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女性でも扱いやすい電動チェーンソーを使って梅の木を切る

自宅に電動チェーンソーがあるのを知ってしまった私。
ならば使わない手はないよね?

そうだ。
1階屋根を超える梅の木を、半分くらいに低くしよう。
脚立に上っても手が届かない上の枝は、もはや虫たちの楽園と化しているので、先日カイヅカイブキの剪定をしていただいた業者の方へ、梅の木の剪定をお願いしうようと思っていた矢先でした。

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自宅にチェーンソーがあるということを思い出す

我が家にチェーンソーがあるというのを知ったのは、ついこの間。

昨年、柿の木も梅の木も剪定したのですが、直径5cm以上の枝を切るのに、手動のこぎりでは20分も30分もかかりました。
枝が込み入った樹木は、風通しが悪いと病気にもなりやすいし、虫のたまり場ともなります。そんなことは百も承知なのですが、1階の屋根を超えるくらい大きくなった梅の木は、もはや素人にはどうすることもできないでいました。

「チェーンソー買いたいんだけど、危ないかなぁ?」
夫に言うと
「チェーンソー、うちにあるよ」と、言うではありませんか。
「うっそ!なんで今まで教えてくれなかったの?」と聞くと、夫いわく、一人で脚立に上って枝をのこぎりで切る私のことだから、チェーンソーがあるなんて言ったら、おもしろがって一人で勝手にジャンジャン使ってしまうから・・・とのこと。

そして思い出したのですが、亡くなった父もチェーンソーを使って枝を切っていたんです。
伐採した枝は短く切って、庭の片隅に積み上げていたんです。
その枝の山を、父が亡くなったあと夫と私がすべて市のゴミ袋に入れて片付けたんですよね。
ゴミ袋何十袋にもなって、とっても苦労したことを思い出しました。
わずか1年前のことなんですけどね。

そうだよ、そうだよ。
切り口がきれいな枝の山。
あれはチェーンソーで切っていたのだということに、なんで気が付かなかったんだろう。
ああー。昨年脚立の上で地道にのこぎりで枝を切っていた私に、チェーンソーのことを教えてあげたい。

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RYOBI(リョービ)旧型チェーンソー

うちにあったチェーンソーは、RYOBIの電動式。
父がいつ頃これを買ったのかわかりませんが、AC-14という型番はすでに廃盤となっているので、10年以上は経つと思われます。

チェーンソーを動かす動力の種類には、電動式と充電式とエンジン式がありますが、うちにあったのは、コードに接続して動かす電動式。
自宅の庭木を切るのなら、これで十分です。(延長コードは必要ですが)

アラフィフ女の私でも片手で持つことができますが、コードがひっかからないように注意して扱わなければなりません。
チェーンソーの刃が古くて木が切れるか心配だったのですが、ちゃんと切ることができました。
なんたって、今まで手動式のこぎりを扱ってきた私ですから、それに比べたら簡単・早い・ラクチンで、チェーンソーのありがたさが身に沁みました。

梅の木を切る

梅の木を根元から伐採しようと思い、シルバー人材センターへ電話をかけたのが先月。
すると、今年の分はすでに締め切ったそうで。
依頼する人がとても多く、なのに人材は不足しているとのこと。

実は春先に松の木の伐採をシルバー人材へお願いしたのですが、その時すでに私の前に10数件分の依頼があり、私のところへ来るのは10月以降だと言われておりました。

庭木の伐採にかかった費用とシルバー人材センターに依頼するメリット・デメリット
屋根を超えるような庭木の伐採は、素人ではとても無理です。 仮に、切ったところで、今度はその枝の処分にも困ってしまいます。...

さて、どうしよう。
梅の木は、樹齢40年~50年?
1階の屋根を超える枝は、もう剪定すらできず非常に込み入った状態。
ここは、毛虫たちの巣窟になっていて、さらに梅の実もあまりつかないのだから、庭の管理がしやすいように伐採することを考えていました。

しかし、チェーンソーがあるとわかったからには、とりあえず自分で切れるんじゃないか?
梅の木を半分くらいに低くして、もう実はつかなくてもいいから、梅の花がチラホラ咲く程度のオブジェとしたらどうだろう。

<今年4月撮影>

梅の木って、枝を切れば切るほど、枝や幹からぶわ~っ!と小枝が出てくるんです。
樹勢が強くて丈夫なのはわかっていますから、素人な私が半分くらいに切り詰めても、きっと大丈夫。
もしも枯れちゃったら、その時は根元から切っちゃおう。
そんな気持ちで、梅の木の剪定を始めました。

桜切るバカ梅切らぬバカ 梅の木の剪定は子育てに似ている
"桜切るバカ 梅切らぬバカ" という言葉があります。 桜は切り口からすぐに腐りやすく素人が剪定をするものではないが、梅は...

