園芸家界隈の嫌われ者チャドクガに気をつけなはれや!の巻

チャドクガってご存知ですか?
おそらく園芸家界隈では、毛虫の中でも最も嫌われ者であると思われるチャドクガに、今年もまんまとやられてしまいました。
ヤツらの毒針は、遠くからでも弓矢のように飛んでくるから、やっかいなんです。

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チャドクガ皮膚炎

昨年もチャドクガにやられました。
チャドクガの毛の毒は、すぐには症状があらわれず2~3時間後に急激に痒くなるというのが特徴。

太いけれど足じゃないよ。私の腕です。
両腕に真っ赤な斑点が現れ痒みが増したのは、梅の木の剪定を終えたその日の夜のことでした。

昨年もチャドクガにやられたのでよくわかるのですが、この痒みは市販のム〇とかウ〇コーワとかはまったく効果がありません。むしろ使うと悪化させるとか。
そしてこの赤味が完全に消えるのは、1か月近くかかるということも私は知っている。

なのに今年もまんまとチャドクガの毒牙にやられてしまいました。

チャドクガがいる木

ツバキやサザンカなどツバキ科の植物の葉を食害するチャドクガ。
ところが、今回梅の木を剪定していると、やはりチャドクガがいたんですよね。
もうツバキ科に限らず、葉っぱのあるところにはチャドクガがいると思ったほうがよさそうですね。

梅の木では、単体で行動していましたが、ツバキの葉の裏側に数十匹の御一行様がいらっしゃる様子は、チャドクガの画像でみたことがあります。
あんなの見たら、発狂してその場で庭中の木を全部切り倒すだろうな・・・。

チャドクガが嫌われる理由

見た目、いかにも毒がありそうなチャドクガの毛ですが、実はこの毛には毒はありません。
チャドクガのボディーに生えている0.1mmほどの毒針毛に毒があり、これが非常に抜けやすいため、チャドクガの毛にも毒が付着しているというわけ。

しかもこの抜けた毒針毛は、繭にも卵にも付着し、さらにはその親御さんであるガにもついているというのだから、ほんとイヤらしい。

そしてその毒針毛は、風に吹かれただけでも抜けて飛んでくるというのだから、どんだけ毛根弱いねん!ってなるわけです。

毒針毛は超極細なので、風に飛ばされた毛が衣服にくっついて、夏の薄手の衣服では簡単に繊維を通過するといいます。

もちろん私も、梅の木の剪定には、長袖長ズボンに長靴、手袋、帽子と万全を期していたわけだし、チャドクガにも直接触れたわけでもありません。

しかし、奴らの抜けやすい毒針毛が風で飛ばされて衣服についていたんでしょうね。
チャドクガを見たら、衣類には間違いなく毒針毛がついていると思ったほうがよさそうです。

まぁ、見かけなくても、椿の木のそばにいったら要注意ですかね。

チャドクガ対策

虫だって生きていくには葉っぱを食べなきゃなりませんもんね。
ただ、葉っぱを食べるばかりか、人間に害を及ぼすような虫はやっぱり駆除したい。

1.風通しをよくする剪定
そんなわけで、チャドクガの天敵である鳥に食べてもらうというのがひとつの方法。
つまり、木の枝は定期的にすかして剪定をし、鳥にみつけてもらうようにするのです。
庭師の方がおっしゃっていましたが、木はとにかく「風通しをよくすること」。
こうすることで、害虫や病気から木を守ってくれるそうです。

こんなうっそうとした木になる前に、やっぱり剪定は大事だな・・・とつくづく思いました。

2.卵の駆除
チャドクガは年に2回も産卵するという、非常にパワフルな虫。
冬と夏に産卵するので、卵をみつけたら駆除するに限ります。
もちろん卵にも毒針毛はついていますから要注意ですが、それでも動き出す前にほうが駆除しやすい。

3.衣類の消毒
作業後の衣類には、必ず毒針毛がついていると思って扱いましょう。
家の中に入る前に、衣類についた毛をはらって・・・なんて言いますが、チャドクガの毒針毛は超極細で衣類の繊維の中に入り込んでいますから、手ではらうなんて絶対無理です。

まずはガムテープなどでペタペタ取り除く。
その後、衣類は50℃以上のお湯でしっかり洗うことで、チャドクガの毒を中和させることができます。
すぐに洗濯機に放り込んでは、他の衣類に毒をまき散らすことになるので、ご注意を。

農家さんのブラウス

先日、お店の園芸コーナーで「農家さんのブラウス」というのが売られているのを見ました。
一見、襟付き前ボタンの綿の普通のブラウス。
なんで農家のブラウスなんだ?と思っていましたが、チャドクガにやられてからようやく理由がわかったような気がします。

