最後の1本 ついに柿の木を伐採する決断に至りました

今年の春、柿の木を2本伐採しました。
いつからそこにあったのか記憶にないほど古い柿の木で、近年はあまり実が成らなくなったものでした。
しかし、我が家にはあと1本の柿の木があります。
この木を伐採せずに残しておいたのには、自分なりに考えることがあったからでありました。

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父が遺した庭

父が亡くなったあと、父と同じように庭木の管理はできないということがよくわかったので、自分が管理しやすいようにある程度の庭木を伐採することにしました。
今年の春伐採したのは、栗の木1本、柿の木2本、梅の木1本。
いずれも老木で、近年は実があまり成らない上、落ち葉だけはいっちょ前に盛大に落ちるので、片付けが大変だったのです。

私も夫も仕事があるので、庭のことにかかりっきりではいられない。
父がやっていたように、定期的に消毒薬を撒くことも、除草剤を散布することも、マメに剪定をすることもできないのです。

それでも昨年は、父が遺したこの庭をなんとか維持しようと、必死にあれこれやってみました。
だけど力尽きました。←諦めが早いやつ

父が遺してくれた庭は、私にとってかけがえのない財産ですが、父のために庭を維持管理するのではないのです。
今を生きている私や夫が快適に生きていくために、庭を造り変えていかなければならないということに気付いたのです。

残った1本の柿の木

春先に、シルバー人材センターの方に伐採していただいた時、実は柿の木を全部伐採したいという気持はありました。
なぜならば、昨年柿の木は円星落葉病(まるほしらくようびょう)になったからです。

実家の庭の草木の管理 父が遺した柿の木を切る
父が急逝してから5か月。 必要な手続き関係はほぼ終了しましたが、遺品整理は中断したままとなっています。 父の遺したものは、まだ8...

しかし、柿の木を1本だけ残した理由は、
①一度に全部の柿の木を伐採することに母が反対したから
②近所の人が柿の実を採りに来ていたから

でした。

父が亡くなった後、庭木の管理をするのは実質私なのですが、時間的にも体力的にもいかに大変かというのが、母はまるで理解してくれず、現状を変えようとすると頭ごなしに反対されました。

また、父がいたころは近所の人が我が家の柿の実を収穫しにきていました。家では食べきれないので、欲しいという近所の人には自由に収穫させていたのです。
父が亡くなった年の秋にも、近所の方が収穫にやってきて、喜んで柿の実を持ち帰っていくのを見て、柿の木も1本は残しておかなければならないという使命感に襲われました。

柿の木を手入れしてみる

残った1本の柿の木。
ほとんど手入れすることもなく、昨年は円星落葉病にしてしまったけれど、そもそも木が病気になるのは、鬱蒼と生い茂る枝葉が重なり、風通しも日当たりも悪いというのが一つの原因。

だったらこの1本の柿の木を、今年はちゃんと手入れしてみよう。
というわけで、春から私は柿の木を見張って・・・いやいや、見守っていたのです。

5月には、生き生きと新芽が出て、青々とした葉っぱが一斉に伸びました。
つやがあってとてもきれいな葉っぱで、昨年円星落葉病になった同じ木とは思えないほど。

かわいらしい柿の花も咲きました。
折り重なるようについていた花は、間引きして柿の実が大きくなるようにと祈りました。

柿の実ができ始めたときも、込み入った枝葉を剪定しました。
今年は、きれいな大きな柿の実が収穫できるのでは?という期待も抱きました。

しかーし。
7月のある日、見つけてしまったのです。
葉っぱがクルクルと内側に巻かれているのを。
これは一般的にハマキムシと総称されるものですが、柿の葉につくのはカキクダアザミウマという害虫。
葉っぱを食するばかりか、果実にも黒い斑点を生じさせます。

