自宅の北側の木々まで、なかなか手が回らないのですが、気が付けばイヌツゲがボーボーとなっていたので、剪定することにしました。
思えば2年前には、剪定の「せ」の字も知らなかった私ですが、見様見真似で少しばかり剪定もサマになってきたように思います。
老後は、木々の形をかっこよく剪定できる庭師を目指したい。
剪定の基本
生垣として植えているユキヤナギがあまりにも伸び放題で、枝の重みに耐えきれずに倒れてきたので、先日庭師の方にお願いし、剪定してもらいました。
その時、プロの方はどのように剪定作業をするのか隠れて見ていたのですが(別に隠れる必要もないのだけれど)、剪定鋏で外側に伸びた枝葉を手作業で丁寧に刈り込んでいき、その後枝の内側を透かし剪定し、最後に外側の枝葉を整える・・・という手順でやっておりました。
これまでは、夫が電動剪定ばさみを使って、ガーっと表面だけの枝を刈るだけだったので、内側の枝が込み合って重くなっていたのですよね。
やっぱりプロは自分の手で剪定するのよね。
そして大事なのは透かし剪定なのよね。
どんな木々の剪定でも共通して言えることは、とにかく枝の内側を透かし剪定するということ。
これにより風通しを良くし、病気になりにくく害虫もつきにくい、ということは、私がこの2年間で庭の管理をするようになって学んだことでした。
イヌツゲの剪定
自宅の北側にあるイヌツゲ。
休日は畑の野菜たちや、南側の庭の手入れでいっぱいいっぱいで、なかなか北側まで手が行き届かなかったのですが、ふと見るとイヌツゲがボーボーになっているではありませんか。
やばい、やばい。
これ以上育ちすぎると、自分ではどうにもできなくなって、結局プロの手を借りることになってしまう。
その前にこまめに刈り込んでおけば、いいのよね。
というわけで、先日庭師の行動を盗み見たように、自分で剪定することにしました。
このイヌツゲは、いつも上に伸びた枝だけハサミでチョンチョン切っているだけだったので、だんだん巨大化しつつあります。
まずは剪定ばさみで、上にびょんびょん出ている枝を切っていきます。
ここまでは、いつもの剪定手順。
次に、下からイヌツゲをのぞき込んでみると、小枝がびっしり密集。
これじゃ、風通しも悪く、内側の枝が枯れてきてしまいます。
下から枝をじーっと見ていると、苦しがっている小枝の声が聞こえてくるんですよね。
変な方向に伸びていってしまった枝が、他の枝の間に挟まって苦しいと言っている。
これも、元は徒長枝だったのが、変に曲がって伸びて苦しがっている。
枯れた枝や、窮屈そうな枝や、徒長枝も、ぜーんぶ切る。
すると、枝の間から空が見えてきました。
これくらい透かし剪定をすれば、風通しもバッチリです。
透かし剪定をした後は、虎刈りのようにマダラとなっていますが、全然大丈夫。
イヌツゲはすぐに新芽が出てきます。
というわけで、イヌツゲビフォー。
そして、イヌツゲアフター。
ついでに下の草刈りもすると、キレイな緑色の葉っぱが出てきました。
ギボウシにも似ているけれど、なんだろう?
ヒマラヤユキノシタでした。
自分で剪定をするようになって変わったこと
父が亡くなってから、嫌でも自分で庭の手入れをしなければならなくなって、早2年。
最初は義務感でやっていたのが、使命感へと変わり、そして今では庭に出てあちこちいじるのが大好きになりました。
栗や柿や梅など、老木と化した大木は全部伐採したので、昨年よりもずいぶん楽になりましたが、それでも大変だと思うことが多々あります。
でもね、自分で庭木の剪定をするようになってから、明らかに変わったことがあります。
それは、あちこち旅行などで訪ねた際に、そこの花や木がとても気になるようになったこと。
さらには、木を剪定している庭師の方を見かけると、その姿がかっこよくて、かっこよくて、惚れ惚れしてしまうこと。
私もいつかあんな風に、サクサクと剪定できるようになりたいなぁ。
鎌倉の東慶寺を訪ねた際に、数人の庭師の方が一生懸命剪定作業中でした。
「この白いものはなんですか?」
思わず庭師の方に声をかけてしまいました。
梅の木にふわふわと花びらのようにくっついている白いもの。
これ、カビなんだそうです。
以前の私ならば、気にも留めなかったことが、いろいろ気になってしょうがない(笑)。
老後は、マジで庭師を目指したい。
そのためにも、研修を兼ねていろんなところの花や木や庭巡りをしたいなぁ。
これが今の私の野望です。
今は全部伐採してしまった松の木の剪定格闘の様子はこちら↓。
コメント
こんにちは。
そらはなさんは庭師に向いてる!
と、私はずっと思ってるのです( ´ー`)
几帳面なところと探求心と集中力&行動力!
家計管理のプロとか何でも出来ちゃうと思うけど、
私としては是非庭師になってもらいたい~(願望)
お出かけするとついつい植物に目がいっちゃって、
庭師の方に声をかけるあたり、
それはもう植物の世界に片足どころか両足突っ込んじゃってる証拠よ~(*´∇`)ノ
るり玉さんへ♪
ふふふっ(#^^#)ありがとうございます。
庭師、かっこいいんですよねー。
実は、今度市の方で、黒松の剪定の無料講習会があるそうだけど、残念、うちの松は全部伐採しちゃったんでね。
ガーデニングとかの講習会があれば、ぜひ参加したいんだけどなぁ。
両足突っ込んで、さらに前のめりになりたいわー。
そらはなさん、ご無沙汰してます。
庭師、なれますよ。かっこいいですよ。
今月は剪定やら草取りやら私も真似ごとしてます。
先日裏庭の草取り2時間やって午後はダウンしてました。これから何年も同じ事が続くのは敵わない、昨年のタイル貼りのブログを読み返して、何とか出来ないか考えてます。暑くなるので熱中症には気をつけましょうね。
ちかちかさんへ♪
やってもやっても終わらないのが庭仕事・・・。
楽しいけれど、限度がありますよねぇ。
私は、今畑の部分に、お寺にあるような遊歩道を敷いて、ゾーンを分けたいんですよね。
歩道として歩くところは、石を敷きたいのですが、いざやるとなるとやっぱり大変でためらってしまいますよね。
チャドクガや蚊が出てくる季節となりました。熱中症にも気を付けないとね(;’∀’)
いつまでも若くはないのだし・・・。