私はいつも庭仕事をするときは、夏でも長袖Tシャツを着ています。
一仕事終えたあとは汗びっしょりになるので、すぐにシャワーを浴びるのですが、汗で体に張り付いたTシャツを脱ぐのには一苦労。
しかも私、50肩。
左腕の可動域が極端に狭いので、衣類の着脱に非常に苦労をするのです。

チャドクガの毒針毛のついてたと思われるTシャツを脱ぐとき、腕が痛いものだから変な形に体をくねられて、スッと脱げなかったんですよね。
この時、体に毒針毛を拡散させたのだと思うのです。

で!
「農家さんのブラウスだ!」とピンときました。

まず、前ボタン式であればたとえ汗をかいていても、着脱が簡単。
しかも綿100%のブラウスは、汗で体に張り付くことも、Tシャツに比べたら少ない。
そしてこれは私の憶測ですが、「農家さんのブラウス」って、ふつうのブラウスよりも繊維のキメが細かいのではないのかなぁ。
だから、毛虫の毛も繊維の中に入りこむのを防ぐのではないのかな。

私も、農家さんのブラウスではありませんが、ふつうの綿100%のブラウスは持っているので、今後庭仕事はこれを着てやろうと思いました。
だいたい50肩なのに、なぜにかぶりもののTシャツを着てるのかってところが、そもそもの間違いなんだけど。

チャドクガ皮膚炎になってしまったら

とにかく皮膚は流水でよく洗い流すこと。
そして、市販の軟膏は効かないので、病院でステロイド入りの軟膏を処方してもらうこと。

幸い、家には以前ひどいじんましんになった時にもらったアンテベート軟膏があったので、これを塗ったら、夜も痒くて眠れないということはありませんでした。

しかし、両腕の赤いブツブツは1か月は消えないだろうなぁ。

虫がまったくいない庭というのは絶対に無理ですが、害虫が住みにくい庭というのは目指すことができます。

なんでもかんでも木は植えればいいというものではなく、人間が管理ができてこそ、心地よい空間がつくれるというもの。
だから木の剪定は、まだまだ続きます。

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コメント

  1. 水仙 より:

    見てるだけでかゆくなる~。外に出るたび何かに刺される私。農家さんのブラウス、どこに売ってますか?アンテベートありがたし。

    • そらはな より:

      水仙さんへ♪
      ほんとにねー。毛虫はカンベンしてほしいですねー。
      農家さんのブラウスは、ホームセンターで売っていました。
      アンテベートは、very strongなステロイドなので強力です。

  2. ジャスミン より:

    知ってる!その毛虫!
    毎年 一生懸命仕事場の草むしりをする私に ぽつぽつの発疹をもたらす憎いやつですよ

    本当に強烈です 
    姿を見なくてほっとした日でも 風の向きによってはどこかがやられます

    こいつにはやはりステロイド軟膏ですよね
    気長にお肌のお手入れをしてくださいね お大事に

    • そらはな より:

      ジャスミンさんへ♪
      姿が見えなくても、木の下を通っただけでもやられるときがあります。
      本当にすごい毒なんでしょうね。
      ステロイド軟こうのおかげで、痒みはほぼなくなりました。
      赤味もかなりひけてきましたが、完全になくなるのは1か月後でしょうねぇ。

  3. ちくわ より:

    そらはなさん、はじめまして!コメントは初めてですが、ずっとズっーと前からブログを読ませてもらっています。
    チャドクガ・・・に反応してお初のコメントです。
    私もやられました!キャンプに行った時に昼寝をしていた友人の足を這っていました。
    あの毒々しい姿におののきましたが、持っていたうちわで払いました、その日の夜中に
    痛痒くて眠れないくらいでした。まさかあの虫が原因だとは夢にも思わなかった!!だってすごく離れていたから!!もちろん皮膚科に行きました。
    そらはなさんのお話でチャドクガのことが良く解り納得!!

    お大事にして下さいね、いつもブログ楽しいです。
    でも、寝ていた友人は何ともなかったんですよねー 不思議です。

    • そらはな より:

      ちくわさんへ♪
      はじめまして(#^^#)
      チャドクガにやられたんですねー。
      うちの夫は、半袖半ズボンで木の剪定をするのですが、一度もチャドクガの被害にあったことがないんですよ。
      これも体質のちがい?
      チャドクガは、一度目よりも二度目、二度目よりも三度目と、どんどん重症化するそうなので、ちくわさんも気を付けてくださいね。