「週末は、何をして過ごそう?」
10年前の私は、そんなことをよく考えていました。
もし今、あの頃の自分に声をかけられるなら、こう言ってあげたい。
大丈夫。やることは、たくさんあるよ。
サッカー一色だった、わが家の週末
長男も次男も、高校卒業までサッカーを続けていました。
わが家の週末は、ほぼグラウンドか体育館。
私の時間も、家族の時間も、自然とサッカー中心の暮らしでした。
最初の頃は、送迎や試合の応援に時間を取られるのが、正直つらいと感じることもありました。
けれど不思議なもので、いつしか子どもの試合が待ち遠しくなっていたのです。
親同士の絆が生まれた時間
親同士のつながりも生まれました。
勝てば祝勝会、負ければ残念会。
集まっては、サッカーの話で盛り上がる週末。
特に次男のサッカー仲間は、小学生の頃から同じメンバー。
一緒に成長してきた時間が長かった分、親同士の絆も自然と深まっていきました。
最後の試合の日、親が感じた空白
だからこそ、次男が高校3年生で最後の試合を終えた日。
私たち親同士は、少し真剣な表情で語り合ったのです。
「これから、週末は何をして過ごす?」
「……急に、何もやることがなくなるよね」
小学生の頃から毎週のように、試合や練習に付き添ってきたのは、子どもだけでなく親も同じ。
サッカーに明け暮れた週末が終わったあと、ぽっかり空いた時間をどう過ごせばいいのか、本気で悩みました。
あれから10年、暮らしは静かに変わった
あれから10年。
3人の子どもたちは社会人となり、県外で暮らしています。
夫も私も、まだ仕事はしていますが、休日はすっかり自分のための時間になりました。
この10年という年月は、子育てに追われていた日々から、少しずつ私を解放してくれました。
そして、自分のために丁寧に暮らす方法を探すには、十分すぎるほどの時間でもありました。
自分をご機嫌にする、ささやかな楽しみ
花や野菜を育てるポタジェガーデンが趣味になり、家の中を、より暮らしやすく、心地よく整えることも、いつの間にか楽しみのひとつになりました。
だから今では、何も予定のない休日が、楽しくて仕方ありません。
日々の暮らしの中には、自分をご機嫌にする小さなことが、たくさんあります。
やらなくても困らない、でも心が整うこと
いつも使っているコードレス掃除機を、少し丁寧に拭いてみる。

掃除機の掃除ってなかなかやらないよね
キッチンやお風呂場の排水溝パーツを、漂白剤につけて磨いてみる。

キッチンハイターにつけておくだけで驚くほどきれいになる
ハナやむぎのケージを分解して、隅々まできれいにする。

ケージ分解掃除中
やらなくても困らないけれど、やれば、不思議と気持ちがすっと整うこと。
そんなことが暮らしのなかにはたくさんあふれています。
「何もない週末」は、怖いものじゃなかった
毎日を充実させるって、なにも特別な予定をたくさん入れることではありません。
誰かのために走り回っていた日々を終えて、今度は、自分の暮らしに静かに目を向けること。
そんな何気ない時間が、
「私は、ちゃんと生きている」と
そっと教えてくれます。
10年前の私は、
“何も予定のない週末”を想像して、不安に思っていました。
でも今なら、はっきりわかります。
何もないのではなく、ようやく、自分の時間が戻ってきたのだと。

ハナもご満悦
10年前の自分に心から言ってあげたい。
家にいても、やることはたくさんあるよ。
静かだけれど、あたたかくて、
ちゃんと、幸せな時間だよ。
そして、これからの時間を、もっと心地よく過ごすために、暮らしの大きさそのものを見直す──

屋根がなくなってたー!
減築リノベーションという選択に、自然に気持ちが向かっていったのも自然なことでありました。


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