最初は見つけるたびにその部分を除去していたのですが、あまりにも多すぎて途中で断念しました。

また、今年はアメリカシロヒトリの大発生がありました。
柿の葉にもたくさんいて、もうこの時点で嫌になっていました。
柿の枝葉は重ならないよう、度々剪定していたのですが、どんなに風通しをよくしても、やっぱりだめでした。ちゃんと害虫駆除の薬を散布しなければならないのでしょうけど、そこまでやる気はもうありませんでした。

それと、今年初めて気づいたのですが、枝についている白い丸いもの。
これはツノロウムシとかカイガラムシという害虫なのでしょう。
今までも目にしたことはあったのですが、まさかこれが虫だなんてね・・・。

そしてやっぱり円星落葉病。
葉っぱに丸い斑点ができ、所々の葉っぱが落葉し始めました。

アメリカシロヒトリのせいなのか、葉っぱはスカスカで枯れているし。

ハマキムシのせいなのか、柿の実も黒っぽくなってるし。

最後の柿の木を伐採する決断

春から今まで自分なりに、柿の木の枝葉を剪定したり、花を間引きしたり実を摘心したりしてきました。
柿の木が老木となってきていることもありますし、私には柿の木をきちんと育てる知識もないので、害虫はつくし病気にはさせるしで、散々な結果となりました。

しかし、自分ができる範囲でできることをやってみた結果、今はもうなんの迷いもなく、柿の木を伐採しようという気持が確固たるものとなりました。
春には枝を剪定し、害虫予防や病気予防のための薬の散布(これはやらなかったけれど)、果実を大きくするための花芽の摘芯、実の間引き、そして脚立にあがって収穫したあとの渋抜き作業。
これらにかかる時間と労力を考えたら、今の私にはお店で柿をサクっと買うほうがずっと暮らしが快適なんです。
そもそも、柿を食べるのは私と娘くらい。夫も息子たちも柿は苦手なんです。

それに、もうヘンテコリンなハマキムシや気持ち悪いアメシロは見たくないし、落ち葉の片づけも嫌だーっ。
仕事が休みのたびに、庭でなにかしら作業をしているのは、私の本意ではありませぬ。

今度こそ!父が遺した柿の木の最後の1本を伐採します。
父の想いはずーっと心の中に抱きつつ、自分の暮らしの心地よさ、快適さを求め、これからも一生懸命生きていきたいと思う所存であります。

さて・・・。

伐採は、自分でチェーンソーでやってみる?
それとも年内の予約は締め切ったシルバー人材さんへ、来年依頼する?
はたまた造園業者へ他の木の伐採も含めて相談してみる?

まだまだ試行錯誤は続きます。

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コメント

  1. くま より:

    すごくおもしろい記事ですね。伐採においくらかかるのかもまたぜひ教えてほしいです。

    • そらはな より:

      くまさんへ♪
      こんにちは(#^^#)
      シルバー人材センターへ4本の木を伐採してもらった時は、28,000円でした。とっても安くて、驚きました。
      枝を切る作業はそれほど苦ではないのですが、切った枝の片づけがやっかいなんですよね。
      最後の柿の木を伐採したら、また記事で報告できたらな・・・と思います。

  2. ルイコ より:

    こんにちは。
    最後の柿の木、すぐには切らずに、しばらく手入れしながら、そらはなさんも柿の木も楽しい時間を過ごしたのですね。やるだけやったのですから、あとは虫たちの役に立ったということで、気持ち切り替えて行きましょう。
    それが、そらはなさんらしいと思いますよ。秋晴れのいい日を楽しみましょう(^^)v

    • そらはな より:

      ルイコさんへ♪
      おっしゃる通り、たしかに自分で柿の木をあれこれいじっているときは、いろんな勉強にもなりました。
      虫が一番喜んだでしょうねぇ・・・。葉っぱ食べ放題だったわけですから・・・。
      世代交代すると、すべて同じというわけにはいきませんものね。
      これからは、自分が快適か否かで考えていきたいと思います。

  3. るり玉 より:

