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高齢の親のマイナンバーカード代理申請で思うこと

母のマイナンバーカードを代理申請しました。

やってみれば、ものの数分で完了したのですが、今の今までマイナンバーカードの申請をしていなかったのには、訳があります。

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今頃マイナンバーカードを申請

2023年9月、マイナンバーカードの申請受付数は全国民の78%。(総務省HPより)

私が自分のマイナンバーカードを申請した2020年当時は30%だったと記憶していますから、かなり普及したのですね。

で。

2023年になってもまだマイナンバーカードを申請していない約2割に、うちの母も入っておりました。

90歳を過ぎた母。

あわよくばこのまま申請せず、なんとか乗り切れるのではないかと思っていました。

母が、マイナンバーカードを使ってなにかをする場面なんてないでしょうし、なくても困らないと思っていたからです。

しかし。
困ることが出てきました。

それは健康保険証が2024年秋で廃止されるという話し。
政府の話は二転三転するので、今後もどうなるかわかりませんが、いずれにせよ国がそういう方向を向いているのであれば、しかたがない。

健康保険証の代わりに「資格確認書」なるものが登場するようですが、これも自己申請しなければ送付されないとかで、今から混乱ぶりが目に見えています。

というわけで、こうなったらマイナンバーカードを申請しちゃおうと思い立ち、今になって母のマイナンバーカードを代理申請しました。

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高齢の親のマイナンバーカード代理申請の準備

代理申請はとっても簡単でした。
マイナンバー通知カードにあるQRコードを読み取って、スマホでちゃちゃっと10分もかからず完了です。

しかし、高齢かつ認知症で要介護1の母の場合、申請前の下準備がいろいろあるわけでして。

まずは、母を美容院へ連れて行ってヘアカット&ヘアカラー&パーマネントをアテル。(あえてアテルと書く)
数日後に、小綺麗な洋服を着せて、かかりつけ医へ診察へ連れていく。

その流れで帰宅後、部屋の中の白い壁の前に立たせて、スマホで母の顔写真撮影。

この数日間にわたる下準備が大変でした。

なだめたりおだてたり、持ち上げたりヨイショしたりとね、いろいろあるわけですよ。

母自身は、なにをやってるのかまるでわかっていませんが、詳しい説明は不要。

「健康保険証に顔写真つけなきゃならないんだって」と、一応シンプルに説明はしましたが、数分後には忘れるので、これで良しです。

マイナンバーカードの代理申請は2回目

実は、8年前に母のマイナンバーカードの代理申請はやっています。

2015年当時、マイナンバーが世に出てきてすぐに、うちの両親は申請手続きをしていました。

もちろんその手続きは、私がしたのですが、父がどうしてもマイナンバーカードを作ってみたいと言いだしたのです。

デジカメで両親の写真を撮影し、パソコンで申請手続きをした覚えがあります。

父は好奇心旺盛な人でしたから、世の中の新しいものを、とりあえずなんでもやってみたかったのでしょう。

もっとも、出来上がったマイナンバーカードを手にした2ヶ月後、父は急逝してしまったんですけどね。

親の死は意識はしても準備はできない しかし父は準備をしていた
父の遺影をぼんやり眺めていたら、突然ある考えが閃きました。 あまりにも急に逝ってしまった父。 なぜ父がそうしたのか、今ま...

話がそれましたが、実はマイナンバーカードを手にしたのは父だけで、母は申請したけれど、交付には至らなかったんです。

なぜなら、当時はマイナンバーカードは本人が直接窓口に行かなければ受け取れなかったから。

母は、脚が悪く当時もあまり出歩くことはなかったため、父が母に代わって受け取りに行ったのですが、あの頃は代理で受け取るには、医師の診断書なども必要で、とってもめんどうだったのですよね。

