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【認知症】実家のトイレが壊れたけれど私の願いはひとつだけ

外は吹雪。
まだまだ寒波は続きます。

そんな中、トイレが壊れちゃったのです。
ウォシュレットの便座が冷たい、温水が出ない…といった症状なので、基盤の故障だと思われます。

修理をするか、便座を買い替えることになりますが、問題は壊れた便座が実家の母のトイレだということなのです。

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トイレの故障

「トイレがおかしい」という母の訴えで見に行ってみると、便座が冷たいまま。
さらにウォシュレットの温水も、冷たい水だと言うではありませんか。

ウォシュレットの運転ランプは点灯しているので、電源コードが抜けているわけではありません。
念のためコードを抜いて差しなおしてみましたが、やはり便座はいつまでたっても温かくなりません。

これは基盤の故障だなぁ…と思いました。

というのも、我が家のトイレも数年前にまったく同じ症状にて修理を依頼したからです。
基盤の交換に2~3万円ほどかかった記憶があります。

それにしても、どうして真冬に限って故障するんでしょうね。
TOTOに電話をし修理にきてもらうことになりました。

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ウォシュレットを使うのにトイレを流すレバーが使えない

実家の母は、今年90歳になります。
その母が、トイレで温水洗浄を使用していると知ったのは数年前のこと。
私はウォシュレット機能はほとんど使わないので、母が使っているのはちょっと意外でした。

さて、今回の故障で便座が冷たいのは、便座カバーで対応できます。
問題は、温水が出ないということ。

母は、ウォシュレットのリモコンで操作していたようなのですが、温水が出ないのでリモコン操作はやめて、トイレを流す時にはタンクのレバーを使うように、母へ説明しました。

だが、しかし。

これが、何度言っても、何十回説明しても、まったく理解してくれません。

温水洗浄は使えません。
リモコンは使わないでください。
トイレの後は、タンクのレバーで流してください。

声を枯らすほど説明しても、「ナニを言っているのかさっぱりわからない」と母は言うのです。
そして必ず話は振り出しに戻り「どうして便座が冷たいのだ?」となります。

認知症は、どんなに単純な操作であっても、自分にとっての新たな操作を習得するということは、極めて困難です。

トイレの中で大声で話すこと10分。
もう最後は疲れ果ててしまったので、リモコンには「使えません」と紙を貼り、「トイレのあとはこのレバーだよ!」と母に伝えてトイレから脱出しました。

家電が壊れないことを祈る

その後の母は、トイレはちゃんと流しているので、レバーで操作できているようです。
しかし、何度も「リモコンはなんで使えないの?」と聞きにきます。

「トイレが故障したからだよ」と話すと
「えええっ!故障したの!?」と毎回母はびっくりします。

その反応に、私も毎回びっくりします(笑)。

結局、実家の温水洗浄便座は十数年前のもので、修理する部品も廃盤になっていたので、買い替えることになりました。

新たに取り付けてもらう便座は、機能性などで選ぶのではなく、今まで使っていたものに一番近いもの。
母が混乱しないよう、似たようなものがあるといいのですが…。

そして、母が不安なく暮せるためにも、私が心穏やかに暮らせるためにも、もう実家の家電製品が壊れないことを切に願っています。

 

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