 

梅の木は、下の幹からいくつにも枝分かれした状態。
3本枝程度にカタチを整えるのが美しい梅らしいので、それを目指して剪定していきます。
高さは2Mくらいにしよう。私の手が届く範囲にして、2度と虫たちの住処にしないように。

 

直径7~8cm程度の枝も、チェーンソーで切れば1分もかからない。
すごい楽だわ~。

 

脚立に上がって、上のほうの枝をある程度切り落としてから、徐々に下方の枝を切っていきます。

 

最初は夫に切ってもらっていたのですが、途中でどうしても自分でやってみたくなり、夫と交代。
まるでチェーンソーのアトラクションでもやっているかのような気持ちで、楽しく枝切り。
ああー。楽だー。
ああー。楽しー。

 

周りはおが屑だらけ。
もちろん私もおが屑だらけ。
でも楽しくてやめられない。

 

気がつけば、こんなに枝を切り落としていました。
ここで1日め終了。

切った後が大変

翌日。庭の西側のスペース。
梅の木がどこにあるかわからないくらい、切った枝が散乱。

これらの枝を、今度は市のゴミ袋に入る長さにカットしなければなりません。
これが一番大変なんですよね。

 

細めの枝は千吉くん剪定鋏。
25mmの太さの枝まで切ることができます。

 

3cm以上の太い枝は、チェーンソーで。
足で押さえて固定しながら切らないと、枝が動いて危ないです。

チェーンソーを使って切る場所は、春先に伐採した栗の木の切り株の上で。

これは、オビカレハの卵。
梅の木によくつく毛虫なのですが、孵化すると集団でキャンプ地をつくり、それはそれは恐ろしい光景となります。
この卵のうちに枝ごと除去してしまえばいいのですが、成虫が帯状に卵を産む場所は、梅の木の上部にある徒長枝などの細い枝。

つまり、今まで手も届かず剪定できなかった場所なのです。
だから梅の木を半分まで切り詰めたかったんです。

その他にも、切り落とした枝には、いろんな種類の毛虫たちがいました。
以前の私ならば、ぎゃーっ!っと叫んで遠くに走り去っていましたが、ほんと人間って慣れると強くなるんですねー。
毛虫は足で踏んづけて、土の中へ埋めるという、ほんと我ながらびっくり。

太い枝をリサイクル

作業3日め。
枝を20~30cmの長さに切って、ゴミ袋へ入れる作業を黙々と行う。
すでにゴミ袋8個になりましたが、まだ切り分けてない大きな枝が2塊分。

手さえ動かしていれば、この作業もいつかは終わるのよね。
そして私は、梅の木が半分になりスッキリしたここの西側の部分を、草取りに悩まされないような空間に、いつか変えてやるんだ!という野望を持ちつつ。

 

細い枝と太い枝を切り分けていたら、ふとアイディアが浮かびました。

そうだ。
この太めの枝を花壇の縁取りにしたらどうだろう?
切った枝をリサイクルして花壇にできたら素敵だろうなぁ。
そんな庭の様子をイメージしながら、まだまだ作業は続きます。

もうシルバー人材に頼まなくても自分でできるじゃんっ!
Do it yourselfは、自分でやるからこそいろんなアイディアが浮かんでおもしろいんだなぁ。

しかし私。
最初は園芸の人から始まり、そして庭師から造園業。
そしてついに木こりとなりました。
いやいや、林業女子と呼んでくださいな。

コメント

  1. るり玉 より:

    こんにちは!

    はい、もう「木こり師匠」と呼ばせていただきますよ!
    チェーンソーまで使いこなされちゃーね。
    私たち花壇ボランティアの乙女たちは(ぷっ)木の伐採なんて無理~。
    用務員さんにお任せよv(・∀・*)

    梅の木、虫の心配が減ってよかったですね。
    しかも費用0円って凄い!
    やりましたね~パチパチ(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

    先日の防草シートのこと。
    中学校はむき出しのまんまです(≧∇≦)
    ただ草を押さえてるだけ。
    グランドカバープランツは、防草シートを敷けないところなどに
    地道に植えてます。
    少しずつ増えていくのを「頑張れー雑草に負けるなー」と応援しながら待つの。
    あれやこれや試行錯誤の乙女たちです(笑)

    • そらはな より:

      るり玉さんへ♪
      ということは!
      私、用務員の仕事もお手伝いできるんですねー。わはははは。
      防草シートは、とりあえず敷いて雑草が生えないようにするのにも役立つんですね。
      むき出しのままだと耐年数はどれくらいなんだろうか?
      いろんなことが気になる乙女です(←私)

  2. とも より:

    親方〜〜!とうとうチェンソーが出動ですか!
    五十肩を通り越して、ムキムキマッチョになったらとびっくりしています。
    ほんとにそらはなさんの行動力には、驚かされます。

    今回は、根元からの伐採ではなかったようですが、伐採した根っこのお話です。
    うちにも虫がついて立ち枯れた大木がありました。危ないので、根元から切りました。それから10年近くそのままにしていたのですが、地中の根が分解されて無くなりました。
    根が無くなったところが空洞になり、雨にさらされてポッカリと陥没してしまいました。
    畑とか地表に建物が無ければよいのですが、小さな建物があったので、それが傾いてしまいました。土木屋さんに頼んで、地面を固めてもらいました。木の根っこは、地面を支える役割もあることを初めて知りました。

    • そらはな より:

      ともさんへ♪
      一応「林業女子」または「林ガール」を名乗る者ですが、このさい親方でもなんでもOKです。
      五十肩、たぶん今が一番手があがらなくて、しかも朝起きたときは指先がしびれているような感覚なんですよ。
      それなのに、一心不乱に庭仕事をしているときは、五十肩のこと忘れてるんですよね。たまに不意に腕を後ろ側にひねって「がぁぁぁぁっ!」となりますが(^^;)
      そういえば、我が家の北側にある切り株も10年以上たって朽ち果てました。まだ根っこは残ってますが、中央付近からボロボロになってきてます。
      そっかー。建物付近の木の根っこは、そのままにしておくと危ないのですね。良い情報を聞きました。ありがとうございます。
      木について、まだまだ勉強せねば!
      私はどこを目指しているんだろう・・・(*’▽’)