも、画面越しに姿が見える安心感は想像以上に大きく、不安を和らげてくれました。

ちなみに、母の部屋から固定電話を撤去しても、母はまったく気づきませんでした。
「電話は?」と聞かれることもなく、そのままいつもの日常が続いていきました。
認知症がここまで進んでいたのかと、あらためて実感した出来事でした。
母は施設へ。見守りカメラの“第二の人生”
その母も、今は施設で暮らしています。
役目を終えたはずの見守りカメラですが――
現在は、オカメインコのハナ♂と文鳥のむぎちゃん♀専用カメラ
として、第二の人生を歩んでいます。
昼間にそっとのぞいてみると、ごはんを豪快に蹴散らしていたり、なぜか張り切って鳴いていたり、何事もなかったかのように眠っていたり…。

馬と同化中のハナ♂
母の見守りから、小鳥の見守りへ。
思いがけず、平和な“配置換え”となりました。

ゲームをやりたがるむぎちゃん♀
固定電話をやめる・やめないは「安心」とのバランス
固定電話は、「あると安心」な存在です。
一方で、使わなくなっても毎月きちんと料金はかかり続けます。
今回の値上げは、単なる負担増ではなく、暮らしを見直すきっかけなのかもしれません。
本当に必要か、代わりになる手段はあるか、安心は、別の形で確保できないか。
答えは、家庭ごとに違っていて当然です。
しかし、固定電話も見守りの方法も、「昔からこうだから」と続ける時代ではなくなりました。
今の暮らしに合う形を、静かに選び直していく時代なのだと思います。
わが家が固定電話を解約したのは、今から3年前のことです。
当時、手続きの流れや解約後の携帯電話料金についても詳しく記録していました。
▶︎ そのときの記録はこちら⬇️


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