先日、母のリビングに置いていた固定電話を完全撤去しました。
1年前に固定電話は解約していたのですが、受話器だけはそのまま置いていたものです。
母の部屋には、固定電話の代わりに見守りカメラを置いています。
固定電話解約後
我が家は2世帯住宅で、私の家に固定電話の親機、母のほうへは子機を置いて使っていました。
その固定電話を解約したのが1年前。
母の姉夫婦が相次いで亡くなったことをきっかけに、我が家の固定電話は解約しました。

この1年間、固定電話がなくなったことで困ったことはひとつもありません。
そもそも母は、数年前から固定電話を使っていません、というか使えません。
母の身内や親せき関係はみんな逝去したので、固定電話に連絡してくる人は誰もいません。
実家の公共料金などは、父が亡くなった時にすべて連絡先を私宛に変更しましたし、認知症である母が外部と直接連絡を取ることはありません。
ただし、解約してすぐに電話機を撤去したら母が混乱するかもしれないと思い、1年間はそのまま置いていたのですが、先日しれっと電話機を片付けました。
電話機がなくなっても母は気づきませんでした。
そこに何があったのかも、わからない様子でした。

固定電話の代わりに見守りカメラ
固定電話の代わりに母の部屋に設置したのは、Wi-Fiで繋がる見守りカメラでした。

最初はお試し的に設置したのですが、おもちゃのような姿の割には、スマホに写る画像は鮮明で、消灯後の暗い部屋でもよく映ります。
外出時にスマホで母の様子を確認できるようになって、少し安心しました。
ただし、最初はWi-Fi環境が不安定で3回に1回は繋がらないことが多かったのですが、メッシュWi-Fiしたことで100%繋がるようになりました。

固定電話を解約して浮いたNTTの基本料金は、月額880円のメッシュWi-Fiに充てています。
必要なのはWi-Fi環境を整えることだった
また、母の部屋で使っていたFF式の石油ストーブはやめて、エアコンにしました。
冬は暖房、夏は冷房を使っていますが、これも私のスマホから遠隔操作ができるようにしています。
火事になる心配も、熱中症になる不安も解消できました。
もちろん、見守りカメラを設置したところで、母に何かあった時にすぐに対処できるものではありません。
仕事中や外出中、常に見守りカメラで監視しているわけにもいきませんものね。
ただ、母の様子を視覚で確認できるということは、早めに対応できる手段ともなります。
あって当たり前だった固定電話も、各自が携帯電話を持つようになり、不要となりました。
Wi-Fi環境下で、IoT家電と繋がりスマホで遠隔操作ができる時代となりました。
高齢で認知症である母の部屋に必要なものは、固定電話ではなくWi-Fi環境でした。
コメント