で。

父は諦めてしまったのです。
こうして、母のマイナンバーカードは幻となってしまいました。

代理人が受け取るのも簡単になった

さて、今回母のマイナンバーカードを代理申請するにあたり、いろいろ調べてみました。
申請はもちろん代理人である私が、スマホから簡単に申請できます。

そして、マイナンバーカードの受け取りも、本人と代理人の本人確認書類を揃えれば、難なく受け取れるようになっていました。

自治体によって多少の差はあるようですが、私の住む自治体に問い合せたところ、

母の健康保険証と身体障害者手帳、そして私のマイナンバーカードや運転免許証を提示すれば、問題ないようです。

今だから思うことですが、8年前もこうだったら、母はいち早くマイナンバーカード持ちの90代だったのになぁ。

そして、当時はマイナポイントなんてものはなかったけれど、父が生きていたら喜んでキャッシュカードにポイントいれてもらってただろうな、なんてことを思い、思わず笑ってしまいました。

なお、マイナポイントの申請は今月9月末日までとなっていますが、これは2023年2月までにマイナンバーカードを作った人が対象です。

もっとも母はキャッシュカードも電子マネーも持ってませんから、いいんですけどねー。

マイナンバーカード代理申請で、いろいろ昔のことを思い出しちゃいました。

 

 

高齢の親のマイナンバーカード代理受取は簡単だった
高齢の母のマイナンバーカードを代理申請してから3週間後。 「マイナンバーカード受け取りのお知らせ」が届きました。 母のマ...

コメント

  1. でぶね より:

    こんにちは^^ でぶねこです!
    お母さまのマイナンバー登録、お疲れさまでした♪
    私も昨年、自分のスマホから義母のマイナンバー登録をしました。
    先に電子マネーも作ってポイントをゲットできました。
    健康保険証がなくならなければ、作らなかったかもしれないですね^^;
    私の亡き母も、個人年金保険を受け取るときに作らなければならず、大変だったのを思い出しました。父も昨年、自分で何度も間違えては役所に行って、大変だったようです。
    年をとると、なかなかできないことも多くなりますから、何でも早めにやらねばと、自分に言い聞かせております(笑

    • そらはな より:

      でぶねこさんへ
      結局マイナンバーカード作るんだから、やっぱりマイナポイントがもらえる時に作っておけばよかった・・・と、今更思っても後の祭りです~(*_*)
      スマホで申請後、特に不備などのメールは届いていませんから、あとはじっと交付されるのを待つばかり。
      今後は、早めにやるに限る!を肝に銘じます。

  2. 白雪さくら より:

    そらはなさん、お父様が亡くなってから、もう7年になるんですね・・・
    実は先年、身内に不幸があって、当時のそらはなさんの記事、いろいろ参考にしてました。
    なので、ちょっと前にその関連の話を後追いで読んだばっかりの、白雪です。
    その後、お母様のことで、いろいろご苦労されて、経験積まれて、今に至っておいでなんですものね。
    そして、お庭のことも、お父様が亡くなってから、ホントに一から始めたんですよね。
    改めて、そらはなさん、すごいです、尊敬です!

    そして、マイナ保険証…ご高齢の方や障害のある方御本人には使いづらいだろうなあ、と思います。
    実際、白雪だって、機械にカード入れて顔認証or暗証番号押して、同意ボタンだのなんだの押して、って操作するより、診察券と保険証一緒に窓口に出しちゃったほうが、ずっとずっと楽なんですもの…
    IT化を進めることには大賛成だけど、デジタル化自体が目的になって、どんな犠牲を払ってもたとえ却って不便になってもデジタル化!というのは、違う気がするんですよね…
    って、ネガティブなこと、それもそらはなさんに言っても仕方ないこと書いちゃってすみません。
    マイナカードの代理受け取りは、当初よりずっと融通が効いて便利になったのですね!
    そんなふうに、問題点、改善していくといいなあ。

    • そらはな より:

      白雪さくらさんへ
      過ぎてしまえばあっという間ですよね。
      7年前の記事が参考になるかどうか・・・ですが、過去記事まで目を通してくださりありがとうございます。
      あの頃は、なにかにとりつかれたように庭仕事をしていて、今同じことをやれと言われても絶対無理だと思います(^^;)
      でも、やれる時にやっておかないと、後悔しますから(母のマイナンバーカード申請とか)、やっぱりめんどくさがらずにいろんなことをやるべきだと思いました。
      嫌いだった庭仕事も、今ではライフワークのひとつとなりましたから、人生どこでどう変わるかわかりませんね(#^^#)