    こんにちは。

    菜園で育てていらっしゃるお野菜のように、
    育てることを楽しめて、収穫を楽しめて、旬を味わえて。
    それを柿の木でもできるならよかったけど、
    ここまで頑張ってきての結果ですもの。
    やはり今お世話するそらはなさんの気持ちに沿っていけばいいと思います(^-^)
    伐採は無理して怪我しないようにしてくださいね(肩のこともあるし。。。)

    ⬇平板レンガ、きれいに仕上がりましたね~素晴らしい~♪

    • そらはな より:

      るり玉さんへ♪
      ほんとにね~、すべての野菜や果実を立派に育てられたら、楽しいでしょうね。
      同時に、それだけの苦労もあるということですが。
      伐採は・・・とりあえず柿の実を鳥たちが食べにきているので、しばらくこのままにしておきます。

  4. ぽん より:

    こんばんは。
    柿の花、初めて見ました。とてもかわいらしいですね。
    ガクと一緒だとコサージュみたいです。写真ありがとうございます。

    病気もあって虫もついたのに柿がたくさん実っててちょっとびっくり。
    柿強いですね。

    • そらはな より:

      ぽんさんへ♪
      私も、柿の花をじっくり見るようになったのは、ここ数年なんですよね。
      言われてみれば、コサージュのようですね。
      柿の実は、葉っぱが虫や病気にやられても、人間には感染しないので、食べられるんですよね。
      現在、きれいな実だけを少しだけ収穫して、渋抜きしています。

  5. とも より:

    口に出して音読すると、舌を噛んでしまいそうな虫たちですね。
    うちも昨年に続き、今年も桜が毛虫に食べられて葉っぱが無残なことに。例年は1回の消毒も今年は2回しました。もちろん業者頼みです。
    近くの桜の名所も、今年は葉っぱが食べ尽くされました。紅葉も無しです。健全な状態ではないので、心なしか木肌の色も悪いです。
    これも気候など変動で、自然にとっては当たり前の結果なんでしょうか?
    木だけでなく、大切に思う人の遺した愛するものを手放すのは、なんとも言えない気持ちになりますね。申し訳ないような、切ない気持ち。
    でもずっと同じってことは、あり得ないことですね。自分が気づかないだけで、変わり続ける。
    でも心の中にある思い出は、変わることはないですね。何年か経って、虫たちと闘った夏もお父様がくださった思い出になりますね。

    • そらはな より:

      ともさんへ♪
      植物と害虫は切っても切り離せないものですね。
      虫だって一生懸命生きているわけですしね。でもやっぱり気持ち悪い・・・・。
      木を切るということは、長年の想いがつまっているので、やっぱり切なくなってしまいます。
      しかし、切ったあとは、何か困ったことがあるかと聞かれたら・・・全然ないのですよね。
      そうやって、いろんなことを切り替えていかなければならないのかなぁ・・・なんて思っています。

  6. T M ♪ より:

    空花さんらしいがんばりと、手放しのご判断と思いました。お疲れ様でした。
    鳥が最後の柿の実を楽しんでいるというのも、微笑ましいです(*^ω^*)

    私がお父様のこと言うのはおこがましいが、
    きっと同じことを娘さんがするのは無理とわかってらしたと思えてなりません。
    自分はしたいからするのであって、あとのことは引き継いだ管理者がいいようにすればいい…と。

    置いとくだけでは済まない 手入れがタイヘンなもの、
    手を下さない者は口出し厳禁!です(笑)。
    趣味は個人のもの。
    生活のかかった家業じゃないですものね(^_−)−☆

    • そらはな より:

      TM♪さんへ♪
      ああー!まさに私が言いたいことがそれでした。
      「趣味は個人のもの」
      だから同じようにやる必要はないのですよねー。
      父が庭のことを一切私にやらせようとしなかったのも、家業じゃなく自分の趣味だったからなんですよね。
      私は私の道を生きていきます(^^♪